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旅行記:アメリカ国立公園(世界自然旅)

14.本当の絶景ポイント (2003/6/5:晴

 峡谷遡上

 本日も好天に恵まれたので、いろいろと寄り道しつつ、昨日以上の絶景が期待できるオブザベーション・ポイント(Observation Point)に向かう。所要5時間、行程12kmと、日帰りにしては長丁場だが、昨日は期待を裏切られただけに、今日は楽しみだ。

West Temple
キャンプ場付近から望むウエスト・テンプル

 まずはバスに乗ってザイオン・キャニオンを遡上し、エンジェルス・ランディングを左手に見過ごしてウィーピング・ロック(Weeping Rock)前で下車。朝早く、まだ静寂に包まれた中を歩き始める。

 最初に目指すウィーピング・ロックへは、1kmにも満たない道のり。気楽に歩いていくと、すぐにそれらしき岩が見えてきた。確かに、岩の上から水が滴り、清涼な感じだが、景色はそれほど良くない。まぁ、ウォーミング・アップだということにしておこう。

  元の道に戻り、途中から改めて登り始め。しばらくはつづら折の道が続くが、まだそれほど暑くないので、体力の消耗はあまりない。気がつけば、ビッグベンド(Big Bend)越しにカテドラル・マウンテン(Cathedral Mountain:2112m)がデンと迫り、なかなかの景観だ。分岐を右に入ったら、ヒドゥン・キャニオン(Hidden Canyon)を奥へ奥へと歩いていく。後ろの白い岩山はますます迫力を増し、人もいなくて快適。岩盤を登っていくと見晴台もあって、休むのには好都合である。

Cathedral Mountain
カテドラル・マウンテン

  リーフレットの地図では、ここでほぼトレイルが終わっているのだが、道はまだ続いていた。どこまでいけるのだろう、と踏み跡をさらにたどっていくと、徐々に狭い峡谷へと入り込み、やがて道は見当たらなくなってしまった…これ以上踏み込むのは危険そうなので、ここであえなく撤退し、本来の道へと戻っていった。

 圧巻の絶景

 先の分岐に戻ったら、いよいよオブザベーション・ポイントに向けて歩く。しばらくは覆いかぶさるようなケーブル・マウンテン(Cable Mountain:1980m)を見上げながらエコーキャニオン(Echo Canyon)を進み、洞窟のようなところで小休止。そこからは日なたの登り道となるが、傾斜はそれほどきつくないので、着実に歩を進めていった。

  やがて分岐に差しかかり、これを左折すると、本格的な登りとなる。かなり巻きながら登っているので、相変わらず傾斜はきつくないのだが、陽の強さと暑さで少々バテ気味だ。だらだらと登っていくと、次第に崖の片側を歩くようになり、景色も急速に開けてくる。こうなれば気分は良い。前方には崖の先端、目指す展望台も見えてきて、ますます快調になっていった。

 雄大な景観の中、気分良く歩いていくと、ますます展望が開けてくる。ここまで来ればもう一息。何人かの人たちを追い抜きながら近づいていき、ついに目的の場所に到達。ザイオン・キャニオンが一望のもととなり、素晴らしいの一言。エンジェルス・ランディングからの景色よりも、はるかに雄大である(200m以上標高が高いので、当然だが)。

Observation Point
オブザベーション・ポイントからの絶景

  周囲には数人の先客がいたものの、皆騒ぎ立てず静かで、この圧巻の絶景をそれぞれに堪能している。景色ももちろんだが、それを見る人たちのマナーという点でも、こここそ本当の絶景ポイントなのだ。

 しばらくこの絶景ポイントで眺めていると、最初は人がどんどん帰ってますます静かになったが、ほどなくして後続の人たちが現れ始めた。1時間もいればもう満足だったので、昼食を取ったら帰路についた。

 旅のスタイル

 帰りは登り以上に景色を楽しみながら下り、無事にバス停まで歩き終える。下はさすがに大混雑で閉口したが、アメリカの国立公園はたいてい混んでいるので、もう慣れっこになってきた。

 と同時に、疑問に思えてきたのは、自分の旅のスタイルについてだ。自分自身は非常に楽しいのだけれど、あまりにも他の日本人観光客とかけ離れている気がしたのである。この日も、下界に下りると日本人の団体客と遭遇したが、私が行こうとするようなところでは、日本人を見かけることはない。白人は結構いるのだが…なんだか自分が変人のような気がして(きっとそうなのだろうが)、このまま旅をしてよいものか、疑問に思うようになってきた。

Zion Canyon
帰路のバスより

 そんな悩みを抱えながらも、次に目指すのはナローズ。バージン川の上流部を、そそり立つ岩壁に囲まれながら、ジャブジャブと歩いていくコースである。ビジターセンターで確認すると、ここは源流部から歩くこともできるのだが、やはり丸1日はかかってしまう。スケジュールミスにより、残りは明日半日しかないので、ここは泣く泣く断念。単純往復のコースを取り、時間の許す限り上流に翻ることにした。

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