検索 Google
五輪館
Back|Next
旅巧館旅行記北米>アメリカ国立公園
アメリカの国旗

旅行記:アメリカ国立公園(世界自然旅)

12.湖のキャニオン (2003/6/2:晴

 キャニオン・クルーズ

 今日はレイク・パウエルをクルーズし、レインボー・ブリッジを訪れる。このボート・ツアーはグランドキャニオン滞在中に予約をしておいたので、後はチェックインを済ますだけ。早起きしてワーウィープ・マリーナ(Wahweap Marina)に出向き、手続きをするが、まだ早すぎて受け付けてもらえない…しばらく待機し、出発間際になって受付開始。結果的には問題なく搭乗することができた。

 ボートは湖上をゆっくりと進み、上流部へと航行していく。ここはグランドキャニオンに湖を湛えたようなところで、所々現れる岩壁が印象的だ。特に目を引くのが、岩肌の鮮やかさ。水の影響を受けているからか、赤、茶、白と、地層による色の違いがくっきりしている。

Lake Powell Cruise (1)
奇岩が現れる

Lake Powell Cruise (2)
変化に富んだ景観が広がる

 水路に沿って、時折蛇行しながら進んでいくが、適度に景観が変わるので飽きることはない。時折すれ違うモーターボート、水上スキーなども楽しい。奥に進むにつれ、峡谷の幅は徐々に狭まり、やがて右折して一層狭いところに入っていく。いよいよ近いのだろうか…両側には岩壁が聳え、そこを縫うように航行していった。

Lake Powell Cruise (3)
まさに「水をたたえたグランドキャニオン」

Lake Powell Cruise (4)
岩肌の色の違いが見事

Lake Powell Cruise (5)
次第に峡谷が狭まってきた

  もうじきレインボー・ブリッジの登場、と思いきや、その前に船が停泊場に着いてしまった。写真では、レインボー・ブリッジのすぐ近くまでダムの水があったので、そこまで行けるのかと思っていたが…とにかく、目的の場所は、ここからさらに20分ほど歩かないといけないとのことで、皆ボートを降りて、歩くはめとなった。

 芸術のブリッジ

 私は一刻も早くレインボー・ブリッジを見たかったので、競歩選手に負けないほどの早歩きで歩き、瞬く間に先頭に立った。既に結構な暑さのため、後続はあっという間に見えなくなったが、構わず先を急ぐ。時々先客とすれ違ったが、前をゆく人は見えない。そして、ついにレインボー・ブリッジが正面に登場。水位が下がっているらしく、ダムの水はここまで来ていないが、さすがに見応え十分だ。

Rainbow Bridge
レインボー・ブリッジ

 とりあえず1枚写真に収めたら、これがどれほどの大きさか実感するため、ブリッジの真下を目指す。トレイルはブリッジのすぐ手前で終わっていて、そこにはレンジャーが一人ぽつんと立っていた。高さ88m、差し渡し84mもある世界最大のナチュラル・ブリッジだけあって、見上げると実に大きい。そして、実に美しい!

  この芸術の橋を眺めていると、後続がどんどんやって来て、レンジャーは待ってましたとばかりに説明を始めた。それからも続々とやってくるが、1時間ほどの猶予では十分ではなく、遅れてきた人ほど、写真を撮ったらすぐに引き返していく。私も去りがたいのは山々だったが、次第に時間が迫ってきたので、最後の一人になったところで意を決して帰路についた。

 無事時間間際に戻ったら、ボートは予定通りに出発し、元来た道を引き返していく。後は2時間ほどのクルーズを楽しんで、昼過ぎにマリーナに戻ったのであった。

  グレンキャニオンを満喫したところで、今度はグランドキャニオンのノースリムに向かう。車で再び疾走し、分岐を右に入ってしばらくすると、コロラド川を渡る。この辺りはマーブル・キャニオンと呼ばれ、ちょっとした休憩ポイントになっているので小休止。橋を渡ってコロラド川をじっくり眺める。そして、奇岩が乱立するところなど、ちょくちょく寄り道しながらドライブ。標高をあげていくと、これまでの赤茶けた大地から、林の中に吸い込まれていった。ジャコブ・レイク(Jacob Lake)から南に入り、森の美しい高原地帯を抜けると、公園ゲートが現れた。本日泊まるNorth Rim Campgroundに着いたのは夕方。ここも広々としたキャンプ場で、人が少なく良いところだ。

Marble Canyon
マーブル・キャニオンにて

 ノースリム探訪

 そして翌朝、例によって早起きしてノースリムの展望地を訪れる。陽の昇り始めとともに歩き始めると、さっそく雄大な景色が目に飛び込んでくる。しばらく佇もうかと思ったが、そこではカップルが愛を確かめ合っているので、先端のブライトエンジェル・ポイント(Bright Angel Point)を目指すことにした。

  ロッジの脇をすり抜け、さらに歩くと狭い道となるが、展望台には10分ほどで到着。ちょうど先客が帰ったところで、ほとんど人がいない。展望の良い岩の上に上がり、周囲を見渡す。もう何度も見たような景色だが、やはり良いものは良い。

Bright Angel Point
ブライトエンジェル・ポイント

 ひとしきり展望を満喫したところでキャンプ場に戻り、車で一路ケープ・ロイヤル(Cape Royal)を目指す。道の終端に車を置き、展望台まで歩いていくと、目の前に屏風のような岩山が見えてきた。おまけに誰もいないので、ここはしばらくのんびりと過ごし、静かな一時を味わった。

Cape Royal
ケープ・ロイヤル

 多少人が増えてきたところで撤退し、ルーズベルト・ポイント(Roosevelt Point)などの展望地に寄り道しながら、北へと翻っていく。そして、最後の見所となるポイント・インペリアル(Point Imperial)に到着。この頃にはさすがに観光客が増え、結構な賑わいであったが、展望台から見る、突き出たヘイデン山(Mt Heyden)は印象的であった。

Roosevelt Point
ルーズベルト・ポイントより

Point Imperial
ポイント・インペリアル

  こうしてグランドキャニオンを一通り周ったが、さすがは世界有数の観光地、見所満載であった。ただ、事前のイメージを覆すほど感動的でもなかったのだが…ともかく、これで心置きなくこの地を後にし、ジャコブ・レイクを越えて、さらに北へと車を走らせた。

Page Top
Copyright © gorinkan.org All Rights Reserved.