検索 Google
五輪館
Back|Next
旅巧館旅行記北米>アメリカ国立公園
アメリカの国旗

旅行記:アメリカ国立公園(世界自然旅)

6.大峡谷との対面 (2003/5/26:晴時々曇

 レンタカー生活開始

 明けて24日、今日からはレンタカーでグランドサークル(Grand Circle)を周遊することになる。グランドキャニオンをはじめとした赤茶けた大地がどんな感動をもたらしてくれるのか、とても楽しみだ。

 まずはレンタカーのオフィスを目指す。バスを利用して近くまで迫るが、さすがはラスベガス、あちこちに超豪華なホテルが立ち並んでいる。あっけに取られながらバスを降り、後は歩いて向かうが、お目当てのオフィスが見当たらず、しばらく辺りをウロウロさ迷うはめに…なかなか見つからなかったが、住所を頼りに捜索し、最後はカジノを突っ切った先のホテルの一角で、どうにか発見することができた。

 数人の待ち行列を耐え忍んだら、用意しておいたクーポンを手渡す。今回は1ヵ月あまりの長丁場、5週間分を渡すと、それを見たスタッフは「フッ」と鼻で笑っている。なんだその態度…そんなに長く借りるのが悪いのか、こっちだって好きで20万円も払っているんじゃない!と内心思ったが、そこは耐えて車をゲット。颯爽と街に繰り出していった。

  とはいえ、右側通行は初めてなので、最初はいささか緊張気味にスタート。常に右側、右側…と頭に入れて運転する。しかし、流れに乗ってしまえば問題はなく、交差点で多少注意をすればよい程度であった。

  こうしてラスベガスの街を抜け、快調に走っていく。フーバーダム(Hoover Dam)では多少渋滞に巻き込まれたものの、その後はいたって順調で、荒野を延々と疾走する。やがて本日の宿泊地、キングマン(Kingman)に到着。Kingman Days Innにチェックインしたら、買い物と食事を済ませ、さらに室内電話もあったので、作成した旅行記をアップロードして眠りについた。

 連休の悲劇

 キングマンからは、もともと、100kmほど先のHualapai Hilltopから徒歩でハバスパイへ、1泊2日で訪れようと思っていたのだが、これは旅行会社のミスで駄目になってしまった。しかも、この週末はメモリアル・デーの3連休。グランドキャニオン内は大変な混雑が予想されるので、今日は近くのウィリアムズ(Williams)まで移動するだけである。

 快適な高速道路を突っ走り、2時間ほどで無事ウィリアムズ着。Williams Days Innにチェックインして終了…ではあまりにもったいないので、荷物を置いたら、近くのセドナ(Sedona)に行ってみることにした。ここは、ハバスパイの代わりにと、旅行会社が教えてくれたスポットである。

 再び高速に入り、フラッグスタッフ(Flagstaff)からは一般道を南に下っていく。最初は単調な森の中を進むが、まもなく急峻な渓谷を走るようになり、縫うようにして下降していく。が、傾斜が緩んだところで、見事に渋滞に巻き込まれてしまった。まさかこんなに混んでいるとは…アメリカの連休は侮れない。

  しばらく我慢していると、駐車場を抜けて渋滞は解消されたが、その先もまたすぐ渋滞…ノロノロ運転で進むと、やがて視界が開け、赤茶けた岩山が見えてきた。もうすぐセドナなのだろう。だが、その先を見渡しても、渋滞は延々と続いているし、極端に動きも遅くなってしまった。おそらくあの谷の下にセドナの街があるのだろうが、この調子ではいつ到着できるかわからない…2時間耐えたところでギブアップし、大人しく引き返したのであった。

Sedona Rocks (1)

Sedona Rocks (2)
セドナの岩山

  渋滞の車を尻目に元の道を引き返し、暗くなる前に宿に帰着。傷心と疲労を抱えてパソコンを使おうとすると、おやっ、起動しないではないか。何度も何度も試してみるが、一向に立ち上がる兆しはない。最近調子が悪かったとはいえ、昨日までは使えたというのに…こうして、愛用のPCは北米旅行中、ただの箱と化したのであった(不幸中の幸いは、作成しておいた旅行記を昨日アップできたことだ)。

 ご対面!

 そして、週明け月曜日。いよいよ待ちに待ったグランドキャニオン入りである。まずはトゥシヤン(Tusayan)へ北上し、ここのアイマックス・シアターでナショナル・ジオグラフィック制作のビデオを鑑賞する。思いのほか混んでいて驚いたが、ビデオは結構な迫力。給油を済ませたら、ついに公園内へと入り、予約しておいたMather Campgroundに向かった。

 キャンプ場に入場し、指定の場所にやって来ると、そこは1人ではもったいないほど広大な敷地が広がっていた。キャンプ場というと、狭いスペースをぎゅうぎゅうに詰め込むイメージがあったが、さすがアメリカ、スケールが違う!

  さっそく1人用テントを組み立てたが、なにか寂しい…スペースに比して小さすぎるのもそうだが、周りを見渡すと、大きなキャンピングカーばかりで、こんな小さなテントを置いている人は見当たらないのだ。明らかに浮いている…でも、今さらどうすることもできないので、他人の目は気にしないことにした。

  これで昼過ぎ、すぐにでもグランドキャニオンと対面したいのはやまやまだったが、美しいのは朝夕の時間帯なので、それまでは我慢して見ないことにする。しばらくのんびりし、買い物などで時間を潰したら、いよいよ始動。無料のシャトルバスを活用して、最初の展望地、ヤバパイ・ポイント(Yavapai Point)へ向かった。

 この展望台は、1540年、西洋人として初めてグランドキャニオンを「発見」した人たちが、この大峡谷と対面した場所なのだ。感動を高めるため、展望台へ向かう道ではあえて下を向き、この絶景を見ないようにする。そして、展望台に到達…ついに顔を上げると、おぉ、確かに大峡谷が広がっている。これがかの有名なグランドキャニオンだ! が、あまりにメディアで得た予備知識が多すぎるのか、「大感動」というほどではない。良くも悪くも見たまんま…すごいことに変わりはないのだが。

Yavapai Point
ヤバパイ・ポイントからのグランドキャニオン

  その後はしばらく崖の淵に沿って、サウスリム・ビレッジ(South Rim Village)まで歩いていく。途中は意外に静かなもので、行き交う人の少ない中、思う存分峡谷の景色を楽しむことができる。しかしビレッジが迫ってくると、とたんに観光客が増え、大変な賑わいだ。世界有数の観光地ゆえ仕方ないが、これには参ったので少し引き返し、途中のグランディア・ポイント(Grandeur Point)から夕景を眺めて、すごすごとキャンプ場へ戻ったのであった。

Grandeur Point
グランディア・ポイント付近より

Page Top
Copyright © gorinkan.org All Rights Reserved.