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旅行記:南部アフリカ(世界自然旅)

68.最後の妥協 (2005/5/12-13:晴後曇時々雨

 完全な移動日

 明けて12日、感動のナミビアに別れを告げて、最後の訪問国・南アフリカに入る。ここまで来ると、この旅もいよいよ最後だと思えてくるが、滞在はもう残り1週間ほどだ。悔いを残さぬよう過ごさなければ…

 スプリングボック(Springbok)まで南下したら小休止で、買い出しなどを行って再び南下する。道中には不毛のナマクアランド(Namaqualand)が広がるが、ここが8~9月の一時期、一面のお花畑になるというから不思議だ。死ぬまでに一度見てみたいものである。

 トラックは、ビターフォンテン(Bitterfontein)の手前で昼食を取ったほかは延々走り続け、やがて左手にセダーバーグ(Cederberg)の山並みが見えてきた。いつの間にか雲に覆われるようになったが、この辺りはちょうど雨季に入ったところなので止むを得ない。今日が最後のキャンプなので、雨が降らないことを祈るのみだ。

Cederberg Mountains
セダーバーグを望む

  と、ここで車は道を外れ、キャンプ場に入っていった。てっきりセダーバーグ野生保護区(Cederberg Wilderness Area)でキャンプすると思っていたが、どうやら今日は完全な移動日らしい。着いたのは温泉付のキャンプ場のようだが、何台かのトラックが止まっているので、きっとオーバーランド・トラックツアーの常宿なのだろう。もう暗くなってきたので、さっそくテントを組み立てて、準備を整えた。

  しかし、まもなく雨がポツポツと降り出し、やがて本降りになってしまった。慌ててテントにシートをかぶせるが、すっかり濡れてしまい、次のツアーで使用する人には申し訳ない。食事時も降ったままで、かなり居心地の悪い状態になってしまった。

  でも、しばらくで雨は止んだので、食後は皆で水着を持参し、温泉プールに入る。リラックスするには最適だが、ツアーリーダーなどは何度もプールに落とされ、もう大騒ぎだ。私は巻き込まれたくなかったので、目立たぬよう大人しくして、時には隠れて難を逃れたが、賑わいは遅くまで続いた。

 ワインセラー巡り

 翌日は、日の出前に起床してテントをたたみ、早めに出立する。と言うのも、10時半からワインセラーを巡るツアーに参加するので、それに間に合わせる必要があるのだ。私は酒が好きではないので、本当は気乗りしなかったが、これが事実上最後のメニューで、他のメンバーは漏れなく参加するとあっては、妥協せざるを得なかった。

 車は順調に南下を続け、10時過ぎには無事ステレンボッシュ(Stellenbosch)に到着。Stumble Innにチェックインしたら、まもなくツアーが始まった。話によると、今日は4つのワインセラーを訪れるらしい。そんなに寄って、お腹は持つのだろうか…

  すると、さっそく最初の醸造所に着いたので、案内に従って発酵タンクや醸造所などを見学。そして試飲が始まったが、ここでは好きなものを3種類選んで飲めるとのこと。まだ先は長いので、最初は抑え目に行こうと思っていたが、他のメンバーが勧めてくれるものだから、早くも限界…3杯目は飲み干すことすらできず、先が思いやられる展開だ。

Wine tasting
ワインを試飲中

 続いて2軒目にやって来ると、こちらもやはり自由に3杯選べるとのことだが、嬉しいことにチーズも選び放題だ。このままでは持たないとわかっているので、チーズを中心に試食するが、これが結構美味しい。ワインはそれぞれ口に含む程度に抑えて、この難局は乗り切ることができた。

  こうして前半を終え、別のレストランで昼食を取ったが、このままではとても持ちそうにない…なんとかやり過ごしたいものだが、無事終われるだろうか。

 無理なものは無理

 3軒目は丘の上にあるワインセラーで、眺めが素晴らしいところである。ここでもやはり、3種類が選べるとのことだが、既に3杯も飲めるような状況ではないので、景色を眺めるふりをして外に出る…が、他のメンバーがわざわざグラスを持って来て、私に飲ませようとするではないか。ここまで来るともう、余計なお世話というより嫌がらせだ。

  仕方ないので1杯はいただくが、その後も隙を見ては飲ませようとするので困ったもの。なんとか2杯で勘弁してもらったが、個人的にはもう十分すぎるほどだ。

 しかし、最後に訪れたワインセラーは大規模なところで、ご丁寧にも6杯のワインが既に用意されている。とてもじゃないが、こんなに飲めるわけがない…どんなに頑張っても、無理なものは無理なので、それぞれ一口ずついただいたら、残りは同席の女性に差し上げて、やっとの思いでツアーを終えたのであった。

Wine table
こんなにいらない…

 夕食は宿でBBQパーティーがあるので、そちらでいただくが、今日はツアー最後の夜、しかもツアーリーダーにとっては最後のお仕事(これをもって辞める)ということで、彼女の親兄弟も集まって、盛大にお祝い。そして、食事を終えたら街中に繰り出した(これも乗り気ではなかったが、最後なので妥協した)。

  皆でぞろぞろと歩き、向かったのはナイトクラブだったが、個人的には全く馴染みのないところ(行ったのは初めて)で、どうしたら良いのかわからない…他のメンバーは踊りまくってノリノリだが、そんな失態はできないので、私は誘われても断固拒否。結局2軒をハシゴしたが、私は終始眺めるだけで、深夜12時過ぎになって、ようやく監視の目を盗んで帰宿することができた。他の人たちは明け方まで盛り上がったそうだが…

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