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旅行記:南部アフリカ(世界自然旅)

59.モコロの旅 (2005/4/28:晴時々曇

 オカバンゴへ

 マウンからは、1泊2日でオカバンゴ・デルタ(Okavango Delta)を訪れる。ここはオカバンゴ川(Okavango River)がカラハリ砂漠(Kalahari Desert)に吸い込まれ、内陸デルタを形成する地帯。その湿原の美しさと豊かさから「カラハリの宝石」と称えられており、数多くの野生動物の棲み処としても知られている。

  ただ、ベスト・シーズンは7~9月と言われており、時期的にはまだ早く、デルタの水量は多くないとのこと。ちょうど雨季が終わったところなので若干期待していたのだが、どうやら上流のアンゴラ(Angola)からオカバンゴまで流れてくるには、さらに1ヵ月以上必要らしい。残念だが、こればかりは仕方ないところだ。

 さて、専用のサファリカーがやって来たところで、荷台の席に座り出発する。マウンを抜けるとまもなく、未舗装路を走るようになるが、この辺りは単調な景色が続くばかりで、面白みがない(途中の集落で、子供たちが面白がって踊っていたのは妙に印象的だったが)。ただただやり過ごすしかなかった。

 すると、しばらくでバッファロー・フェンス(Buffalo Fence)が登場した。ここを越えると、いよいよオカバンゴだと言ってよい。現地の人を数名乗せたらフェンスを通過して、さらに奥へと進んでいった。

  しかし、いくら周囲を見渡しても、野生動物は見当たらない…途中でライオンの足跡を発見したものの、実物を目撃することは叶わず、結局なんの動物を見ることもなく、舟乗り場に到着してしまった。期待していなかったとはいえ、何もないとは…

 モコロで移動

 ともあれ、ここからはモコロ(Mokoro)と呼ばれる丸木舟に乗り換えて、キャンプ場に向かう。これはオカバンゴを象徴する舟旅で、2人1組で乗り込むらしい。舟によってはかなり粗末な造りだが、イギリス人の男(40歳ぐらいの人)と一緒に吟味し、安定性の高いものに乗り込んだ。

 準備が整ったら出航し、水面を滑るように進んでいくが、これはなかなか気持ち良いものだ。水量が十分でないので、かなり草木が生い茂っているところもあるが、周辺には蓮の花も咲いていて、旅気分を味わうことができる。のんびりと進むのが何とも心地よかった。

Okavango flower
蓮の花が咲く

Mokoro
モコロでのんびり進む

 やがて流れが広くなり、視界も開けて快適な旅路になってきた。ところが、ここで再び狭い流れに入ったと思ったら、もう終了だという。なんだ、たかだか20分ぐらいしか進んでいないではないか…かなり消化不良だが、ここは諦めざるを得なかった。

  こうしてあっさり舟旅を終え、荷物を持ってキャンプ場に上陸するが、思いのほか狭くてテント用のスペースもろくにない。聞けば、既に他のところは押さえられているそうで、どうしようもないらしい。1泊だから良いものの、ちょっと期待外れ続きだ。

  ここで昼食を取ったら、後は夕方にウォーキング・サファリをするだけとのこと。若い女性陣は歩きたくないらしく、半分ほどの人数で出かけることになったが、それまでは自由時間なので、特に何もすることなく過ごしたのであった(野獣がいるので勝手に出歩くわけにもいかず、何もできない…)。

Walking Safari
ウォーキング・サファリの様子

 歩きで忍び寄る

 そして、3時になったところで出立し、ガイドに従って歩き始める。まもなくインパラの群れが遠望できるようになったが、あまりに遠いうえ、早くも逃げられてしまったので、どうすることもできない。車なら間近に迫れるが、歩きだとさすがに敏感だ。

 すると、今度はライオンの足跡を発見。それに従って忍び寄ると、前方にライオンを発見したらしい。まだ遠過ぎて確認できないが、これから周り込んでみるというので、ガイドの勘を信じて歩いていった。

  が、歩けど歩けどライオンは見当たらず、結局見失ってしまったようだ。こちらの気配を察したのか、それともガイドのレベルが低いのかはわからないが、歩きで忍び寄るのは難しいものである。

 そこで、今度は改めて奥に歩いていくと、30分ほどでゾウを発見。その奥にはシマウマの群れもおり、早くもこちらを警戒している。ガイドが言うには、さらに先にはセーブルアンテロープ(Sable Antelope)がいるらしいが、肉眼では識別不可能。とりあえず、少しずつ間合いを詰めていくとしよう。

Elephant at Okavango
脱糞中のゾウ

  ちょうどシマウマの群れとの間にゾウがいるので、襲われないよう警戒しながら進むが、ゾウは森で食料調達を始めたので、ゆっくりとシマウマに迫っていく。距離が縮まるにつれ、シマウマも少しずつ遠ざかっていくが、粘り強く歩いて、ようやく一定程度の近さに迫ることができた。

Zebra at Okavango
シマウマの群れ

  気がつけば、先ほどのゾウは移動を開始しており、我々が歩いてきた跡を横断していく。そして日の入りが迫り、これ以上の成果は難しくなったので、この様子を見守ったら帰途につき、キャンプ地へと戻っていった。

Okavango sunset
太陽が沈んでいく

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