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ザンビアの国旗 ジンバブエの国旗

旅行記:南部アフリカ(世界自然旅)

55.体感する滝 (2005/4/22:晴時々曇

 まずはザンビア側から

 空からの俯瞰を終えたら、続いて滝を間近に眺めることにする。滝はザンビアとジンバブエの国境に位置するが、虹のかかる時間を考慮すると、午前中はザンビア側、午後はジンバブエ側が良いらしい。そこで、まずは国境を越えてザンビア側から迫ることにした。

 出国審査を終えて国境に向かうと、水煙が雨のように降ってきて、さっそく洗礼を浴びてしまった。そして、ビクトリア・フォールズ大橋(Victoria Falls Bridge)を渡ると、左手には滝が見えてくるが、ここも煙って良く見えない状態だ。さすがに凄い…

Victoria Falls from the bridge
橋から滝を望む

 こうしてザンビア側に渡り、日帰りビザで入国したら、続けて滝へのゲートをくぐる。とりあえず左手の道を進んでみると、不覚にも橋の方に向かってしまい、結局橋からと大差ない眺めになってしまった。どうやら滝に近づく道ではないので、ここはすんなり引き返していった。

 改めて滝への道に入ると、まもなくイースタン・キャタラクト(Eastern Cataract)が迫って見えてきた。が、戻ってくる観光客はびしょ濡れだし、ここで雨具も貸し出しているので、この先はかなり濡れるらしい。私も雨具を着込み、万全の体制で突入していった。

Eastern Cataract
イースタン・キャタラクト

  すると、橋を渡るところで水飛沫を浴びまくってしまい、急いで森の中に逃げるが、ここはもう雨季状態だ。崖の淵に出る道があるが、そこを歩こうものなら、びしょ濡れにならざるを得ない。目の前には轟音とともにアームチェア滝(Armchair Falls)が落ちているが、それすら煙って良く見えない。隙を狙って撮影を試みるが、とにかく凄い迫力だ。

Heavy falls
凄まじい流れだ

Armchair Falls
アームチェア滝

  すっかりびしょ濡れになりながらも、先端まで歩き、まさに滝を「体感」。早くも消耗してしまったが、滝の迫力は十分に感じることができた。

Victoria Falls Bridge
ビクトリア・フォールズ大橋

 虹の架かる滝

 いったん鉄橋側の眺めを得たら、元の道を戻り、無事豪雨地帯を脱出。やれやれ、これで一安心だが、よく見ると上流に向かって道が延びているではないか。ここまで来て見逃すわけにはいかないので、今度はそちらにも足を向けてみよう。

 すると、滝側に周り込んだところで、さっそく虹が見えるようになった。奥の方は完全に煙っているが、両側が険しい断崖になっているのが良くわかる。これだけ水煙が上がっていれば、びしょ濡れになるのも当然だ。

Victoria Falls from Zambia
険しい断崖になっている

 こうして、結局上流部を少し歩いたところで引き返し、ザンビア側の観光は終了。若干の闇両替(今回はUS$1=Z$18,000で妥結)を済ませたら、出国手続きをしてジンバブエ側に戻っていく。橋の上ではバンジージャンプがちょうど行なわれていて、見る分には面白そうだが、とてもやる気にはなれなかった。

  そして、あっさりと入国審査をパスしたら、続いてジンバブエ側の公園に入っていく。ただしまだ昼時で、虹を見るには早かったので、中に入ったらベンチに座り、腹ごしらえなどをしてのんびり過ごした。

  ここで1時間ほど時間稼ぎをしたところで、いよいよ滝に迫る(もう少し遅い方が綺麗だろうが、まもなく混み出すことは明らかだ)。最初は、最も西にあるデビルズ・キャタラクト(Devil's Cataract)に迫るが、この辺りはそれほど水飛沫がひどくなく、虹付きで悠々と眺めることができる。滝の奥は見えないものの、思いのほか激しくないようだ。

Victoria Falls from Devil's Cataract
デビルズ・キャタラクトより

 再びのずぶ濡れ

 リビングストン像(Livingstone Statue)まで歩いたら引き返し、今度は東に向かって歩いていく。まもなく、左手にデビルズ・キャタラクトが迫り、その先ではメイン滝(Main Falls)が見えてくるが、どちらも轟音とともに流れ落ちて、圧巻の眺めだ。特にメイン滝は、名前の通り中心的な滝で、激しさとともに美しさも持ち合わせていて、虹とともに素晴らしい。

Main Falls
メイン滝と虹

 ところが、この先の森を抜けると、急に水飛沫が激しくなり、メイン滝を間近に望もうとすると、煙って良く見えないうえ、激しい飛沫に見舞われてしまった。これはこの先、かなり手強そうだ。

  そして案の定、ここからは完全に雨と化し、ホースシュー滝(Horseshoe Falls)やレインボー滝(Rainbow Falls)の前に立っても、ろくに滝は見えず、激しい飛沫が吹き付けてくる。恐るべし、ビクトリア…侮っていたわけではないが、凄まじい破壊力だ。

Horseshoe Falls
ホースシュー滝

Rainbow Falls
レインボー滝

 それでも、水中撮影対応のカメラを駆使して、ずぶ濡れになりながらも撮影していく。が、最奥のデンジャー・ポイント(Danger Point)は半端でなく、バケツをひっくり返したような豪雨に見舞われてしまった。当然、周囲は何も見えず、ただ打ち付ける滝に耐えるだけなので、ここはいったん撤収。飛沫が収まる瞬間を待った。

Mist!
飛沫が凄すぎる…

  すると、しばらくで風の流れが変わり、にわかにザンビア側の滝が見えるようになった。これはチャンスと、急いでデンジャー・ポイントに駆け込み、この景色を鑑賞。すぐさま豪雨と化したので、慌てて撤退したが、これでもう十分だ。

Victoria Falls from Danger Point
デンジャー・ポイントより

  こうして、最後はかなり体力を消耗し、脱力状態になってしまったが、滝を存分に体感することができた。どちらからも隈なく見たので、もはや思い残すことはない。後は呆然自失の状態で、トボトボと宿に戻っていった。

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