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旅行記:南部アフリカ(世界自然旅)

53.ジンバブエらしさ凝縮 (2005/4/20:晴時々曇

 奇岩ゴロゴロ

 ブラワヨからは、日帰りでマトボ丘陵(Matobo Hills)を訪れる。ここは案外知られていないようが、ジンバブエらしい奇岩やサン族(San)の壁画が見られ、サファリも可能なところ(2003年には世界遺産にも登録されている)。ラッキーなことに、昨夜のうちにツアーを予約できたので、効率よく観光できることになった(忙しいけど…)。

 ツアーの迎えは9時に来たが、なんと、今日は私1人だけらしい。これには正直驚いたが、逆に言えば自分の思い通りに動けるということ。この幸運をさっそく活用して、まずは鉄道駅に向かってもらい、今夜発のビクトリア・フォールズ行の切符を入手した。これで心置きなくツアーを楽しめるというものである。

 車はいったん事務所に戻り、そこで支払いを済ませたら、いよいよマトボに向けて出立。快適な舗装路を辿り、入園料を払ってゲートをくぐると、いきなり奇岩たちが出迎えてくれた。オーストラリアのデビルス・マーブルを髣髴とさせる奇岩群で、最初から目を奪われてしまう。これらは30億年以上にわたって花崗岩が浸食されて出来たもの。わざわざ寄った甲斐があった。

Imadzi rocks
奇岩たちの出迎え

  ところどころで停まってもらいつつ、車は前進を続け、やがて丘の上に登りついた。駐車場に車を置いて頂上に向かうと、そこにはゴロゴロとした岩が集まっていて、まさにデビルス・マーブルのようだ。ここはマリンディジム(Malindidzimu)と呼ばれており、セシル・ローズお気に入りの場所だったという(彼の墓はすぐ近くにある)。周囲の眺望も抜群で、奇岩があちこちにあるのが手に取るようにわかる。

Malindidzimu overlook
マリンディジム

Malindidzimu
絵になる奇岩だ

Malindidzimu rocks
奇岩がゴロゴロ

View from Malindidzimu
眺めもなかなかのもの

  ただ、ここはどうしようもなくハエが多いので、長居するとだんだんウンザリしてくる。一通り見て回ったら、最後は逃げるように退散し、さらに南下。相変わらずの奇岩を見上げながら進むと、まもなくマレメ(Maleme)のキャンプサイトに着いたので、ここでガイドと2人、寂しい昼食を取った(オフ・シーズンなのか、他には誰もいない)。

 壁画に思いを馳せる

 食後再び走り出し、マレメ・ダム(Maleme Dam)の脇を通っていくと、釣りをしているグループを発見。この辺りは南アから近いので、車で遊びに来る人も多いらしい。確かに、道は比較的整備されているので、車があれば手頃な遊び場である。

  それからさらに走ると、微妙なバランスで立ち並ぶ奇岩が登場した。これぞジンバブエらしい奇岩だが、パンフレットには別の奇岩が描かれている。その点をガイドに尋ねると、この後訪れる予定とのこと。絵に描いたようなバランシング・ロックなので、これもまた楽しみだ。

Balancing rocks like castle
微妙なバランスで立ち並ぶ奇岩

 車はその後脇道に入り、ヌスワツギ洞窟(Nswatugi Cave)に立ち寄る。ここにはブッシュマン(Bushman:ボーア人が付けた蔑称)ことサン族の岩壁画があり、赤色で動物などが描かれている。彼らは、かつてこの一帯でも生活していたが、その後黒人や白人に追いやられ、今はボツワナ(Botswana)西部などでひっそり暮らしている。その顛末に思いを馳せると、なんだか可哀そうになってきてしまった。

San painting
サン族の岩壁画

 ここを一巡りしたら舗装路に出たが、車はそのまま突っ切ってウォビ動物公園(Whovi Game Park)に入っていく。ここでは、狭いながらもサファリが出来るというので、どんな動物に出合えるのか楽しみだ。

  すると、いきなりシロサイを発見したが、道からではやや遠い…と、ここで運転手は先回りして停車し、ここから歩いて近づくと言う。そんなことをして良いのか、だいいち危険ではないかと問い質したが、万全を期すので大丈夫とのこと。不安に思いつつも、彼に従って歩き出した。

 危険なサファリ

 音を立てないように恐る恐る近づくと、まもなくシロサイを発見したが、彼は横になって休んでいるところであった。もうかなりの至近距離なので、ちょっと怖い…と、こちらの気配を察したようで、急に起き上がってこちらを睨みつけるようになった。これ以上の接近は危険なので、写真だけ撮ったら、ゆっくりと後ずさりしていき、無事撤退完了。間近で見るシロサイはかなりの迫力で、さすがはビッグ・ファイブであった。

White Rhino
間近にシロサイ

White Rhinos
今度は群れに遭遇

Family of White Rhino
シロサイの親子

Balancing rocks at Matobo
マトボ随一の奇岩

 すると、その先でもまたシロサイが登場。しかも、今度は親子連れも含めて5頭がのんびり佇んでいる。ここでもまた歩いて近づくが、やはりこちらの様子に気づいた模様で、明らかに警戒している。こちらとしても、あまり刺激したくないので、手早く写真を撮ったら退散した。

  それからも、時折シマウマやキリンを見かけるが、自家用車で来た観光客はなかなか獲物を見つけられないようで、ガイドに見られる場所を聞いている。これだけシロサイを見られるのは珍しいそうだが、これもきっとガイドのお陰なのだろう。

 なおも走ると、ここで車が急に停まった。何事かと思いきや、例の奇妙なバランシング・ロックではないか。まるで誰かが積み上げたかのような造形で、実物を見ると一層驚かされる。ちょうど晴れ間も覗いてきたので、ここは少々時間を取って、様々な角度から存分に眺めさせてもらった。

  その後はあまり動物と対面することもなく過ぎていき、ムポポマ・ダム(Mpopoma Dam)で休憩を取ったら帰途につく。ゲートを出ると、ビッグ・ファイブを模った木彫りの置物を売っていたので、かなり値切って購入(わずか200円ほど)。こうして、最初から最後まで盛りだくさんで、ジンバブエらしさが凝縮されていて大満足。そのまま鉄道駅まで送ってもらい、ツアーは無事終了した。

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