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ジンバブエの国旗

旅行記:南部アフリカ(世界自然旅)

50.見所一巡り (2005/4/16:晴時々曇

 クウェザの急登

 3日目は絶好の天候に恵まれたので、ここの最高峰、クウェザ(Kweza:2436m)に登ることにする。朝食を済ませたら、洞窟群の脇を登っていくが、昨夜の白人トレッカーはまだテントで眠っているようだ。起こさないよう静かに歩いていった。

 この道も、すぐに草ボウボウになって苦戦を強いられたが、そこから一登りして登山道の本道と合流。ここに余計な荷物を置いて(念のため、見つかりにくい場所に隠す)、身軽になって登り出した。

 ここは良く歩かれているのか、比較的整備された道が続いている。淡々と登っていくと、しばらくで台地に出て、目の前にクウェザが見えてきた。シルエットになって迫っており、右手にはマウェンジェの姿もある。ここから緩やかな道が続くので、気持ち良く前進を続けた。

View of Kweza
クウェザが見えてきた

View of Mawenje
マウェンジェ方面を望む

Stream near Kweza
綺麗な沢で小休止

  沢を渡ったところで小休止し、綺麗な水を浴びて英気を養ったら、再び登り始める。しばらくは緩めだったが、目の前にクウェザの岩盤が迫ると、ここから急登の始まりだ。道はややわかりにくいが、ケルンや踏み跡を頼りに高度を上げていく。モザンビーク側は早くも雲が立ち込めており、徐々にこちらに迫っていたので、気持ち急ぎ気味に登っていった。

  しかし、この急登は意外に骨の折れる道で、登っても登っても頂上は見えてこない。かなり険しい箇所もあり、怖い思いもするが、我慢して歩くと、ついに頂きが見えてきた。ところが、まもなく岩に阻まれ、前進が敵わない…やむなく周り込むようにして歩き、ようやく登頂することができた。

 また道に迷う

 頂上からの展望はまずまずで、荒涼とした岩場の風景が広がっている。モザンビーク側は雲海になっており、近くのドンビ(Dombi:2215m)は、まるで雲を吐いているかのようだ。思ったより早く着いてしまったが、周囲には人の気配もなく、のんびりするには最適だ。

Top of Kweza
クウェザ山頂より

View of Dombi
ドンビが雲を吐く

 しかし30分も佇んでいると、次第に雲が上がってきて、やがて頂上は霧に覆われてしまった。これでは寒いだけなので、下山を決意。道を間違わないよう気をつけながら下り、無事元の道を辿ったのであった。

 結局、誰とも会うことなく荷物置き場に戻り、小休止。不安に思うほど静かだが、ここからはひとまず、山小屋に向かって下るとしよう。

Big rock
大きな奇岩

  奇岩を愛でながら淡々と下り始めると、しばらくで道があやふやになり、ついに草の中に消えてしまった。またしても道に迷ったか…ひとまず、この先に出れば位置関係がわかるので、丘の縁まで進むと、だいぶズレているではないか。変な踏み跡を歩いてしまったようだが、仕方なく南に進路を変えて歩いていく。

  そして、ようやく眼下に道を発見したが、そこにたどり着く術がわからない…仕方ないので、歩けそうなところを見つけて進むが、崖下まで下るのは難しい。ここは草むらを這うようにして歩かざるを得なかった。

  ともあれ、こうして無事本道に合流したら、ひとまず山小屋まで歩き、水を補充する。小屋には荷物などが置かれているので、きっと例の黒人グループが泊まっているのだろうが、今はお出かけ中のようだ。今日はもう一踏ん張り必要なので、ここで十分英気を養った。

Skeleton junction
山小屋方面を振り返る

 国境の峠

 もう陽も傾き始めていたので、ほどほどのところで出立し、今度は北上を始める。と、まもなく逆側から黒人のグループがやって来た。私のことを覚えている人もいて、軽く会話をしてすれ違ったが、彼らは彼らなりに楽しんでいるようである。

 なおも平坦な台地を歩き、ブンディ川を渡って進むと、やがてスケルトン・パス(Skeleton Pass)への登りが始まる。この辺りはもう、クウェザ登山と比べると楽なもので、粛々と歩いて、国境の峠に到達した。

  ここからはモザンビーク側の展望が広がり、眼下にはウィザーズ渓谷(Wizard's Valley)を望むことができる。雲が多いのは残念だが、なかなか開放的な眺めだ(ちなみに、ここはかつて、モザンビークが内戦に明け暮れていた時代、ゲリラが良く使っていたらしい)。

View from Skeleton Pass
スケルトン・パスより

  ここで一服したら、再びジンバブエ側に入り、西に向かって歩いていく。もう陽が暮れそうなので、急ぎ気味に歩を進めると、再びブンディ川が現れた。この先に、今日泊まる予定のNorth Caveがあるはずだが、行けども行けども見当たらない…そこで軌道修正し、今度は戻りながら探してみるが、それでも見つからない。いったいどこにあるのだろう?

  既に陽は落ち、暗くなるばかりだったので焦ったが、ブンディ川を遡るように歩いてみると、突如洞窟が現れた。これが目的の洞かはわからないが、ちゃんと泊まれるようになっているので、問題ないだろう。滝もすぐ脇にあり、適度に風があるので、蚊に悩まされることもなさそうだ。

North Cave
最後の寝泊り

 こうして今日も無事歩き終えたが、今日一日で、見所はかなり巡ったことになる。朝から夕方まで慌しく、道もわかりにくくて困ったが、とりあえずは満足であった。

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