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旅行記:南部アフリカ(世界自然旅)

49.荒れた道をゆく (2005/4/15:曇後晴

 風邪をひいた

 昨夜は洞窟で一夜を過ごしたが、涼しいのが度を過ぎて、風邪をひいてしまったようだ。ちゃんと冬用の寝袋に包まっていたものの、風が顔に直接吹きつけるので(しかも山からの吹き降ろし)、なかなか寝付けなかったほど。油断していたわけではないが、不覚であった。

Digbys Cave
寝泊りした洞窟

 さて、2日目はやや雲が多かったので、登山は遠慮し、ブンディ川に沿って歩くことにする。事前の情報が少ないだけに、どんな景色が待っているかわからないが、とりあえず探索してみよう。

  朝食を終えたら、最低限の荷物を持って出立。川を渡り返して、南下を始める。と、しばらくでPeter House Caveが現れた。昨日見つけられなかったが、思っていたより遠かったのだ。ここならより快適だったろうが、川の流れがうるさいので、眠れたかどうかは微妙である。

Peter House Cave
Peter House Cave

River near Peter House Cave
川原はもう歩けない…

  道はここから川原に下っていくが、まもなく道らしきものはなくなってしまった。この先は渓谷になっているようだし、どうやら本道ではないらしい(おそらく水汲み用の道だろう)。やむなく洞窟に戻って周囲を見渡すと、草むらの先から、丘に上がる道を発見。かなり急だが、ここは慎重に登っていった。

 丘の上に出ると、そこからは確かな踏み跡が続いており、緩やかに下っていく。道はところどころ草が深く、わかりにくいところもあるが、川に沿って歩けば良いので、迷うほどではない。アップダウンをこなしながら、粛々と歩き続けた。

Bundi River
ブンディ川

 川に阻まれる

 しばらくで青空が広がるようになり、景色が一層映えるようになってきた。ブンディ川は部分的に池のようになっており、触ると冷たくて気持ち良い。焦げ茶色なので泳ぐ気はしないが、顔を洗ったりして涼を楽しんだ。

 と、ここで川遊びをする家族連れを発見。2日前に入園している人がいるのは知っていたが、まさかこんなところにいたとは…とても気持ち良さそうに泳いでいるので、ここは邪魔することなく進み、そのまま通過していった。

 その後も淡々と歩いていくが、見た目より距離があって、なかなか進んでいる気がしない。しかも、横から沢が入り込んでくると、草ボウボウのうえぬかるんでおり、とても道の体をなしていない…荒れた道が続くもので、時間も労力もかかり、なかなか大変なトレッキングだ。

Bundi Valley
来し方を振り返る

  それでも、今日はこの先のサザン・レイク(Southern Lakes)まで歩くつもりなので、悪路をものともせず、前進を続ける。やがて景色が一層広々し、前方にはブンディ川が屈曲しているのが見えてきた。あそこから一段上がれば、目指す湖沼群があるはず…そう思うと、滑りやすい岩場に出ても、苦にはならなかった。

  ところが、いざ屈曲点までやって来ると、対岸に渡る道は見当たらない。渡れそうなところを探すも、適度に川幅が広いため、泳いで渡るしかないようだ。しかし、今回は水着を持っていないし、カメラを濡らすわけにもいかない…ここまで歩いてきて残念だが、ここは川に阻まれて、撤退を決意。のんびりと昼食を取った後、帰途についた。

 夕暮れ後の出来事

 帰りは元の道を遡るが、ダラダラとアップダウンが続くので、結構疲れる。荒れた箇所を再び通らないといけないので、これまた大変だ。この時ばかりは、無理して歩いたことを後悔してしまった。

 ただ、天気は一層回復し、右手に見えるマウェンジェも綺麗に見えている。岩だらけの景色もさらに見映えが良くなり、道中の眺めはなかなかのもの。元の洞窟に戻る頃には夕暮れを迎えてしまったが、明日以降に期待の持てる展開だ。

Mawenje rocks
マウェンジェの岩

View of Digbys
洞窟はもうすぐ

 そして、夕映えのマウェンジェを見届け、夕食の支度をしていると、白人のトレッカーが突然現れた。もうだいぶ暗くなっていたが、向こうは4人ほどいる模様(若いカップルが2組)。こんな時間になって、こんなところまで歩いてくるとは驚きだが、無理をしたのか、特に女性陣はかなり疲れているようだ。

  すると、彼らはこちらに迫ってきて、「泊まれる洞窟はあるか」と聞いてきた。ここから少し上がったところに数箇所あるのは確認していたので、その旨伝えると、彼らは気力を振り絞って一登りし、懐中電灯を照らしながら支度を整えていた。

  しかし、そこは私の洞窟より居心地が悪い(実際に試したので、間違いない)。暗いとわかりにくいかもしれないが、そこは狭いうえに風通しが悪く、蚊や虫も多いのだ。何だか申し訳ないが、ここは我慢してもらうとしよう。

Mawenje sunset
夕映えのマウェンジェ

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