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旅行記:南部アフリカ(世界自然旅)

45.透き通った海 (2005/4/9:晴時々曇

 アフリカーナーの偏見

 今日から3日間のツアーに出かけるので、迎えの車に乗って、さっそく旅行会社に向かう。同じ宿にいたイギリス人のおじさんも偶然一緒だが、その他は知らない人ばかり、20人近くの大軍勢だ。まさかこんなに多いとは…

  さて、船は2艘に分かれて出発する。どちらも一見ダウ船のようだが、ちゃんとモーターが付いているので、楽々進行。しばらくで浅い海路を進むようになるが、とても澄んでいるうえ、綺麗なグラデーションになっていて美しい。思わず見惚れてしまいそうな色だ。

Bazaruto Sea
遠浅の美しい海が広がる

  しかし、同乗したおば様方がえげつない…彼女たちは南アフリカから来たのだが、黒人の船員を顎で使って平気な顔をしている。「私たちは、れっきとしたアフリカーナーなのよ」と言い放つほどの傍若無人ぶりで、実に偏見に満ちた振る舞いだ。まぁ、十数年前までアパルトヘイト(Apartheid)を当然のものと考えていた人たちなので、止むを得ない面もあるのだろうが、それにしても横柄な態度で、こちらの気分まで害されてしまった。

 そうこうするうちに、目の前にはマガルーキ島(Ilha de Magaruque)が迫ってきた。この辺りは浅瀬が多いので、船が通れるところは限られているが、そこを縫うように前進。この難所も無事突破して、島に着岸した。

View from Ilha de Magaruque
マガルーキ島より

  すると、先ほどのおば様方はすぐに浜に上がり、木陰に荷物や食事を運ばせている。他の家族連れなども、ビーチにパラソルを立てたりしているが、ふと海を覗くと、たくさんの魚が泳いでいるではないか。ここは岩場になっているが、魚の集まる場所のようなので、まずはシュノーケリングを行なうとしよう。

 魚の乱舞

 イギリス人のおじさんは勇んで泳ぎ始めたが、私も負けじと準備を整え、海に入る。意外に潮の流れが早いので、無理せず岩場伝いに泳いでみるが、熱帯魚をはじめ、様々な魚が戯れているのが良く見える。やや浮遊物が多いものの、なかなかの見応えだ。

Fish at Magaruque (1)
岩場には魚が多い

Fish at Magaruque (2)
愛らしい魚が見られる

  しばらくは岩場でプカプカ浮かびながら、魚の様子を拝見するが、彼らは岩陰やサンゴの周辺を乱舞しているようである。ただ、こちらが近づくとすぐに逃げてしまうので、撮影が難しい…襲う気はないのに。

  それでも、色とりどりの魚が至るところを泳いでいるので、自分も魚になったかのようだ。子供たちを除くと、ほとんどの人はビーチでただのんびり佇むだけだが、「もったいない」と思ってしまうのは日本人の性だろうか。

Fish at Magaruque (3)
餌を物色中

Fish at Magaruque (4)
熱帯魚が間近に!

  すると、しばらくで昼食の時間になった。私は、てっきり皆3日間一緒だと思っていたが、どうやら大半は日帰りらしい。3日も参加するのは4人だけとわかって(例のおば様方は日帰り)、ちょっとホッとした。

 食事を終えると、まもなく雲が出てきてしまったが、それと同時に潮も満ちてきて、船と浜辺が離れてしまった。私は危険を察知して、早めに船内に逃げ込んでいたので良かったものの、他の人たちは大苦戦。膝上まで浸かりながら、やっとの思いで船に乗り込み、ここでマガルーキ島とはお別れ。日帰りの人たちとも別れて、ようやく静寂を取り戻すことができた。

 高波を越えて

 ここからは、北にあるベンゲラ島(Ilha de Benguerra)に移動するが、出発するとまもなく、かなりの高波に見舞われるようになった。ここはちょうどマガルーキ島とベンゲラ島の間で、海流が流れ込みやすいようだ。激しい上下動を繰り返すので、このまま転覆しないかと心配だ。無事通ってくれ…

  船は決して大きくないので、かなり危険な状態だが、それでも着実に前進している。途中からは完全な横波になったが、ここはどうにか突破し、ベンゲラ島の沿岸に入ることができた。ここまで来ればもう波は高くないので一安心。緩やかな流れに船を任せ、そのまま北上を続けた。

 そして、船が北東に進路を変えると、右手の視界が開け、ベンゲラ島の北岸が見えてきた。この辺りも透き通った海が広がっており、実に美しい景色だ。ロッジがあるせいか、船や観光客が多いように見受けられるが、それほど混み合っている訳ではないし、それ以上に海が素晴らしい。これは日帰りでなくて良かった。

Benguerra Island
ベンゲラ島

  こうしてGabriel's Lodgeにやって来ると、私はイギリス人のおじさんと同じ部屋になる(残り2人はカップルなので仕方ない)。この小屋は実にモザンビークらしい造りで、道中で似たような建物を見ていたから、なんだか懐かしささえ覚えた。

Gabriel's Lodge
ロッジの小屋

  その後は自由時間になったので、荷物を置いたら浜辺を散策してみる。気がつけばもう陽が傾いているが、行き交うダウ船がまた絵になる。明日以降はさらに探訪するはずなので、存分に楽しませてもらうとしよう。

Sunset with dhow
ダウ船に沈む夕陽

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