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モザンビークの国旗

旅行記:南部アフリカ(世界自然旅)

44.寄り道移動 (2005/4/6-8:晴時々曇

 余裕ができたので

 思いがけず時間がかかってしまったが、ビザを取得したところで、いよいよモザンビークに向かう。実は、ここからビクトリアの滝(Victoria Falls)まで、時間がなければ直行しようと思っていた(最短2日で通過可能)が、幸い2週間あまりの余裕ができたので、寄り道しながら観光するつもりだ。

  さて、事前の調べでは、ブランタイヤから直接モザンビークに入るバスはないものの、ハラレ行がテテ(Tete)を通過するので、まずは駄目もとで交渉。すると、「テテ経由」と書いてあるにもかかわらず、途中下車はできないとのこと…ならば仕方ないので、国境までのミニバスに乗り込み、出発となった。

 1時間あまり揺られて終点にやって来ると、ちょうどハラレ行が乗り込んだ後だったので、出国審査は大混雑。加えて、ここを抜けると、今度は国境まで数キロあるという…さすがに重い荷物を背負って登るのは辛いので、ここは乗り合いタクシーを使ってしまった。

  こうして楽々国境に達し、入国審査を無難にこなすと、ちょうどテテ行のミニバスが待っていたので乗車。相変わらず超満員になったところで出発するが、道中の様子を見ていると、マラウィ同様に貧しいようだ。ここモザンビークは、十数年前まで内戦に明け暮れ、今はその痛手から立ち直りつつある国。これからも平和が続くことを祈るばかりである。

 国境から1時間ほど走り、広大なザンベジ川(Zambezi River)を渡ると、まもなくテテに到着した。まだ昼前なので、このまま南下しようとバスを探すと、各方面の客引きが声をかけてきたが、なんと、明日の早朝しか便がないという。こんなところで足止めを食らうとは思わなかったが、そう言われてはどうしようもない。やむなく近くのHotel Kassuendeに宿を取り、ここで一夜を明かすことになった。

 強盗の危険

 そして翌朝、バスは4時発なので、3時半に起きて出立する。今日は、本当はヴィランクール(Vilankulo)まで行きたいのだが、適当なバスがないので、やむなくマプト(Maputo)行に乗車。車内は当然黒人ばかりで、バスもボロくて快適とは言い難いが、もう慣れっこになってきた。

 やや遅れて出発すると、道の整備が行き届いていないため、ガタガタ道が続き、ノロノロ運転を強いられる。やがて悪路を脱し、シモイオ(Chimoio)には昼過ぎに到達したが、既に予定より3~4時間も遅れているではないか。これでは、今日中にヴィランクールにたどり着けるのか、大いに不安になってきた。

  その後、道はだいぶマシになったので、バスは快調に南下を続けるが、いかんせん前半のロスが大きく、気がつけば陽が暮れてしまった。いったいいつ着くのやら…と思っていたところ、8時過ぎになって、ようやくヴィランクールへの分岐点に到着。結局16時間もかかってしまったが、とりあえず下車することができた。

  しかし、周囲にはろくに電灯もなく、ヴィランクールへの道がどこかもわからない。ガイドブックには「バスによっては、この交差点で降ろされてしまう場合がある。夜に放り出され強盗にあったという例もあるので、くれぐれも気をつけない」とあるから、ここは用心しなければ…

 そこで、ひとまず地元の人々に聞いてみると、ちょうど今、ヴィランクールに向かうバスが停まっていると言うではないか。これはラッキー! 急ぎ確認すると、確かにその通りだったので、乗せてもらって事なきを得た。

  こうしてヴィランクールにやって来たが、既に9時近くになり、人の気配はまるで感じられない。宿までは距離があるので、ちょっと嫌な予感…と、ここで子供たち3人が現れ、宿まで案内してくれるという。チップ目的なのは間違いないが、それで強盗から身を守れるなら安いもの。3人の従者を従えて海岸まで歩き、無事Zombie Cucumberに宿を取ったのであった。

 美しい海岸線

 ヴィランクールに来た目的は、もちろんバザルート諸島(Arquipélago do Bazaruto)である。ここは、美しい海岸線の続く同国の中でも、最も美しいと讃えられているところ。マラウィ湖で魚たちと戯れた後だけに、遠回りをしてでも寄りたいと思っていた。

 そこで、明けて8日、旅行会社に出向いて交渉すると、ちょうど明日から3日間のツアーが出るとの朗報。これは願ったり叶ったりなので、そのツアーに飛びつき、効率よく観光できることになった。

  これで一件落着なので、その後は海岸に沿って散歩するが、この辺りは遠浅の海になっているので、浜辺から眺めるだけでも美しい。朝方は悲しいほど水が引いていたものの、昼過ぎからは回復してきて、なかなかの美景だ。天候もよく、のんびりするには絶好の環境である。

Vilankulo Beach
ヴィランクールの浜辺にて

 ここヴィランクールは、モザンビーク有数の観光地と聞いていたが、その割には観光客を見かけない…どうやら今はオフ・シーズンらしいが、個人的にはむしろ有難い限りだ。また、ここは唯一ポルトガル語を公用語としていたので心配だったが、子供も含めて意外に英語が通じて、驚かされた(さすがに観光地だ)。

  ともあれ、こうしてこの日はのんびりと過ぎてゆき、明日以降に向けて、英気を養うには最適であった。

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