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マラウィの国旗

旅行記:南部アフリカ(世界自然旅)

41.湖縦断の旅 (2005/3/29-30:晴時々曇

 湖畔でリゾート

 ンカタ・ベイは、やはり例の学生には居心地の良いところのようだ。彼はここが気に入ったので、しばらくのんびりするつもりらしい。しかし、私は今夜出航するイララ(Ilala)で湖を縦断し、南端にあるモンキー・ベイ(Monkey Bay)まで移動するつもりだ(この船は週1便しかないので、さすがに次の便を待つわけにはいかない)。

 いずれにせよ、泊まった宿よりMayoka Villageの方が良かったので、そそくさとチェックアウトして移動。今日はイースター最終日なので部屋は空いており、手堅く確保できた。そして、私もついでに付いていき、出発まで荷物を置かせてもらうことにした。

  ここからの眺めもまた格別で、眼前にはマラウィ湖のパノラマが広がっている。シュノーケリングもダイビングもカヤックもできるし、リゾート気分で過ごすには良いところだが、この宿もドラッグに汚染されているらしく、売人がうろついているし、陰で取引も行なわれている。オーナーまで吸っているというので、もう黙認に近いのかもしれない。

 しばらくで、早くもイララが港に入っていったが、同時に日本人らしき人もやって来た。てっきり旅行者かと思ったが、どうやらJICAの青年協力隊員らしい。話によると、ここマラウィには80名程度が派遣されているとのこと。ちょうどイースターの休暇で、わざわざンカタ・ベイまで遊びに来ていたようだ。

Ilala
イララ入港

  昼食を取ったら、せっかくなのでシュノーケリングの道具を借りて、湖岸近くを泳いでみる。この辺りには住血吸虫が潜んでいるそうだが、観光客を含めて、誰も気にしていない模様…とりあえず小魚を見ながら軽く泳ぎ、涼を楽しみながら過ごしたのであった。

 イララの実態

 そんなこんなで夕方になったが、小型ボートがまもなく来るというので、他数名の人たちとともに待ってみる。が、迎えの船は一向に現れず、急遽トラックに乗って港に向かうことに…危うく乗り遅れるかと思ったが、荷台に乗ってガタガタ道に揺られた末、どうにか間に合った。

  そこで、続いては切符の購入となるが、やはり船上でも蚊に刺されたくないので、テントが張れるか聞いてみると、1等なら構わないという。2等はとても安くて魅力的だが、テントは不可らしいので断念。結局1等を買って最上階に上がり、1人だけテントを張らせてもらった。

  そして、船はまもなく出航し、ンカタ・ベイから離れていく。この船はガイドブックにも載っているので、てっきり旅行者が多いと思っていたが、外国人は十数名しかおらず、しかもほとんどはチスムル島(Chisumulu Island)とリコマ島(Likoma Island)で下船するらしい。欧米人の間では、どちらも美しい島として知られているようだが、私はまったく知らなかった。

 一方、階下には地元の人たちが多数乗り込んでいるが、こちらは足の踏み場に困るほどの混みようである。まるで奴隷船のような扱いで、ひどい状態だ。いくら安くても、これでは観光客は耐えられないだろう…

 やがて夜遅くなり、テントでウトウト寝ていると、深夜2時過ぎにチスムル島に到着し、ここで観光客の多くが降りていく。私にとっては湖南端まで2泊3日の旅なので、彼らに構うことなく眠りについた。そして、気がつくと夜が明け、いつの間にかリコマ島も過ぎており、目の前にはモザンビーク領の集落、コブエ(Cóbuè)が迫っていた。

Ilala at Mozambique
気がつけばモザンビークが目の前

Ilala boat
乗降客を乗せるボート

 嵐に見舞われて

 村の近くまで来ると、船はアンカーを降ろし、まもなく小型ボートを出して、乗客が乗り降りしていく。原始的だが、現地の人々の様子が垣間見れて面白い。中には手持ちのカヌーで迎えに来て、乗客を乗せていく輩もいる。乗降客が多いと、ボートを何度も往復させるので時間がかかるが、決して退屈ではなかった。

 その後、船は湖岸に沿うようにして南下し、集落に立ち寄っていくが、どこも素朴な村の風景が広がり、趣きがある。やがて昼過ぎ、メタングラ(Metangula)を発つと西に転じ、広大な湖の中、マラウィ方面に戻っていった。

  こうして湖を横断し、ンコタコタ(Nkhotakota)が見えてきた頃には夜だったが、それからまもなく、突然の嵐に見舞われてしまった。私はテントの中に逃げ込むが、凄まじい風に何度も揺らされ、船も高波で航行困難のようだ。何ということ…

  雨もひどく、デッキで寝転んでいた人たちは避難してくるが、それでも耐え難いほどの風で、あちこちで悲鳴が上がっている。大きな船なので、まさか沈没しないだろうが、とにかく嵐が収まるのを待って耐えるしかなかった。

  そして、気がつくと夜が明け、嵐はもう過ぎ去っていた。船は無事であったが、どこまで進んでいるのかわからない。どうやら島の陰にアンカーを降ろしていたようで、まもなく航行再開となったが、この分だと到着が遅れるかもしれない。

  とはいえ、気がつくと、昼にはチポタ(Chipota)に到着しており、もう目指すモンキー・ベイまでは遠くない。乗客もかなり少なくなっており、いよいよ船旅も残りわずかとなった。

Boat on Lake Malawi
ボートが浮かぶ

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