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ニュージーランドの国旗

旅行記:ニュージーランド(世界自然旅)

34.森から海へ (2003/2/27:晴

 朝の散歩

 ホリフォード2日目は、昨夜の話し合いの結果、朝食前にアラバスター湖(Lake Alabaster)に出かけて日の出を見ることになった。そこで6時半に起床し、7時前からぞろぞろと歩き始めるが、まだ暗いので、足元が見えにくくて少々危険だ。

  注意しながら森の中を歩いていくと、20分ほどでアラバスター湖にたどり着いた。静寂に包まれ、神秘的な雰囲気である。ところが、名前の逸話などを聞きながら日の出を待っていると、だんだんとサンドフライが集まって、どうしようもなくなってきた。やがて日の出となるものの、山の上の方に陽が当たるだけで、なかなか湖まで降りてこない。参加者も飽きたのか、湖に石を投げて遊び始めてしまい、静寂な雰囲気は台無しだ。そして、まもなく湖を引き返していった。

Lake Alabaster
アラバスター湖

 湖から少し戻ったところで左折し、今度はパイク川に架かる吊り橋を渡る。ここはフィヨルドランドで最も長い吊り橋だそうで、数年前に洪水で流され新設したという。立派な橋からは、ダーラン山脈の朝焼けが望めて美しい。この先から悪名高いデーモン・トレイルが始まるが、我々はお腹も空いたことだし、ここで引き返して朝食となった。宿からは、マデライン山を始めとしたダーラン山脈の美しい展望が開けて爽快だ。

Long bridge at Hollyford
フィヨルドランド最長の吊り橋を渡る

Bridge view at Hollyford
吊り橋からの眺め

View from Pyke Lodge
パイク・ロッジより

 悪路飛ばし

 朝食後、支度を整えて9時半頃に出発し、しばらくは昨日来た道を引き返していく。パイク川とホリフォード川の合流地点まで戻ると、ここからはジェットボートに乗って一気に北上。本来なら谷沿いのデーモン・トレイルを歩くのだが、ここは道がかなり荒れているため、ツアーでは省略するのだ。

  ホリフォード渓谷を快調に進み、まもなくマッケロー湖(Lake McKerrow)に到着。ここでツトコ山などを見ながら、なおも湖を飛ばしていく。そして45分ほどでいったん上陸し、かつて町の建設計画があったジェームズタウン(Jamestown)跡地を見学し、再びボートに乗って湖北端まで移動。ここで荷物をボートに預けて、しばしの森歩きが始まった。

Lake McKerrow
マッケロー湖

 湖北端からは、一層鬱蒼とした樹林帯となる。木生シダやリムやマタイなど、巨木の林立する原生林の中を歩いていく。巨大なシダがあちこちに現れ、とてもNZとは思えない雰囲気だ。上を見上げては、枝振りの良い森に感心する。『ニュージーランド・ハイキング案内』には、このコースは「世界遺産に指定されたフィヨルドランドの魅力のすべてを持ち合わせ、その自然景観はもとより、植生、野生動物までたっぷり味わうことができる」と紹介されているが、それもわかる気がする。

 こうして1時間ほどで樹林帯を抜けると、眼前には草原が現れるようになり、山々もなくなってくる。するとまもなく軽飛行機用の滑走路を歩き、本日宿泊のマーティンズ・ベイ・ロッジ(Martins Bay Lodge)に到着。ここで昼食となった。

Giant farn at Hollyford
巨大な木生シダ

Giant tree at Hollyford
道中の巨木

Big tree at Hollyford
精霊のような木

 海岸歩き

 食事を終えると、今度はさらに北上して、ロング・リーフ・ポイント(Long Reef Point)を目指す。しばらく森をゆくと海岸近くの浜に出て、そこからは浜沿いを進んでいく。途中では潮の関係で靴を脱いで渡らざるを得ない箇所があり、サンドフライに苦しめられながらもどうにか通過していった。

  なおも砂浜を歩き、再び森に入ったと思ったら正規のコースに合流し、まもなくマーティンズ・ベイ・ハット(Martins Bay Hut)にたどり着く。この辺りはマーティンズ・ベイの海岸線とメイ・ヒルズ(May Hills)の山々が綺麗に見えるところだ。

 ハットから草生すトラックを20分ほど歩くと、ついにロング・リーフ・ポイントに到着した。ここで荷物を置き、岩場を歩いてアザラシを見に行くと、しばらくでコロニーが現れ、十数頭が海岸近くで戯れていた。さらに近づいて見ていると、ガイドの後ろにアザラシが現れ、逃げ場を失って困っている。そこを退いて間近に様子を鑑賞し、愛らしい姿を眺めたのであった。

 十分満足したところで来た道を引き返していくが、気がつくと靴紐と(念のため持っていた)フリースに何かの植物の種がたくさん付いていた。おまけに、ジェットボートを待っている間はサンドフライ攻撃に遭い、結構大変な思いをする(これだけサンドフライがいるのはミルフォード以来だ)。ボートで快適にロッジまで引き返してからも、かなりの数のサンドフライが迷い込んできて、油断はできない…

  ともあれ、こうしてロッジに戻ったら再び豪勢なディナーをいただき、おまけに幻想的な霧まで発生して(おかげで夕焼けは見られなかったが)、今日もまた素晴らしい1日であった。

Martins Bay
マーチンズ・ベイにて

May Hills
マーチンズ・ベイの砂洲とメイ・ヒルズ

Seal at Long Reef Point
ロング・リーフ・ポイントのアザラシ

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