検索 Google
五輪館
Back|Next
旅巧館旅行記オセアニア>ニュージーランド
ニュージーランドの国旗

旅行記:ニュージーランド(世界自然旅)

33.優雅な森歩き (2003/2/26:晴時々曇

Farn at Hollyford
シダの美しい森が広がる

 野性的な森

  ツアー初日は早く、手早く身支度と朝食を済ませて、7時半にホテルを出発。専用のマイクロバスで一路ミルフォード・ロードを北上していく。周囲には雲が立ち込めていたが、所々晴れ間が覗いており、まずまずの天候のようだ。

  バスはいったんノブズ・フラットで休憩した後、さらに北上してディバイドを越え、ポップス・ビュー(Pops View)で立ち止まる。ここはホリフォード渓谷を見下ろす展望台で、先にはルートバーンの山々が美しい姿を見せている。そして、この先の分岐を右折してホリフォード道路に入り、川沿いのダートを進んでいく。

  9kmほど先のガンズ・キャンプ(Gunns Camp)では開拓時代の道具などが展示された博物館を見学し($1)、その後モーニング・ティーをいただいて再出発。さらに9kmほど走ってトラック入口に到着すると、さっそくサンドフライの大歓迎だ。直ちに対策を施し、短い吊り橋を渡って歩き始めとなった。

  ツアーは先頭と最後尾にガイドが付き、その間を参加者が歩く形式である。道はホリフォード川に沿ってジャングルのような森の中を歩いていくが、時折左手のダーラン山脈(Darran Mountains)も垣間見え、ツハワイキ山(Mt Tuhawaiki:2092m)やテ・ウェラ山(Mt Te Wera:2326m)などが美しい姿を見せている。

  歩き始めから森の匂いがプンプンするが、爽やかな香りではなく、かなりキツイ野性的な匂いである。道中では、時々ガイドが植生などについて説明を行いながら進んでいく(その都度日本語の本を見せてくれるので、英語がわからなくても問題ない)が、高低差はほとんどなく、ペースもそれほど早くないので楽勝だ。

Pops View
ポップス・ビューより

  1時間ほど歩き、スワンプ・クリーク(Swamp Creek)を渡ったところで、最初の休憩となった。前方のマデライン山(Mt Madeline:2537m)がとりわけ美しい。その後、道は再びジャングルの中となり、木生シダなどを見ながらの快適な森歩きとなった。

  しばらくすると翡翠色をしたホリフォード川がすぐ横を流れるようになり、森と交錯しながら視界に入ってくる。さらに1時間あまり歩いたところで河原に出て、ここで昼食を取ることになった。ホリフォード川に森、そしてダーラン山脈を見ながらの食事は気持ちが良い。しかも雲もほとんどなくなり、気持ちの良い晴天になった。森歩きなので天気は期待していなかったが、やはり良いに越したことはない。

Mt Madeline
マデライン山

Hollyford River and Darran Mountains
ホリフォード川とダーラン山脈

Hidden Falls
ヒドゥン滝

 団体行動の損得

 昼食後、少し歩くとサンシャイン・ハット(Sunshine Hut)に到着。ここでトイレを済ませてさらに数分歩くと、滝の轟音が迫ってきた。そこで吊り橋を渡ってみるが、滝の姿はちょうど隠れてしまっている。引き返して川原を先に進むと、まもなくヒドゥン滝(Hidden Falls)が出現。ここの岩は滑りやすいので注意が必要だが、思った以上に豪快な流れだ。風が吹いていたせいもあって、水しぶきがシャワーのように辺りに飛び散っている。写真撮影には辛いが、佇む分には気持ちが良い。

 それから、再び快適な森歩きになる。このコースは特にシダが豪快で美しく、絵になるところが多い。写真も多く撮りたいところだが、ツアーとしてまとまって動いているので、思うように動けないのは残念だ。その分ガイドによる説明が聞けるので、一概に悪いとは言えないが…

  そうこうするうちに徐々に緩やかな登りが始まり、だいぶ川との高度差が出てきた。するとダーラン山脈最高峰のツトコ山(Mt Tutoko:2723m)が森の間から姿を見せ、迫力ある景観を呈している。その展望地を越えてしばらく歩くと、コース最高点のリトル・ホーマー・サドル(Little Homer Saddle:168m)に到達し、ここからは一気に下りとなった。登り途中から徐々に隊列も乱れていたが、これでますます参加者間の距離は広がってしまった(私は当初撮影のため後方に甘んじていたが、この下りで一気に差を詰めてトップ集団に追いついた)。

  急下降を終えたところで吊り橋に差しかかると、右手にリトル・ホーマー滝(Little Homer Falls:80m)が現れた。渡り終えて滝に近づくと、さすがに見上げるような迫力だ。しかしこれでは写真としてイマイチだったので、滝壺に入って気持ち良さそうに泳いでいる人たちを尻目に、吊り橋越しに撮れる場所を探したのであった。

Mt Tutoko
ツトコ山

Forest near Homer Saddle
リトル・ホーマー・サドル付近の森

Little Homer Falls
吊り橋越しのリトル・ホーマー滝

 この間にトップ・グループはもう出発してしまったが、既に集団はばらけており、撮影や鑑賞にはむしろ好都合であった。この先は再びホリフォード川を横に見ながらの森歩きとなるが、この辺りもシダを中心としたジャングルのような森で、見応えがある。一般のトレッカーとはこの日誰とも会わなかったうえ、ツアー参加者との距離も適度に開いたので、1人ジャングルの中を歩いているようで良い気分だ。

  左手にマデライン山やアリス・ピーク(Alice Peak:2195m)などの山々を見ながら進むと、気がつけば川が逆流していて、いつの間にか北のパイク川(Pyke River)沿いになっていた。そして、ここからもう一歩きでパイク・リバー・ロッジ(Pyke River Lodge)に到着。既に5時半になっていたが、ちょうど心地よい疲れであった。

Hollyford bush
ジャングルのような森をゆく

 とにかく豪華

 ロッジではさっそくティー・サービスがあり、続けてグラス・ワインが登場、さらに参加者の1人が誕生日ということで、ケーキまで出てきた。それからしばしの時間を置いてディナーとなり、前菜、メイン、デザートの3コースをご馳走になる。これまで安いものしか口にしていなかったから、こんな山の中でご馳走にありつけるとは思ってもいなかった。食事は当然おいしく、文句のつけようのない味であった。

 夜も暗くなり始めたところで、デザートを前に近くの巨大うなぎを見学し、食後はツチボタルを見学する。ツチボタルはさすがに小規模だったが、それよりも満点に輝く星空がとても綺麗で、天の川などがくっきりと見えている。とても優雅な森歩きを満喫し、さらに豪華な食事、それにオプションの数々と、十二分に満足できる内容であった。

Eel
巨大うなぎ

Stars at Hollyford
満天の星空

Page Top
Copyright © gorinkan.org All Rights Reserved.