検索 Google
五輪館
Back|Next
旅巧館旅行記オセアニア>ニュージーランド
ニュージーランドの国旗

旅行記:ニュージーランド(世界自然旅)

20.氷河探検 (2003/2/10:曇時々雨後晴

 やりたくなる

 フランツ・ジョセフ氷河については、前回の旅では通過してしまったので、とりあえず氷河が見られれば良いと思っていた。氷河ウォークは既にフォックス氷河で体験しているし、別に大差ないだろうから、次に進むつもりだったのだ。

  だが、実際に氷河を目の当たりにして、あの大きなクレバスを見ると、ここでの氷河ウォークはフォックス氷河よりも面白そうだと直感的に思った。しかも既に3泊分は予約しているので、どのみちもう1日は滞在しなければならない。ならばということで、急遽全日の氷河ウォークに参加することにした。フォックス氷河では半日ウォークとヘリハイクだったので、徹底的に歩いてみようというわけである。

 ツアーは8時過ぎのチェックインで、しばしの待機の後、アイゼンやピッケルなど、必要な装備を整えて9時過ぎに出発する。バスで氷河近くの駐車場まで進み、そこから氷河末端までは歩きで、昨日歩いたのと同じコースだ。今日は昨日ほど天気が良くないが、それでもまだ氷河は視界の内にある。そして氷河末端に到着すると、ここで靴を履き替え、アイゼンを装着して氷河上に向かった。

Walking at Franz Josef Glacier
氷河末端部分

Clevas walk
クレバス帯をゆく

 迫るクレバス

 末端から上がっていくところには綺麗な道が作られていて、極めて楽に登ることができる。周りを見渡すと、半日ウォークや別会社の参加者も含めて、結構な数の人がいる。やはり人気のアクティビティなのだ。

  しばらく登るとクレバス帯が近づき、その中へと分け入っていく。クレバスの中は巨大迷路のようで、そり立つ氷壁が壮観である。しばらくはクレバス帯の中をゆくが、時には急坂もあって、なかなかのスリルだ(途中、前に進もうとすると他のグループの一部が進めず、渋滞した)。クレバスの上に登ると、今度はクレバスにかけられた橋を渡ってクレバス帯を通過。そして、これを無事こなしたところで昼食となった。

 食後はさらに上がり、第2のクレバス帯の近くまで進むが、そこはとても危険なので眺めるだけ…それから右にそれて、緩やかな表面をした部分に近づいていく。ガイドが「カプチーノ」と説明していたが、今度はそこにある氷河の洞窟に潜入。氷河が作った洞穴の斜面を下っていくと、氷河に囲まれて不思議な気分だ(これはおそらく、雨天時に氷河に流れ込む水が氷を溶かしたのだろう)。

 洞窟を抜け、さらに別の洞穴を眺めたら、再びクレバス帯に近づき、やがて帰路につく。てっきりまた同じ道を辿るのかと思いきや、さらに狭いクレバス帯を通ったり、極端に狭い氷のトンネルを這うようにして通ったりと、まるで氷河探検をしているかのようだ。

  時々雨が降りしきる中、迷路のような道を徐々に下っていくと、やがてクレバスが緩やかになり、険しい部分は通過した。これでもう、後はただ下るだけ…と思ったら、今度は荷物を背負っては通れないような氷のトンネルに入るという。これは希望者だけの参加だが、私も荷物を置いてトライしてみることにした。

  中に入ると極めて狭く、しかも下には水が流れているが、そこを這って通過していく。するとまもなく上が開け、今度はここを、ピッケルを使って這い上がっていくのだ。そしてやっとの思いで地上に姿を現し、成功した者同士でハイタッチをして喜び合った。

Glacier hole
氷河の穴を通る

Glacier cave
氷河の洞穴

Looking up at Clevas
クレバス帯を見上げる

 偶然の再会

 こうして末端まで下ったら、再び靴を履き替えて駐車場に戻る。実はそれほど期待していなかったが、今回の氷河ウォークは想像以上に面白く、参加した甲斐があったというものだ。結局6時前に街に帰着したが、氷河は十分に堪能することができた。

 そして街で天気予報を確認すると、相変わらずしばらく天気が悪いようであった。天気の良い日があれば、昨年果たせなかった、クックとタスマン山を映すマセソン湖と、チャンセラー・ハットへの氷河ウォークに挑戦しようと思っていたが、しばらくは無理そうである。ここでさらに1週間以上待機するわけにはいかないので、翌日にはワナカに下ることにした。

 そこでバスを予約し、久々にレストランで食事をしていたら、なにやら見たことのある人が現れた。ちょうど食事を終えたところだったので近づいてみると、やはり以前モツエカで会った日本人だ。彼もまもなく気づき、偶然の再会に驚きあう。聞けば、彼はこの日来たばかりで、これから4泊する予定だという。しばしこれまでの旅の話をして宿に移動し、結局夜遅くまで諸々のことを語り合ったのであった(この後、再びクィーンズタウンでも会うことになるのだが)。

Page Top
Copyright © gorinkan.org All Rights Reserved.