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ニュージーランドの国旗

旅行記:ニュージーランド(世界自然旅)

14.海獣見物 (2003/2/2:曇一時晴

 鯨の動き

 カイコウラに乗り込んだのは土曜の夜だったが、着いてみると大変な賑わいで驚いた。もっと素朴で静かな街かと思っていたが、中心街は人でごった返しているのだ。おまけにDolphin Lodgeを予約したつもりが実はDusky Lodgeだったり、そのDusky Lodgeではダイニングが騒がしくて階下の部屋で眠るに眠れず、酔っ払って朝の3時半になって戻ってきた人たちが4時過ぎまでスラングで(ここでは書けないようなことを)喋っているしで、もう散々な夜となった。

 翌朝、眠い目をこすりながら起きてみると、どんよりとした曇り空だったが、昨日のような強風はなくなっていた。カイコウラのアクティビティでは天気よりも波が重要なので、これはアクティビティ日和だとばかりに、さっそくホウェール・ウォッチングとシーカヤックを首尾よく予約し(あっさり決まって驚き)、次なる展開に備えた。

 そこで、まずはホウェール・ウォッチングだ。これはカイコウラを代表するアクティビティで、人気も非常に高い。今回は11時からのツアーに参加するが、まずはビデオを見てからバスで移動し、港で専用の船に乗り換えて出航した。

  船は快調に沖合いまで飛ばしていくが、波が非常に穏やかなので酔うことはない。しばらく走っていると、突然、右手に鯨がいるとの説明が。慌てて飛び出すが、かなり距離がある…おまけに、他の船はもちろん、上空からヘリコプターやセスナも寄ってみて、実に賑々しい。そして、まもなくフルークアップ・ダイブで沈んでしまい、あっという間に終了。残念だったが、ともかく鯨を見られたのは良かったとしよう。

 船はなおも鯨を探して航行する。しばらくすると、2頭目を見つけたとの情報が入ったが、またも右側だ。私は左側に座っていたので遠いが、距離もまた遠い…今度の鯨はあまり動かず、しばらくしてまたダイブで潜水してしまった。2頭現れたとはいえ、ろくに近くで見られず、このまま終わったらショックだ。

  すると、少し経って3頭目を発見したようだ。船が猛スピードで追いかけていくと、やがてほぼ正面に鯨が見えた。今度は今までより距離も近いので、十分に観察できる。この鯨は潮吹きなどして辺りを漂っているが、音といい大きさといい、なかなかの迫力だ。しばらく見守っていると、やがてダイブをして海の中に消えていった。

Whale at Kaikoura
海を漂う鯨

Fluke-up dive!
フルークアップ・ダイブの瞬間

  その後、また別の場所で見つかったとの情報を受けて急行し、かろうじてダイブの瞬間を遠目に目撃したら、船は港に引き返していく。途中でアルバトロス(Albatross:アホウドリ)に遭遇し、またオットセイのコロニーにも立ち寄って、3時間のツアーは幕を閉じた(残念ながらイルカは見られなかった)。

 シーカヤック体験

 ツアー終了後はバスで戻り、遅めの昼食で腹ごしらえを済ませたら、次はシーカヤックだ。もともとは、イルカと泳ぐツアーに参加しようかと思っていたが、いまだ風邪が治りきっていないので断念し、代わりにエイベル・タスマンで気持ち良さそうだったシーカヤックを体験してみようというわけである。

  ツアーは4時半開始(私のほかにはドイツ人夫婦のみで、ガイドを含めても4人だけ)。まずは車で移動後、カヤックのやり方を教わる。今までほとんどやったことはなかったが、意外に簡単そうな気がする。そして、支度を整えるといよいよ海へ向かった。

  いざ漕ぎ始めると、結構快適で面白い。少々の実戦トレーニングを終えたら、オットセイのコロニー目がけて漕いでいくが、私はガイドと一緒なので精神的に安心で、何より波が穏やかだ。と、油断していると急に波が現れ、1回被ってしまった。大した被害はないが、嬉しいのだか悲しいのだか、複雑な気分である。

  その後は順調に漕いで、やがてオットセイが見られるポイントにやって来た。転々とした岩にはたくさんのオットセイが、そして時にはアルバトロスが体を休めている。かなり近い距離まで寄っても驚く気配はなく、たくさんのオットセイを観察する(水中を泳ぐオットセイも間近で見られる)。そして元の場所まで2艘で競争するように戻り、3時間ほどのツアーは無事に終わった。

Albatross at Kaikoura
アルバトロス

Seals at Kaikoura
オットセイ

 夜中まで雑談

 ツアーを終えるともう夕食時だったが、カイコウラ(Kai:食べる、Koura:クレイフィッシュ)に来たからにはクレイフィッシュ(Crayfish:伊勢エビ)を食べなければと、少々高かったがクレイフィッシュ&チップスを食した。さすがに美味しい…気がする。久々に贅沢な食事だ。

 その後、シャワーを浴びて身支度をしていると、同室の人が「山に夕陽が当たって綺麗だよ」(もちろん英語)と言うので、外に出てみた。思ったほどではなかったが、雲がオレンジ色になって、まずまず綺麗だ。

  すると、別の部屋から出てきた女性から「日本人の方ですか?」と声をかけられた。彼女は就職前の卒業旅行に来ていて、旅行中に知り合った人と一緒に旅をしているという。結構登山をするというので(私などよりよっぽど歩いている)、NZの見所などを偉そうにも伝授し、その後は2人と一緒にお茶しながら夜中まで雑談に花を咲かせた。

 そして翌日は、午前中のんびりとカイコウラの沿岸で過ごし、午後になってクライストチャーチに向かって、大聖堂の前の宿Star Times Backpackersで翌朝の出立に備えた。

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