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ニュージーランドの国旗

旅行記:ニュージーランド(世界自然旅)

12.黄金のビーチを行く (2003/1/30:晴

 干潮時間に合わせて

 朝、近くの人がテントをたたむ音で目を覚ますと、既に太陽が水平線から顔を覗かせていた。雲1つない快晴だ。この日は3時間先のアワロア・ベイ(Awaroa Bay)の横断を干潮時間の午後3時頃に合わせなければならないため、しばしのんびり過ごし、10時になって、再びバーク・ベイが賑わい始めたのを尻目にスタートした。

 ちょうどこの頃、バーク・ベイでは海水が満ちていたため、迂回路を辿って歩いていく。湾を周り込むと、ややきつい登りとなるが、これをどうにかやり過ごすと、今度はアップダウンが続き、やがて下りに取りかかる。そして1時間ほどで急に視界が開け、美しい海岸線が再び姿を現した。

  こうして、まもなくトンガ・カリー(Tonga Quarry)に到着。ここで少々休憩したらビーチを歩いていくが、この先に道はない…どうやら間違えたようなので引き返し、また森の中に入っていった。

  海岸の断崖に沿いながら15分ほど歩くと、再び美しい海岸線が眼前に現れた。トンガ・ベイ(Tonga Bay)、そして弧を描く美しいオネタフティ・ビーチ(Onetahuti Beach)だ。ここは干潮時間前後3時間に歩くよう書かれていたが、波が穏やかなせいもあって、全然問題ないようである。

  その姿に見惚れながら浜辺に下りると、今度はビーチを延々歩いていく。最初はかなりの人と水上タクシーで賑々しかったが、少し歩くと人が極端に減るので、快適この上ないビーチ歩きだ。何度も辺りを振り返りながらゆっくり縦断し、あまりに美しいゴールドサンドの浜辺を通過していった。

Onetahuti Beach
オネタフティ・ビーチ

Tonga Island
トンガ島 (オネタフティ・ビーチより)

 どうってことないさ?

 この浜辺歩きを終えると、道は再び原生林の中に入っていく。トンガ・サドル(Tonga Saddle)を越えて少し下ると分岐に差しかかるが、オネタフティから1時間足らずと、まだまだ時間に余裕があったので、ちょっとアワロア・ロッジ(Awaroa Lodge)に寄り道することにした。

  ここは1884年に建てられた家の復元で…などと能書きを垂れている間に、体は勝手にロッジのカフェに入っていく。妥当な値段とは言い難いが、こうなったら仕方がないので(?)、久々に豪華な昼食を取ることにした(なぜかタイ風カレーを注文)。周りには、いかにもトレッカーという人と、いかにも日帰りで遊びに来た観光客が混在しており、時間を潰すには最適なところである。

  こうして午後2時頃になって、いよいよアワロアの横断に向かった。しばらく歩くと、まず最初に小さな入江(というより小川という感じ)を横断し、正規の道に合流する。その先はしばらく浜辺歩きが続き、広大なアワロア入江(Awaroa Inlet)を周り込んでいく。そして、いよいよ入江の横断となったが、ここは正直イメージと違っていた。よく写真などでは、膝ぐらいまで海水に浸かりながら歩くトレッカーの姿が紹介されているが、干潮時間ともなると海水は大きく引いており、広大な干潟を歩いていくだけなのだ。

  少々ガッカリしながら、大量の貝殻が取り残された入江を横断していくが、途中には一部流れが残っており、注意が必要だ。まだ膝下ぐらいまでの深さがありそうなので、ここは靴と靴下を脱いで、裸足で渡っていった(適度に冷たくて非常に心地が良い)。

  こうして十数m歩くと再び干潟になるので、靴を履き直して進む。すると、再び流れが立ちはだかった。が、2度も靴と靴下を履きかえるのは面倒だ(特に靴下が)。おまけに、前方から歩いてきた2人組は構わず履いたまま歩いている。深さも先ほどよりなさそうので、このまま渡っても特に問題なさそうだ。

  そんな自信過剰状態で渡っていくと、途中から思わぬ深さになり、靴と靴下は完全にずぶ濡れになってしまった。ここを渡り終えると後は干潟だけだが、靴がプカプカして気持ち悪い。仕方なく、横断を終えたら靴と靴下を脱いで、溜まった海水を流した。

 その後靴下を脱いで、素足にブーツを履いて再スタートしたものの、これがどうも具合が悪い。滲み込んでいた水が浮き出てくるうえ、踵が擦れて痛いのだ。道は巨木が並び立つ原生林をいくが、不快この上ない状態である。そこで30分ほど先のワイハラケケ・ベイ(Waiharakeke Bay)でしばらく休息し、靴を乾かすことにした(もちろん、そう簡単に乾くものではないが)。

Waiharakeke Bay
ワイハラケケ・ベイ

 ビーチ歩き

 ここから先は、いったん森に入ってゴート・ベイ(Goat Bay)に出ると、基本的にピーチ歩きが続く。浜辺の景色はもう相当見ているが、それぞれが独特の美しさを持っている。スキナー・ポイント(Skinner Point)からはトタラヌイ・ビーチ(Totaranui Beach)が見渡せ、ゴールドサンドの浜辺が眩しい。やがてトタラヌイに下ると、広大なキャンプ場に多くの人たちが遊びに来ていて、かなりの活気であった。

Goat Bay
ゴート・ベイ

View from Skinner Point
スキナー・ポイントより

 ところで、このコースは交通手段の問題もあって、ここトタラヌイで切り上げる人も多いらしいが、私はその先にも足を延ばすつもりであった。しかし既に5時過ぎと、それほど遠くに行けるわけではないので、1つ先のアナパイ・ベイ(Anapai Bay)を目指すことにする。

 トタラヌイからはしばらく平原をゆき、やがて木生シダの巨木が林立する原生林の中を登っていく。さすがにもう疲れが溜まってきていたが、ここを越えると今度は下りだ。こうして1時間ほど歩き続けると再びビーチが現れ、白浜が印象的なアナパイ・ベイに到着。もうこの手の景色は食傷気味だが、美しいものはやはり美しい。

  このキャンプ場はテントが4張しか張れないとあったが、既に3張あるものの、実際にはまだいくつか設営できそうな感じである。ともかく無事テントを張り、サンドフライの被害に遭いながらも食事を済ませて、波音を子守唄に、この日は早々に床に就いたのであった。

Anapai Bay
アナパイ・ベイ

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