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ネパールの国旗

旅行記:ネパール・ヒマラヤ(世界自然旅)

74.一気に終結 (2004/12/15:晴後曇

 馴染みの店

 後はもう、ほとんど下るだけなので、今日は行けるところまで行くつもりである。朝食を済ませたらさっそく出陣し、ゴンパを過ぎて粛々と下っていった。

  しかし、チャムキまで来たら、再びPeaceful Restaurantに寄り道する。ここは往路で、ヤクのカートを食べた馴染みの店。この前は非常に美味しいカートをいただいたので、帰路には寄りたいと思っていたのだ。

  そこで今回もカートをいただき、あわせてヤクのミルクティーとスプリングロールも食す(先ほど食事したばかりだったが、ちょっとした恩返しだ)。カートは前回より酸っぱかったが、ミルクティーの方はなかなか美味しく、ヤクも捨てたものではないと改めて思う(バター茶は美味しくないが…)。

 食後、別れの挨拶を交わしたら、再び下り始める。ゴラ・タベラまで歩くと、再度ランタン・リルンが姿を現し、美しい山容を見せてくれるが、それももうここまで。小休止して景色を眺め直したら、ついにリルンとお別れし、樹林帯に入っていった。

Ghora Tabela
ゴラ・タベラより

 数人のトレッカーとすれ違いながら、黙々と歩いていくと、11時頃にはラマ・ホテルに到着。まだ昼食には早かったが、暇そうにしていた中年女性に声をかけられ、食事をしていけという。どうしようか迷ったが、またも押しの強さに負けて、ここで早めの昼食にした(朝食を2回食べているので、まだお腹は空いていなかったのだが…)。

 意外な登り続き

 食後、リムチェまで歩いたところで、ランタン・コーラ沿いの道ではなく、山腹のコースを選択する。このまま川沿いの道をゆく方が楽なのだが、狭い渓谷に入ってしまうため、展望は効かないのに対し、山腹の道は展望が良く、登りもそれほどないとのこと。歩く人は圧倒的に少ないが、こちらの方が面白そうだ。

 ところが、のっけからジリジリと登りが続き、いきなり体力を消耗する。これで景色が良ければ我慢できるが、あいにく雲がかかってしまい、谷底しか望めない…しかも、登っても登ってもまだ登りが続き、心の準備ができていなかったので、精神的にも消耗させられてしまった。

 それでもどうにかシェルパ・ガウン(Sherpa Gaun)に到達するものの、その先もまた登りが待ち構えているではないか。ガイドブックでは逆ルートで記載されていたので、「ほぼ水平に進む」とあったが、こちらから見ると登り続き。意外な展開が続き、苦しいところだ。

 このルートは全くトレッカーを見かけないが、地元の人は物珍しいのか、「1人で歩いているのか?」などと心配してくれる。こんなところで死にたくはないので、山賊が出ないことを祈りつつ、辛抱強く登っていった。

  そして、ようやく登りが終わって北に巻き出すと、ここからは緩やかに下るようになるが、バンジャン・ガオン(Bhanjyang Gaon)で道を見失い、畑の中に迷い込んでしまった。地元の人も心配して見ているが、ここはどうにか脱出し、無事本道に合流することができた。

 終わらせてしまおう

 なおも下るとカンデン(Khamjing)の集落が見え、その下にはボーテ・コシの渓谷を見渡すことができる。もう夕方近くなり、だいぶ陽が陰ってきたが、ここまで来ればもうシャブルベンシは遠くない。かなり疲れていたし、もともとは途中で泊まるつもりだったが、こうなったら、早いところトレッキングを終わらせてしまおう!

 カンジンにやって来ると、ロッジの客引きが声をかけてきて、もうシャブルベンシには下れないから泊まれ、と言うが、それには耳を貸さずに進む。とはいえ、残された時間はあまりないので、駆けるようにして急斜面を下っていった。

 ジグザグに駆け下りていくと、だいぶ暗くなってきたところでワンガル(Wangal)に到着。ここからは川沿いの緩やかな道となり、そのまま歩いて、どうにかシャブルベンシまで歩くことができた。橋を渡って集落に入る頃にはすっかり陽が落ちていたが、Hotel Lhasaに入って、長い1日を終えたのであった。

  そして翌朝、首尾よくバスのチケットを入手し、一路カトマンズへと帰っていく。バスは当然超満員で、なかには屋根に乗る人もいるほどだが、バスはのろのろと南下。途中、また7ヵ所もチェック・ポストがあり、その都度車内もチェックされるが、なぜか私はネパール人に間違われ、何度も質問される羽目に…往路は問題なかったので、どうやら日々ネパール人化が進んでいるようだが、ともかくまた10時間かけて文明の地に戻った。

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