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ネパールの国旗

旅行記:ネパール・ヒマラヤ(世界自然旅)

58.肝心なところで晴れ (2004/11/18-19:曇時々晴

 最後の峠越え

 トルカを発つと、まもなくモディ・コーラに別れを告げ、最後の峠に向けて登り始める。道中では、ところどころヒマラヤザクラが咲いていて綺麗だが、ネパールではあまり評価されていないとのこと(でも、ロッジ名に「サクラ」が使われているのはなぜだろう?)。確かに、日本のように群生していないので迫力に欠けるが、これはこれで味があると思う。

 ベリ・カルカ(Bheri Kharka)まで登ると森に入ってしまい、眺望はいっさい効かないので、ここは黙々と登っていく。やがてビチュク・デオラリ(Bhichok Deorali)に登りつくと、眼下にダンプス(Dhampus)が見えてくる。天気が良ければ、さらにポカラやペワ湖(Phewa Tal)まで見えるらしいが、すっかり雲に覆われて何も見えない…残念だが、少し休んだら下ることにした。

 ここからは緩やかに下っていき、ポタナ(Pothana)を過ぎて石段をだらだら下っていくと、ついにダンプスに到達。ここから下山口のフェディまでは1時間ほどなので、今日中に下りきることも可能だが、ここは展望の良いところとして知られている(同時に、泥棒が多いところでもある…)ので、無理せずHotel Panorama Pointに宿泊となった。

  あわよくば、ここで夕景を眺められればと思っていたが、雲は一向に取れる気配はなく、白き神々は隠れたまま…やがて陽が暮れ、すっかり暗くなってしまったので、明朝に期待することにした。

 歩き終えて

 そして翌朝、日の出前に起床すると、期待通り晴天が広がっていた。まもなく陽が昇りそうだったので、あわてて展望の良い場所に出向き、日の出を待った(宿のテラスからも望めるのだが、既に先客に占拠されていた…)。

 すると、まもなく正面のマチャプチャレが赤らみ、続いてアンナプルナ・サウスとヒウンチュリも輝き始めた。やや遠いが、アンナプルナ IV 峰(Annapurna IV:7525m)と II 峰(Annapurna II:7937m)も良く見えている。内院の後では迫力に欠けるものの、肝心なところでは晴れてくれて何より。これで心置きなく下山できるというものだ。

Macchapucchare sunrise
朝焼けのマチャプチャレ

Annapurna sunrise
アンナプルナ・サウスとヒウンチュリも輝いている

 食後、アンナプルナの山々とお別れして下り始めるが、ここまで来ればもう楽勝である。辛そうな登り人を尻目にぐんぐん下ると、やがて眼下には道路が見え、バスや車の騒音が聞こえてくる。途中で先を行く人たちを追い抜き、最後は駆けるようにして下って、30分あまりで無事に下山することができた。やれやれ、これでアンナプルナは終了だ。

  と、ここでちょうどポカラ行のバスが現れたので、後続の人とガイドが来るのを待ってもらう。そして、終点のバス・ターミナルからは合同でタクシーを捕まえ、首尾よくポカラに戻ったのであった。

  まだ10時過ぎだったが、早くもHotel Plaza Annapurnaにチェックインし、完走記念に豪華なダルバートをいただく。おかわり自由なので、お腹がはちきれんばかりに食してしまい、その後しばらくは身動きも取れないほど…それでも夕方前には復活し、ペワ湖畔を散策したりして、つかの間のポカラ観光を楽しんだ(ここでも、ラサで会った日本人とばったり会って驚いた)。

 楽園でのんびり

 こうして、ネパールでのトレッキング第1弾は終了した。乾季の只中のはずなのに、晴れるのは朝のうちの数時間のみで、9時頃にはもう雲に覆われることが多かった(朝から曇っている日も何日かあった)が、肝心のプーンヒルと内院で好天に恵まれたから、良かったと思うことができる(そうでなかったら後悔していたかもしれないが)。

  その一方で、事前の心配とは裏腹に、 マオイストに出くわすこともなく、山賊に襲われることもなく、窃盗に遭うこともなく、許可証のチェックすらないほど平穏無事で、快適に過ごすことができた。この様子なら、次のサガルマータは治安が良いようなので、単独でも歩けそうだ(ガイド代や宿泊費が高いので、できれば個人で行きたいと思っていた)。

  さて、翌20日には再びツーリストバスに乗ってカトマンズに戻るが、明日からバンダのせいか、道中は非常に混雑し、しかも所々で検問があるため、時間がかかって仕方がない…カトマンズの手前からは大渋滞になり、結局10時間近くかかってようやくカトマンズに帰着。ここでガイドと別れ、今度はCherry Guest Houseに移籍して疲れを取った。

 そして、次の出発は23日なので、それまでの2日間はカトマンズで過ごすことになる。予告通りバンダが実行されたため、タメルの店も軒並みシャッターを降ろしているが、よく見ると、ほとんどは裏口から入れるようになっている。ここは観光客の受け入れ態勢が非常に整っていて、日本食も選び放題だ。「沈没」する旅行者が多いのも頷ける話で、私もしばしこの「楽園」でのんびり過ごし、次の最長トレッキングに備えた。

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