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旅行記:イギリス&アイルランド(世界自然旅)

2.街中マラソン (2004/4/18:曇時々雨

 市民マラソン

 昨夜から雨音のような音がしていたので気になっていたが、朝起きてみると、どんよりと曇っていて、小雨がパラつく状態であった。外に出ると肌寒く、ある意味ではロンドンのイメージにぴったりの天候だが、これでは出かける気が失せてしまう…それでも天候の回復を信じて、街中に繰り出すことにした。

 今日は、昨日予定していた"Jubilee Walkway"を歩くことにする。この散策路は、市内の主な観光スポットを周りながら歩くコースで、観光局では無料で地図付パンフレットを置いているぐらいだ(1977年に作られたらしい)。まずは地下鉄でレイセスター広場(Leicester Square)まで行き、そこからナショナル・ギャラリー(National Gallery)、トラファルガー広場の横を通って南下していく。セント・ジェームズ公園(St James's Park)まで来ると、それまでの寒々しい景色が一変、多くのマラソン・ランナーでごった返している。どうやら、今日は市民マラソンが行われるらしい。

St James's Park
セント・ジェームズ公園

  公園の脇を通っていくと、その先がマラソン・コースに遮られて左折できなくなっていた。仕方ないので迂回し、散策路のコースに戻ってビッグ・ベン(Big Ben)の前までやって来る。マラソン・コースはそこで左折、私の方は右の国会議事堂(Houses of Parliament)とウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)の間を抜けて、次の橋まで南下していった。

Big Ben
ビッグ・ベン

 雨中の中で

 テムズ河を渡り、対岸を北上していくと、徐々に雨が本降りとなり、BAロンドン・アイ(BA London Eye)の観覧車の辺りでたまらず、雨宿りをして急場を凌がざるを得ない状況となった。そこからしばらくは河沿いの道歩きで、のんびりと歩いていく。ロンドン・ブリッジ(London Bridge)の周辺からは再び人が多くなり始めたが、雨音が喧騒を和らげてくれている。やがて目の前には、あの有名なタワー・ブリッジ(Tower Bridge)が姿を現した。すると、橋の上では妙な歓声…何で盛り上がっているのだろう、何かあったのだろうか?

Tower Bridge
タワー・ブリッジ

 橋の近くまでやってくると、ものすごい人と歓声に度肝を抜かれた。と同時に、その理由がわかった。スーパーマンになったり、人間大の靴の着ぐるみを着たり、軍隊風の格好をしたり、思い思いの服装で走る人、人、人…そうか、今日はあの有名なロンドン・マラソンの日だったのだ。渋滞の中、やっとの思いで橋の上に到達すると、ランナーの姿を間近で見ることができる。天気こそ良くないが、皆、この1年に1度のイベントを楽しんでいるようだ。

Running at London
ロンドン・マラソンだった

 橋を渡ると、散策路は左に折れることになっているのだが、この日はあいにくマラソン・コースとして使用されているので、どうにも歩くことができない。そこでやむなく直進すると、今度は大渋滞で動きが取れない…ロンドン塔(The Tower of London)を横目に見ながら、牛歩のごとき歩みで、やっとのこと渋滞を抜けたのであった。

Royal Exchange
王立証券取引所

St Paul's Cathedral
セント・ポール大聖堂

 ここから先は、散策路とマラソン・コースが離れるので、先ほどまでの喧騒が嘘のように、静かな街歩きとなる。イングランド銀行(Bank of England)や王立証券取引所(Royal Exchange)を過ぎるとまもなく、壮大なセント・ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)が現れる。そして、最後は繁華街を抜けていくと一周達成! ほとんど雨の中だったが、無事歩き通すことができた。

 一度は完走を

 歩き終えて、ジェイド・ガーデン(Jade Garden)のあたりで遅めの昼食を取っていると、今更ながら雨が止んで、薄日が差すまでになっていた。地下鉄に乗って帰る頃には、マラソンを完走したと思われる人たちが、景品を持って車内に乗り込んでくる姿も見られる。待ち焦がれていた時を終えて、きっと満足感で一杯だろう(中には、悔しい思いをした人もいるかもしれないが)。

 この少し前、蓼科に滞在していた時に長野マラソンの直前情報が結構流れていて、マラソンに向けて準備を進めている市民ランナーの姿などが写し出されていた。今回、こうして偶然にも市民マラソンの一端を垣間見ることができて、今までとても縁遠かったマラソンというものが、少しは身近になったように感じるし、市民マラソンというのも良いものだな、と思えるようになった。私自身はまだ一度もフルマラソンを走ったことがない(今でこそトレッキングなど持久系の運動が多くなっているが、元来は速筋派なので、マラソンは得意ではない)が、こうなったら生涯に一度ぐらいは完走してみたいものである。

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