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エジプトの国旗

旅行記:エジプト(世界自然旅)

7.オアシスを巡って (2005/2/2-3:晴時々曇

 あっけない幕切れ

 朝、日の出とともに起きるが、結構冷え込んでいて寒い(私は問題なかったものの、他の参加者は、薄い寝袋のため風邪をひいたらしい)。砂漠にしては珍しく薄雲が広がっていたが、朝食を済ませたら、まもなく出立するというので軽く辺りを散策し、この不思議な世界をじっくりと味わった。

Camp view (1)
飽きない景色

Camp view (2)
さらば白砂漠…

 こうして白砂漠とはお別れ。2台のジープがカーチェイスを繰り広げながら走っていくと、10分少々で車道に出て、あっけなくジープ・ツアーは終わってしまった。待っていたマイクロバスに乗り換え、一路ファラフラ・オアシス(Farafra Oasis)へ。たかだか30kmしか離れていないのですぐに到着し、ここで2時間もの休憩となった。なんだ、こんなことならもっと白砂漠にいたかったのに…

 ここのホテルにはプールとシャワーがあったが、プールの水は非常に冷たくて入れず、プールもシャワーも有料。今夜には無料でシャワーを浴びられると思うと、とても使う気にはなれない。飲み物も異常に高かったので注文しなかったが、他の人たちはシャワーと飲み物に金を惜しむことはなかった。なんてお金持ち…

 ツアー・リーダーが買ってきたランチを食したら移動するが、すぐに停車し、近くの美術館に立ち寄ることとなった。この地方の風俗を現した人形や壁画が展示されていて、まぁまぁ面白いのだが、白砂漠の短さを考えると少々不満だ。ここで長居したところでようやく移動を開始し、南に走り出した。

Dakhla Oasis
ダフラ・オアシス

Al-Qasr
カスル

 大きなオアシス

 バスは延々砂漠の中を走っていく。トイレ休憩などを挟みながら進むが、あの白砂漠の景観を見てしまうと、この辺りには一抹の感動もない。しばらく走ると砂丘が見られるようになったが、車が停まらないので目で追うだけ。今日は前半のんびりし過ぎて既に陽が暮れかかっており、走り去るしかない。

 やがて、緑の田畑と集落が見えてきた。ここからダフラ・オアシス(Dakhla Oasis)のようだが、結構大きなオアシスだ。背後に岩山が迫り、緑のオアシスとのコントラストが印象的である。バスはほどなくして街中に入り、カスル(Al-Qasr)と呼ばれる中世の城塞街の前で停車。車を降りて観光となった。

 この一帯は紀元700年頃から街になっていたらしく、最古のイスラム寺院などを見学する。泥レンガでできた街中は迷路のようで、ガイドなしでは迷子になりそうだ。その後絞首刑場を周り、最後は小博物館にも立ち寄ったが、見学を終えた頃にはもう陽が沈み、すっかり暗くなっていた。

 そんな中をバスはさらに走り、本日の宿、Mebarez Hotelに到着。最後になって慌しく、少々疲れたので、夕食を食べたらシャワーを浴びてさっさと眠った。

 そして翌日、ロバが闊歩する街中を後にし、この一帯最大のオアシス、ハルガ・オアシス(Kharga Oasis)に向かった。

Donkey at Dakhla Oasis
ロバがゆく

 護衛付き

 砂漠の中を3時間ほど走ると、前方に大きな街が見えてきた。これまでのオアシスと比べると明らかに大きく、活気があって賑やかだ。バスはここをいったん通過して郊外に出て、バガワート(Al-Bagawat)という遺跡の前に停車した。

 この遺跡は2世紀から7世紀まで使われた共同墓地跡で、数多くの霊廟が残されている。あいにくドイツ人の団体客(100人ぐらい)が少し前に来た影響で混雑し、待たされたりもしたが、まずまずの印象であった。

Al-Bagawat
バガワート

 再びバスで街中まで戻り、市場で買い物をしたらHamadalla Hotelにチェックイン。買ってきた食料でサンドイッチを作って食べると、近くのニューバレー博物館(Al-Wadi Al-Gadid Antiquities Museum)を鑑賞する。

 ところが、ここで奇妙なことが起きた。たかだかすぐ近くの博物館へ行くのに、警察の護衛車両が付いてくるのだ。博物館の品をじっくり見て、戻る時も警察が護衛し、のろのろと付いてくる。なんだか気持ち悪いが、エジプトは観光立国ゆえ、事件が起きないよう変に気を使っているらしい(特に1997年のテロ事件で大きな犠牲が出て以来)。

 そして、この日は夕食を市場近くで食べることにしたが、そこにも当然警察がまとわり付き、それから郊外に歩いて一杯、という時にも執拗に付いてくる。こうなるともう見せ物状態で、地元の人たちが面白がって付いてきてしまう。もう少しうまい方法があるような気がするのだが…

 ともかく、こうしてオアシスの夜は更けていった。

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