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エジプトの国旗

旅行記:エジプト(世界自然旅)

4.砂嵐の洗礼 (2005/1/30:曇時々晴

 まずはピラミッド

 今回利用するのはImaginative Traveller社の現地発着ツアー。私には、本来この種のツアーは合わないのだが、エジプトは下手に個人で動いても混雑しているうえ、ボられる可能性が高いし、この先の予定を立てる上でも有用だと判断。あらかじめ日本の旅行会社を通じて予約を入れておいた。その時には私を含めて3人と聞いていたが、果たして…

 この日はなぜか早く起きてしまい、7時前に朝食(ビュッフェ形式!)をいただく。始めは空いていたが、まもなく混み出してほぼ満席。しかも宿泊者はほとんどがこの会社のツアー参加者らしく、既に意気投合しているグループが多い。と、いきなりツアー・リーダーが声を掛けてきた(おそらく、1人だけ東洋人なのでわかったのだろう)。軽く挨拶を交わすと、食後に顔合わせをするから来てくれという。恐る恐る顔を出すと、他にオーストラリア人の女性2人とドイツ人の夫婦がいた。メンバーは計5名らしい。自己紹介の後、必要書類を提出し、ツアーに関する簡単な説明を受ける。今日はさっそくギザのピラミッド(Pyramids at Giza)とエジプト考古学博物館(Egyptian Museum)に向かうので、打ち合わせが終了したら直ちにミニバンに乗り、ガイドとともにギザへと出かけた。

 今日の空は曇っているなと思っていたが、よくよく見ると、晴れているのに霞んでいる。その理由は、高速道路に入ってすぐにわかった。強烈な南風により、砂漠の砂が舞っているのだ。しばらくして有名な3大ピラミッドが見えてくるが、やはりぼんやりとしか見えない。エジプトはほとんど毎日晴天と聞いていたのに…こんな調子でまともに観光できるのか不安になってきたが、予定は変更できないので、今日行くしかない(これがツアーの辛いところ)。

 ピラミッドはどんどん大きくなり、目の前に立ちはだかるようになる頃ゲートに到着したが、案の定ものすごい突風で、砂だけでなくゴミも数多く舞っている。それでいてかなりの人ゴミ…さすがはエジプト有数の観光地と感心したが、ともあれ車はクフ王のピラミッド脇を通り過ぎ、カフラー王のピラミッド前で停車。目の前にピラミッドが迫る中、ここで45分の猶予が与えられ、各自好きなように動くこととなった。

Pyramid
カフラー王のピラミッド

 砂嵐の中で

 普通は、この時間を利用してピラミッドの内部に入るのだが、私はどうしても3大ピラミッドを一望する場所に行きたかった。これは絵葉書などで良く使われているが、砂漠の中をかなり歩かなければならない(またはラクダを利用する)ので、ツアーではまず行かないのだ。そこで、混雑するピラミッド内部入口を通過して、ピラミッドを周回しながら展望地に向かうことにした。

 ところが、ピラミッド西面に回りこんだ途端、半端でない砂嵐に見舞われた。砂が刺すように飛んできて、とても前を向いて歩けない。目をサングラスでガードしながら歩くが、一歩一歩進むのにさえ苦労する。やっとの思いでピラミッドの端まで来たが、展望地までの距離はまだまだ…ここでロバ引きが声をかけてくるが、絶対にボられるので相手にせず、逆風の中を少しずつ前進していく。何とか必死に歩を進め、メンカウラー王のピラミッドの横までやって来ると、背後にはカフラー王とクフ王の2大ピラミッドが美しい井手達をしている。本当なら3つ揃った姿を望みたいのだが、この調子では展望地まで行く時間はないし、精神的にももう限界だ。やむなくここで断念し、撤収したのであった。

Pyramids at Giza
2大ピラミッドを望む

 こうして随分と手荒い歓迎を受けて駐車場に戻ると、今度は車に乗って移動し、ピラミッド・パノラマ・ポイントに向かった。ここからは確かにピラミッド群が望めるのだが、3つの並び方があまりに悪いうえ、すぐ横に観覧席を建設中で、一層景観を損ねている。ガッカリしながらここを後にすると、元の道を戻り、そこからスフィンクス(Sphinx)脇を走っていく。スフィンクスとピラミッドを望む場所(ここも絵葉書などで良く使われる)で下車し、いざスフィンクスに向かった。

Pyramid and Sphinx
スフィンクスとカフラー王のピラミッド

 ガイドの解説の後は自由時間となり、スフィンクス神殿に入っていく。ここを通過するとスフィンクスの真横に出て、すぐ目の前にスフィンクスを望むことができる。当然観光客でごった返しているのだが、ほとんどが団体客なので混雑の変動が激しい。比較的人の少ない時間もあって、時間をギリギリまで使って(それなりに)楽しんだ。

Pyramid on Sphinx
スフィンクスとクフ王のピラミッド

Back side of Sphinx
スフィンクスのお尻

 定番を周る

 こうしてギザのピラミッドを後にするが、まもなく車はパピルスの博物館に停車。ここでパピルスの作り方のレクチャーを受けた後、気に入った作品がないかをチェックすることになる。ここなら偽物の心配はないが、最低100£Eからと、結構良いお値段がする…もともとパピルスは(自分への)土産として買おうと思っていたので悩んだが、結局、珍しく2つも購入してしまった。

 それからファースト・フード店に寄り道してテイク・アウトの食事を取ると、車はカイロ中心部に向かう。ギザのピラミッドからカイロの考古学博物館という、大定番の観光コースだ。バンは1時間ほど走って博物館前に到着。ここでカメラなどのチェック(持ち込み不可!)を受けて、中に入っていった。

Egyptian Museum
エジプト考古学博物館

 ガイドの説明を受けながら主要な見所を周っていくが、ここの見ものは何といってもツタンカーメン(Tutankhamun)の秘宝。黄金のマスクをはじめ、様々な調度品が展示されている。他の品も見所満載で、ゆっくり見るなら数時間ではとても足りない。今回はまぁ、触りだけということで…

 2時間ほどの駆け足見学で博物館を去るが、私はエジプト脱出の航空券を確保しておきたかったので一時離脱し、旅行会社に出向く。そして、チケットを首尾よくゲットしたら、歩いて宿まで戻り、みんなで夕食に出かけることになった。

  ツアー・リーダーお勧めの店にタクシーで向かうが、夜の交通事情はかなり危険で、接触すれすれの運転でヒヤヒヤもの(運転手は、これが普通と言わんばかり)。店の値段もかなりお高く、先進国のレストランと変わらないほどだ。おまけに「乾杯!」(cin cin)とやった後で、「"cin cin"は日本では変な意味なんだって?」とツアー・リーダーが振ってきた。他のメンバーも興味津々で聞いてくるが、そんなの、答えられるわけがない。最初から波乱のスタートになってしまった。

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