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エジプトの国旗

旅行記:エジプト(世界自然旅)

3.深く潜れ (2005/1/28:晴

 水深30m!

 今日で講習は最後。最初の課題が「ディープ・ダイブ」で、いよいよ水深30mの世界に潜ることになる。この日は他の外国人グループと一緒なので、宿題は後回し。さっそく準備を整えて車に乗り込み、北のキャニオンに向かった。

 キャニオンは40~50mの切り立った崖のあるエリアだが、もちろんその最深部まで潜るわけではない。ちょうど水深30mの深さまで穴が開いた箇所があり、そこまで降りた後、狭い洞くつを抜けて、別の出口から脱出(?)することになる。聞いただけで、非常に面白そうではないか。

 ビーチに着いたら準備を整えるが、今回も空気が漏れていて少々不安…そんな中を入水し、しばらく浅い海域を進んでいくと、突如として目の前に大きなブラック・ホールが現れた。まさかここを降りるのだろうか…と、インストラクターがサインを出したので、思い切って潜降開始!最初は下が見えずに不安だったが、いざ降りてみると周囲は見えるようになり、思ったより楽しい。予想外に早く降りてしまうという失敗はあったものの、あっという間に水深30mの世界に突入してしまった。

 下まで降りると、これまでとは違った大きな水圧を感じる。なるほど、これが水深30mか…と感慨にふけっている暇などなく、判断力のテストを行ったら、すぐに洞くつに沿って浮上を開始する。見上げれば穴に差し込む光が美しい。この狭い通路を昇っていくが、これがまたこれまでにない体験で楽しい!

Black hole
ここを昇る

Canyon diving
狭い穴を抜けていく

 ここを抜けると広い海原に出るが、ここで緊急事態発生。空気の消費が早くて、残りが少なくなってきたのだ。やむなくインストラクターから空気を借りて緩やかに浮上を続け、何とか持ちこたえる。そして、水深5mで安全停止(深いところに潜ると窒素が蓄積されやすくなるので、急激な浮上で減圧症になるのを避けるべく、水深5mで3分間とどまる必要がある)。無事に地上に戻ることができた。

Bable at Canyon
亀裂から泡が上がる

Coral at Canyon
いろいろな魚が登場

Diving stop
安全停止中

 蒼の世界

 別のグループが上がってくるのを待ったら、荷物を片付けて、さらに北のブルーホールへと移動する。時間の関係でここで早めの昼食を取り、その間に残りの課題「マルチレベル・ダイブ」をこなして、最後のダイビングに備えた。

 外国人グループが出立した後、こちらもいざ出陣!というところで、何と私の使用している器材の、空気を送るチューブが破裂してしまい、大量の空気が漏れ出した。これでは潜れないので器材を交換するが、あいにく他でも故障があったらしく、予備の器材は持ち出されていた。チューブだけの交換を試みるも、それは適わず…最後の最後で思わぬハプニングに見舞われてしまった。

 暗礁に乗り上げたかに見えたが、壊れたというもう一品を見ると、何が壊れたのかわからない。チェックする限りは正しく動くので、インストラクターがこれを使い、私はインストラクターの器材を使わせてもらうことで落着した(一種の賭けなので、この時インストラクターはかなり緊張していたらしい)。

 今回は、まずベルズ(Bells)と呼ばれる狭い箇所を潜降した後、切れ落ちた崖の中段を泳いで、最後に美しいブルーホールのサンゴ礁を眺めるというもの。潜る順番が決められ、私は最後にエントリー。さっそく暗い穴のようなところを潜降するのだが、もう一人がそれを認識できず、降りようとしない。私がサインを送っても気づかず、もがいている間にインストラクターが浮上してきて、これはナシになってしまった(面白そうだったのに…)。

 ここからは崖に沿って泳いでいくが、片側が完全に切れ落ちたところを行くのは、少し怖い気もするが、なかなかの快感だ。反対側には見渡す限りの青、と言うより蒼の世界が広がり、吸い込まれそうなほど美しい(写真も撮りたいが、あまり夢中になっていると遅れを取るので、最低限に留める)。

Coral at Blue Hole
サンゴ

Blue Hole
吸い込まれそうな蒼

 しばらく進んだところで残圧計をチェックすると…そんな馬鹿な、もう60しかない!先ほどチューブが破損した際、かなりの空気が漏れたが、それをちゃんと把握していなかったのだ。仕方なくまたインストラクターから空気をもらいながら進み、ブルーホールへと入っていく。本来ならここでじっくりサンゴと魚を鑑賞できるのだろうが、この状況ではゆっくりできず、少し眺めたら浮上を開始。最後は例によって安全停止を行って、やや消化不良ながらも、無事講習を終えたのであった。

 少し上級者に

 こうしてどうにかダイビング・コースをこなし、少しだけ上級者になった。今回は思わぬ形で受講することになったが、以前よりも変化のあるところでダイビングをすることで、これまでよりもさらに興味がわいてきた。費用がかかるのが難点だが、また美しい海に来た際には、是非とも潜りたいものだ。

 この夜はお祝いの食事を3人でともにし、これからの旅の話などに花を咲かせた(私は南米の話などを提供)。もっとも、皆結構疲労がたまっているので、そう盛大に盛り上がったわけではないが。

 そして翌日、午前中は久々にのんびりと過ごし、昼にバス・ターミナルへと向かう。5£Eでタクシーをつかまえたが、ターミナルに着いた途端、何とこの輩は25£Eを要求してきた。日本人だからと舐めやがって…もちろんこんなボッタクリに屈するわけにはいかないので、ここは喧嘩して元通りに収めるが、全くもって油断できない。この国はこれまで、妙に陽気な人が多いと思っていたが、ガイドブックに書いてあるように、観光客相手のボッタクリが横行しているので気をつけなければならない、と改めて肝に銘じた次第だ。

 バスは12時半に出立し、シャルム・イッシェーフ(Sharm El Sheikh)経由で海岸線に沿って北上していく。途中からはウトウトしていたのであまり覚えていないが、ともかく9時間かけてカイロに戻り、指定のIndiana Hotelにチェックイン。翌日からのツアーに備えた。

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