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旅行記:東アフリカ(世界自然旅)

31.楽園のクレーター (2005/3/11:晴

 クレーターの底へ

 タンザニアでのサファリも最終日を迎え、ついにンゴロンゴロ・クレーターの底を訪れる。日の出前に起きると、朝から雲一つない快晴に恵まれており、絶好のサファリ日和だ。ここでキャンプする人は皆クレーターを訪れるので、朝食もそこそこに、さっそく車で出かけていった。

 ゲートでチェックを受けたら、セネト坂(Seneto Descent Road)を慎重に下っていく。クレーターの景観は素晴らしく、特にマカトゥー湖(Lake Magadi)が光り輝いて美しい。

Ngorongoro view from Seneto
セネトからの眺め

OStrich at Ngorongoro
ポーズを決めるダチョウ

 底にたどり着くと、まずはハイエナとダチョウが挨拶に訪れ、続いてバッファローの大群が目に飛び込んでくる。こちらをジッと見つめ、中には戦闘モードに突入しているものもいるが、脅かさなければ平気のようだ。

Buffalo at Ngorongoro
バッファローの大群に遭遇

Buffalo looking
そんなに見つめないで…

Buffalo fighting
戦闘中

 ここをじっくり眺めたら、そのままレライの森(Lerai Forest)に入る。アカシアの木々が印象的だが、森の中では動物を見つけにくく、ゾウぐらいしか見あたらない。それでも、2頭目は立派な牙を持っていて、なかなかの迫力だ。

Lerai Forest
レライの森

Elephant at Ngorongoro
牙がご立派

  すると、ここでピクニックサイトに入り、早くも休憩となった。個人的には、朝早い方が動物は活発なので、もう少し続けて欲しいのだが…

  まだ私は余裕だったので、他の人たちがトイレに行く中、1人車内で待機。ところが、不意にサバンナモンキーが現れ、餌を物色し始めた。追い払ってもなかなか逃げず、ついには車の上に乗り、中に入ろうとするではないか。私は助手席の位置にいたので、必死に脅して進入を防いだが、危ないところであった。

Monkey fighting
サバンナモンキーの侵入を防ぐ (フランス人撮影)

 ヌーの大群

 森を抜けると、今度はゴリゴル湿地(Gorigor Swamp)に沿って走るが、まもなく左手に、ノシノシと歩く動物が見えた。ガイドは双眼鏡でクロサイ(Black Rhinoceros)だと確認するが、あまりにも遠すぎて、点にしか見えない。ここは数少ないクロサイの生息地だけに、もっと近くで見たいものである。

 この先は緑のサバンナが広がり、バッファローの群れが駆けていたり、ハーテビーストが走ってきたり、カンムリヅルが歩いていたりと、まるで楽園にいるかのようだ。そして、前方に黒い点が見えるので行ってみると、それは何万頭というヌーの大群であった。セレンゲティであまり見かけないと思ったら、こんなところにいたのか。

Wildebeest at Ngorongoro
壮観なヌーの群れ

 これだけ大量にいると、ヌー独特の鳴き声がけたたましく、何か異様な雰囲気である。ちょうど出産期を終えた頃なので、中にはか弱い子供の姿も見えるが、彼らがもう少し大きくなったら、きっとセレンゲティに戻り、川渡りをして命を繋げていくのだろう。実に壮大な自然のドラマだ。

Wildebeest cub
ヌーの子供

  大群を割って進み、マカトゥー湖畔に進めば、今度はフラミンゴの群れが見えてきた。湖畔近くまでヌーの群れに占拠されているものの、湖は彼らの天下で、一心不乱にプランクトンを捕食している。しかし、これももうケニアで散々見たので、それほどの感動には至らない。一通り眺めたら、次の場所に向かった。

Flamingo at Lake Makadi
マカトゥー湖のフラミンゴ

 真打ち登場

 この先まもなく、ライオンのプライドを発見するが、彼らは茂みに隠れて休むのみで、出てきやしない。そこで諦めてマンドゥシ湿地(Mandusi Swamp)を走り、沼に浸かるブチハイエナや、池でじっとしているカバなどを見るが、この程度では物足りない。他の人ももう5日目で、在り来たりのものでは満足できなくなったらしい。ならば、最後に是非大物を見たいものだ。

Hyaena at Ngorongoro
沼に浸かるハイエナ

 すると、前方で車が多数止まっているので急行すると、ちょうどクロサイが道を横断していくではないか。巨体を揺らして歩く姿は迫力満点で、思わず見惚れてしまう。一瞬の出来事ではあったが、あのクロサイを間近に見ることができ、大満足だ。

Black Rhinoceros
クロサイ登場!

 通り過ぎていったら、そのまま道に従って走り、トムソンガゼルやシマウマなどを見て回る。そしてゴイトクトクの泉(Ngoitokitok Springs)のピクニックサイトで休憩し、帰途についた。

  が、その途中で数台の車が止まっていたので、再び寄り道してみると、今度はチーターが草原で佇んでいた。多少こちらも気になるようだが、狙うは前方のトムソンガゼルか?

  しかし、まだ距離があり過ぎるのか、チーターはなかなか動きを見せない。皆固唾を呑んで見守るが、残念ながらハンティングは行なわず、ゆっくりと歩いてこの場を去っていった。

Cheetah looking
佇むチーター

Cheetah walking
前に歩き出した

  そして、これにて時間切れのため、諦めてレライ坂(Lerai Ascent Road)を登ってクレーターの上に出る。ガイドのやる気には疑問を感じたものの、ヌーやバッファローの大群にチーター、そしてクロサイも見られたことだし、半日のサファリにしてはまずまずであった。

  こうしてンゴロンゴロに別れを告げて、夕方前には無事アルーシャに戻ってこられた。これで最低限こなそうと思っていた観光は終わり、雨季の被害にも遭わず一安心だ。でも、ここまで来たら欲が出るというもの。まだ乾季が続くなら、さらに探訪するとしよう。

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