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タンザニアの国旗

旅行記:東アフリカ(世界自然旅)

24.最初はジャングル (2005/3/2:晴後曇一時雨

 霊峰の麓へ

 3月に入ったところで、ケニアからタンザニアに向かう。明日からキリマンジャロ登山を始めるので、今日は起点となるモシ(Moshi)まで移動するが、ここは無難に直通バスを予約しておいた(やや高いが、安全を考えれば止むを得ないところ)。その迎えの車で乗り場に出向き、危険なナイロビを後にした。

 さっそく国境にひた走るが、昨日の雨の影響で、周囲は一面分厚い雲に覆われている。当然キリマンジャロも望めないだろう…と思ったら、しばらく南下したところで、雲間から霊峰が浮かび上がってきた。とても撮影できないが、シラ峰(Shira:3840m)、キボ峰(Kibo:5896m)、マウェンジ峰(Mawenzi:5149m)の3峰から成るのはよくわかる。明日からは晴れてくれ…そう願いながら車窓の景色を眺めていた。

 2時間ほどで国境の街、ナマンガ(Namanga)に着いたら、ケニアの出国手続きを済ませ、続いてタンザニアの入国手続きを行なう。直前にビザ代がUS$50に値上がりしていて驚いたが、取得自体はスムーズに進み、何事もなく入国することができた。

  そして、バスはさらに走り続けて、3時間ほどでアルーシャ(Arusha)に到着。と、ここで他の乗客は皆下車してしまい、モシへは単独で向かうことになったが、指定のSpringlands Hotelまで送ってもらい、事なきを得た。

  この頃には青空も覗くようになったが、まだキリマンジャロは雲に隠れていて望めない。ここは麓の街なので、きっと眺めは素晴らしいのだろうが、それは明日以降のお楽しみだ。

 美しい裾野

 ホテルは想像以上に立派で、さすがに高額ツアーだけのことはある。すると、ほどなくしてミーティングがあり、一緒に参加するガイドやメンバー(今回はオーストラリア人のカップル、オランダ人の親子、オーストリア人の若者の計5名)と顔合わせをし、スケジュール等を確認。今回は選択の余地がなかったので、一般的なマラング・ルート(Marangu Route)を歩くが、ここは別名「コカコーラ・ルート」とも呼ばれる平易なコース。ケニア山で高度順応も済ませてきたので、きっと問題ないだろう。

 その後、夕食はビュッフェ形式で豪勢な食事にありつくが、帰ってきた人の話だと、山頂付近は雪で大変だったらしい。これから雨季になったら他人事ではないので、真剣にアドバイスを聞く(私は登山家のような体格ではないので、本当に登れるのか心配しているようだ)。そして、部屋に戻ると暑くて薄着になってしまったが、移動の疲れがあったのか、いつの間にか夢心地になっていた…

  翌朝、気がつくと蚊帳もかけずに寝てしまい、蚊に刺されていて驚いた。まさか、マラリアにはならないだろうな…それでも、外に出ると快晴で、キリマンジャロが美しい裾野をさらしている。昨日、一昨日とは打って変わっての好天に、まだ雨季には入っていないようだと、一安心であった。

Mt Kilimanjaro from Moshi
モシから望むキリマンジャロ [→拡大版]

 朝食を終えたら、不要な荷物を預けて、いよいよ出発する。ガイドやポーターを乗せて、高度を上げていくと、まもなく登山口に到達。ここで入山手続き等があるので、何だかんだで時間がかかり、結局11時近くの出立になった。

 遅すぎる!

 歩き始めるとまもなく、左に折れて狭い道を進む(ポーターは右の道をゆくらしい)。樹林帯をぞろぞろ歩いていくが、右手に滝壷が現れると、いきなり子供たちが飛び込み、続いてチップをせがんできた。すぐにガイドに追い返されていたが、何ともしたたかな連中だ。

 この辺りは熱帯雲霧林を形成していて、巨木やコケの多いジャングルになっている。そんな中、ガイドを含めて9名で歩いていくのだが、ペースが遅すぎる…しかも、まもなく日本人の中高年ツアー客(20人ほど)に追いついてしまったので、なおのこと遅くなってしまった。なんでもない道で、こんな牛歩には耐えられない…

Marangu jungle
鬱蒼としたジャングルが広がる

Marangu forest
最初は樹林帯歩き

  幸い、ツアー客は道を譲ってくれたが、それでもペースは上がらなかったので、痺れを切らせてスパート。自分のペースで歩いていくと、たちまち後ろは見えなくなった。が、ほどなくして分岐が現れたので、後続が来るまで待機。そして、ここを右折して幅広道に出ると、昼食の時間となった。

  しばらくして日本人ツアー客もやって来たので、ここは昼食スポットになっているようだが、我々は一足先に元の道に入り、歩き始める。食後も一向にペースが上がらないので、まもなく一人でするすると抜け出し、すいすいと歩いていく。もう後ろに構うことなく進むと、合流点で先をゆくグループを抜き、さらにポーターたちもごぼう抜きして、あっさりとマンダラ・ハット(Mandara Hut)に到達。初日とはいえ、実に他愛のない道であった。

 30分ほどでガイドらがやって来たので、荷物を部屋に置き、おやつをいただく。その後、近くのマウディ・クレーター(Maundi Crater)に出かけるが、ここは正直拍子抜けだ。あいにくキリマンジャロは雲に隠れており、眼下の展望もクレーターも、それほど秀逸ではない。さらに雨まで降ってきたので、早めに退散したが、森に入るとブルー・モンキー(Blue Monkey)と遭遇し、その生態を観察できたのが救いであった。

Maundi Crater
マウディ・クレーター

Blue Monkey
ブルーモンキー

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