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ケニアの国旗

旅行記:東アフリカ(世界自然旅)

23.一気に崩れて (2005/2/27:雨後晴

 テレキ谷に下る

 ここからテレキ谷(Teleki Valley)への下りは急峻で、しかも滑りやすいザレ場ときている。当然苦戦が予想されたが、ガイドが途中から尾根上を歩いてくれたおかげで、展望が良い上に砂走状態になり、思ったほど大変な目に遭わずに済んだ。そして、気がつけば谷底まで下っていて、ケニア山は見上げる高さになっていた。

 この高度まで下りると、再びセネシオやロベリアの群落が見られるようになるが、もうすっかり雲に覆われた状態になってしまい、今ひとつ…残念だが、これは諦めるしかない。

Mt Kenya from Teleki Valley
テレキ谷から見上げるケニア山

 谷に下りると、マッキンダーズ・キャンプまでは緩やかな下りなので楽々。しかし、到着した小屋はひどく混んでいて、座る場所すらない…例のスウェーデン組に占拠されているせいだが、ちょうど昼時だったので止むを得ないところだ。とりあえず料理は作ってもらい、彼らが先に行くのをひたすら待つ…

  やがて大グループが出立すると、とたんに静かになり、じっくりと食事にありつくことができる。ところが、ほどなくして天気が怪しくなり、いざ出発というところで雨が降り出してしまった。仕方ないので、とりあえずは雨宿りし、ハイラックスが動き回る姿を観察。ガイドは「もうすぐ雨が降るぞ」と脅すが、良く見るとまだ一部で青空が覗いているので、きっと大丈夫だろう。

  そして、雨が止んだらすぐに出発し、テレキ谷を下っていった。

 天候急変!

 この先はしばらく緩やかな道が続くので、淡々と下っていく。ところが、北ナロモル川(North Naro Moru River)を渡る頃にはいよいよ怪しくなり、ケニア山はすっかり分厚い雲に覆われていた。きっと、もう山頂付近では雨が降っているに違いない…と思ったら、こちらも瞬く間に雨に襲われてしまった。何という急変…さすがはアフリカ第2の高峰だ。

 しばらくは我慢して、早歩きで突破を図るが、雨はいよいよ本降りになり、雷雨になってしまった。これはたまらないので、途中の木陰で雨合羽を出して着込むが、振り返ればケニア山は消えてしまい、一面を霧が支配している。とにかく、早く下らなければ!

  道はすっかり草原帯に入っていたが、そんなことはお構いなしに、ぐんぐん進んでいく。すると、ようやく雨雲の圏外に出て、最大のピンチを脱した。さすがに疲れたので、後は脱力気味に歩を進めると、再びスウェーデンの学生たちに追いついてしまうが、ここはそのまま抜き去っていった。

Hohnel Valley
草原帯が広がる

 やがて前方にラジオ塔が見えてくると、やや急な下りが現れるようになり、そこを駆けるように進む。そして、後は惰性で歩いてメット・ステーションにたどり着き、長い1日を終えた。

  スウェーデンの学生たちはここまでで、後は車に乗って帰るようだが、私はここで泊まり、明朝下ることになる。と、またも雨雲に襲われて大雨になったので、急ぎ小屋に逃げ込み、この豪雨を凌いだのであった(それにしても、これだけ天気に恵まれないということは、雨季が近いのだろうか…)。

 トラブル続きのナイロビ

 そして翌27日、昨日とは打って変わっての晴天の中、ゲートに向けて歩き始める。今日の行程はもう、車も通れるような道なので楽勝。森の中を淡々と歩いていくと、途中で高山病のため諦めたという一団と一緒になったが、何となく一緒にゴールを目指す。そして、結局2時間ほどで無事歩き終えることができた。

Naro Moru Gate
ナロモル・ゲート

 下山届けを記し、ゲートの前でしばらく待っていると、まもなく案内人とともにミニバスがやって来た。どうやらこれが迎えの車のようなので、皆で乗って街中に戻っていく。他の人たちはナロモルで降りてしまったが、我々はナニュキまで引き返し、ここで一緒に昼食を取ってツアー終了。ちゃんとチップを渡し(1人だったので奮発しておいた)、ナイロビ行のプジョー(Peugeot:乗り合いタクシー)に乗せてもらって、この地を後にした。

 こうして、ナイロビには夕方前に到着したが、幸いにも迎えが来ていたので、その人に守られながらオフィスに戻る。そして、そのままユースまで送ってもらい、トラブルもなくトレッキングを終えたのであった。

  ただ、ナイロビに来てからは、断水でなかなかシャワーを浴びられず困ったし、翌日の洗濯も時間がかかり、インターネットも使えない(なぜか回線が全面的にダウンしている…)など、散々な目に遭った。大都市だからインフラが整っていると思っていたが、ナイロビに関してはそうでもないようだ。おまけに、午後には雷雨に見舞われ、いよいよ雨季かと心配になる。まだキリマンジャロ登山やサファリを控えているのに、大丈夫だろうか…

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