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ケニアの国旗

旅行記:東アフリカ(世界自然旅)

20.ケニア山へ (2005/2/24:晴後曇

 詰め込み出発

 ケニア山は鋭い岩峰が印象的な山で、アフリカ第2の高峰として知られている。ただし、主峰・バティアン(Batian:5199m)やネリオン(Nelion:5188m)の登山は高度な登攀技術が必要なので、一般に許されているのはレナナ峰(Point Lenana:4985m)まで。今回も、無理せずレナナ峰の登頂を目指す。

  また登山にあたっては、一般に、ナロモル・ルート(Naro Moru Route)、シリモン・ルート(Sirimon Route)、チョゴリア・ルート(Chogoria Route)の3つがある。このうち、最も美しいのがチョゴリア・ルートで、ついでシリモン・ルートと言われている(日本のガイドブックで紹介されているナロモル・ルートは、最低の扱いだ)。ただ、今回はケニア山の山容を見るのが目的なので、シリモン・ルートを登って、ナロモル・ルートを下るコースを選択した。

 さて、洗濯やキリマンジャロ・ツアーの支払いを済ませ、心身ともにリフレッシュしたところで出発。迎えの車で旅行会社に出向くと、指定しておいた内容確認書を作成しておらず、閉口してしまう(パソコンが壊れたなどと言い訳している)。さすがに安いツアー会社だけのことはあるが、途上国では、この手のものはちゃんと作っておかないと後で揉めるので、とりあえず急ごしらえで資料を用意してもらい、サインをもらって支払いに応じた。

 そして、案内人とともに外に出ると、安いツアーだけあって、マタツ(Matatu:乗り合いのミニバスで、満員にならないと出発しない)を使っての移動となる。乗り場の治安は非常に悪いので、1人だったら絶対に利用しないが、付き人がいるから黙認。ギュウギュウ詰めになったところで発車した。

 山の麓にて

 狭い室内に耐えて北上していくと、ムランガ(Muranga)を過ぎたところで、前方にケニア山が望めるようになった。随分裾野の大きな山だ(先週は雲がかかっていたので良く見えなかった)。と、ここで案内人の携帯電話に連絡が入り、韓国人の客が明日出発になったので、この後またナイロビに引き返すらしい。タイミングの問題とはいえ、お忙しいこと…

 ともあれ、こうして3時間あまりでナニュキ(Nanyuki)に到着。さっそくガイドとコックに会い、一緒に昼食を取る。今日はこの街に泊まるだけなので、しばらくはのんびり過ごし、やがて案内人とは別れてIbis Hotelに入った(予想以上に立派なホテルだが、これはツアー費に含まれている)。

Mt Kenya from Nanyuki
ナニュキから望むケニア山

 その後、ガイドが赤道まで行こうと誘うので、夕方2人で歩いてみる。ここはまさに赤道直下の街で、街を出るともう赤道(の印)が見えているほど。ここを下っていくと、赤道上には男がいて、水がどう落ちるか見せてやろうか、と言ってくる。しかし、それがどうなるか知っていた(北半球では左回り、南半球では右回り、赤道ではそのまま落ちる)ので断り、そそくさと戻っていった。

  その後は大人しくホテルで過ごし、翌朝、ついにトレッキングに向かう。幸い朝から雲一つない快晴で、ケニア山も美しい姿を見せている。ガイドやコックとともに車に乗り、ガタガタ道を進むと、30分ほどで登山口に到着。やや雲が湧いてきたものの、目の前にはケニア山が望め、気分が高揚してくる。いよいよトレッキング開始だ。

Mt Kenya from Sirimon Gate
シリモン・ゲートからのケニア山

 まずはウォーミングアップ

 登山届けを出したら、さっそく歩き始める。しばらくは車でも通れるような道で、実際、すぐに中国人観光客が車2台で上がっていくが、こちらはのんびりと歩いていく。森の中を淡々と進むと、途中でバブーンの群れには出合ったものの、その他には特に何もなく、やや単調であった。

  やがて傾斜が徐々にきつくなってきたものの、まだ標高も低いので楽々登っていく。空はすっかり曇っているが、そんな中、中国人観光客が引き返してきた。この天気ではろくにケニア山も望めなかったと思うが、満足そうな顔ばかりだったのが不思議だ。

 すると、まもなく森林限界を脱して、周囲の眺望が得られるようになる。ここも粛々と登るが、予定よりだいぶ早いので、途中で予定していた昼食はカット。そして、日本人の中高年おじさんを追い抜けば、今日泊まるオールド・モセス・キャンプ(Old Moses Camp)はもうすぐ。最後の一登りをこなして、2時間あまりであっさり到着してしまった。

 予想以上に他愛ない道だったが、ここは車で登ってこられるようなところだし、まだ今日が初日なので、ウォーミングアップということにしておこう。あいにくケニア山は雲に隠れたままで、東に特異なキリンゴ・ヒル(Kiringo Hill)が見えるぐらいだったので、さっそく小屋に入り、暖を取って昼食を待った。

  食事は、なぜか日本人のおじさんの到着を待って出てきたが、なんて質素なこと…しかも、おじさんは私の倍以上の金を払っているのに、ほとんど同じ食事なのだから気の毒だ(簡単に言えば、ボられているのだが)。夕食はやや持ち直したものの、それでも高額ツアーとは思えぬ有様で、先が思いやられた。

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