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旅行記:東アフリカ(世界自然旅)

19.ナイロビに戻って (2005/2/20:晴

 死肉の始末

 ついに最終日を迎え、今日はもうナイロビに帰るのみだが、キャンプ場からは再び保護区内に入り、寄り道しながらの帰途となった。往路もそうだったが、これは願ってもない展開だ。

 中に入るとさっそくバッファローの死肉に向かうが、いざたどり着いてみると、昨日とは見違えるほど綺麗に始末されており、もうほとんど骨を残すのみだ…まさかライオンがここまで食べるとは思えないので、きっとハゲワシやハイエナ、ジャッカルなどの仕業だろう(実際、ハゲワシはまだ近くにいた)。

 一方、ライオンはどうしているかというと、相変わらず寝ているものもいれば、水をガブガブ飲んで渇きを潤すものもいる。こういう姿を見てしまうと、ライオンより草食動物の方が、よほど引き締まって格好良く見えるのは気のせいだろうか。

Lions drinking
喉の渇きを潤す

  ともあれ、こうして死肉を後にし、東に進む。まもなくトピの群れを見送るが、その後はトピやガゼルなどを点々と目撃するぐらいで、あまり成果がない。やはり、大半はセレンゲティ側に移動してしまったのだろう。にもかかわらず、観光客は相変わらず多く、何台もの車が行き交っているのだから不思議だ。

  こうして、最後はあまり動物を見ることなくゲートにたどり着いてしまい、拍子抜けであった。

 外に出て

  ところが、外に出てしばらくすると、ところどころでヌーやシマウマ、キリンが悠然と歩いているではないか。てっきり保護区内の方が多いと思っていたが…さすがに、人間が住む集落には寄り付かないだろうが、こうしたところもあるのだと、改めて認識した。

Zebra at Masai Mara
シマウマの群れ

Giraffe walking
キリンが闊歩している

  そして、これでサファリは完全に終わりとなり、後は名実ともに帰るのみになった。マサイマラではやや物足りなさが残ったものの、全体を振り返ると、見たいと思っていた動物はほとんど見られたし、何よりサファリがこれほど楽しいものとは思わなかった。特に最初のサンブルは素晴らしく、実に印象的。これなら、ケニア以外でも体験して、いろいろなシーンをもっと見たいと思ってしまう(費用はバカにならないが…)。

  さて、ナイロビへの道は例によって悪路だが、往路とは違う道を進んでいるのか、この前ほどのひどさではない。そして、渋滞の中、再び大地溝帯を登っていくと、道もずいぶんと良くなって、昼下がりには無事ナイロビに帰着した。

  この日は日曜日ということで、街中はすっかり静まり返っていた(普通は礼拝に行くらしい)。こんなところで降ろされたらたまらないが、幸い宿まで送ってくれるとのことなので、私は郊外のNairobi Youth Hostelを指定。アポなしだったが、問題なく宿泊することができた(ダウンタウンは治安が非常に悪いので、「君主危うきに近寄らず」だ)。

  そして、手早くシャワーを済ませたら、疲れた体を存分に休めるのであった。

 次の準備

 翌日は、タクシーを使ってDoDo WORLDに出向き、お礼を言うとともに、次の準備を始める。サファリは首尾よく終了したので、次は登山。アフリカと言えば、何と言っても最高峰・キリマンジャロ山(Mt Kilimanjaro:5895m)だが、高地順応を考慮して、その前にケニア山にも登る予定だ。そこで話を聞くが、キリマンジャロはまぁ妥当な値段としても、ケニア山は高い…

  実は空港で時間を潰していた際、ケニア山トレッキングの値段を聞いていたのだが、その時は5日間でUS$300であった(ガイド、ポーター、交通費、入園料、食事込)。それが、倍近い値段と言われると、どうしても躊躇してしまう…そこで、恩を返すため、キリマンジャロの登山ツアーは申込むこととし、ケニア山については別の旅行会社を当たることにした。

 白タクでタウンに舞い戻ると、さっそく怪しげな輩に絡まれ、目的の旅行会社に案内された(断っても付いてくる)。そして、オフィスに通されて話を聞くと、確かにその値段で問題ないとのこと。しかも、明後日の出発で構わないというので、とんとん拍子に話が進み、交渉は妥結した。

 すると、付いてきた者どもが「自分たちが連れてきた」と言って、リベートを要求して口論になったが、結局部外者なので追いやられる。なるほど、そういうことだったか…ようやく一連の動きを理解し、明後日の再会を約束してこの場を去った。

  そして、ついでにインターネットを使おうとすると、先ほど旅行会社にいた者が声をかけてきて、日本語の使える場所を教えてくれるという。これは渡りに船と、その場所に行って使用するが、ものすごく遅くて話にならない…確かに日本語は使えるものの、10分経っても1ページも開けないのに呆れて、ここは退散した。

  外に出ると、なぜか先ほどの男がまだ待っていた。さっそくチップを請求されたので、使えなかったから駄目だと突っぱねると、今度は別の店に案内するという。ところが、何やら怪しげな場所に行こうとするので、もう帰ると告げたら、やはりチップを要求してきた。これには納得いかないので拒否したところ、しばらく口論になった挙句、「何が起きても知らないぞ」と見捨てて去っていった。

  もう夕方近くなり、嫌な予感がしたのでタクシーを捕まえようとすると、いきなり子供が手をつかみ、何やら物をねだってくる。このままでは危険なので、申し訳ないがその手を振り払い、近くのタクシーに乗って郊外に逃れた。やはりナイロビは、危険な香りがプンプンする。

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