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旅行記:東アフリカ(世界自然旅)

18.大草原に点々と (2005/2/19:晴

 早立ちしないと

 今日でサファリ・ツアーも6日目になったが、肝心のサファリだと言うのに、この日は遅めの出立となった。それというのも、もう皆疲れているだろうと、ガイドが変に気をきかせてのこと。他の人たちは素直に喜んでいたが、私としては早立ちしたかった…せっかく高い金を払っているのだから、たとえ疲れていても早朝から出かけ、活発な動きを見逃したくなかったのだ。しかし、多勢に無勢ではいかんともし難く、他のグループがすっかり出払った後の出発になってしまった。

 もう8時半になろうというところでゲートをくぐるが、手続きに手間取って、一層遅れを取ってしまう。眼前の草原では動物たちが動き回っているというのに…非常にもったいない思いを抱かざるを得ない。

 ようやく草原に入っていくと、さっそく精悍なトピが佇んでおり、草むしりに懸命だ。周りにはシマウマやトムソンガゼルが点々とおり、セグロジャッカル(Black-backed Jackal)の姿も見える。風景が広過ぎるので、あまり多くの動物がいるように見えないが、種類が多いことだけは確かだ。

Topi
精悍なトピ

Topi family
トピの親子

Thomson's Gazelle
トムソンガゼル

Black-backed Jackal
セグロジャッカル

  すると、まもなくライオンのプライドを発見。例によって休んでいる…と思ったら、なんとバッファローを仕留めた後ではないか。あの巨体が無残な姿をさらしているが、ここでお腹を空かせた雌ライオンがやって来て、改めて肉を引きちぎっていく。自然の摂理とはいえ、何とも残酷な光景だ。周囲にはハゲワシ(Vulture)がおこぼれを狙って待っており、きっとこれから死肉を巡った争いが繰り広げられるのだろう。成仏を祈るばかりである。

Hungry Lion
お腹を空かせた雌ライオン

Lion eating Buffalo
バッファローを食らう

Vulture
機会を窺うハゲワシ

 動物が見当たらない

 ここから、さらに西に車を走らせるが、見えるのは大草原ばかりで、動物はあまり見当たらない。たまに見かけても点々といるばかりで、映像などでイメージする、大群の移動などにはお目にかかれず…あまりに単調な景色が続き、眠くなってしまった。

 ガイドはガイドで、サンブル辺りではやる気を見せていたのに、もう最後だからか、ただ隣りの男と談笑するばかりで、真剣に動物を探そうという感じではない。まったく、最後まで仕事は全うしてもらいたいものだ。

Plain at Masai Mara
大平原が広がるばかり

 こうして1時間も何もないドライブが続いたが、ようやくゾウの群れに遭遇し、しばしその様子を窺う。そして、いったんタンザニアとの国境まで進んだら、マラ川(Mara River)に移動し、定番のヒッポ・プール(Hippo Pool)に立ち寄ることになった。

Elephant family
ゾウの家族

  ここは徒歩での散策が認められているので、レンジャーについて歩いてみる。まずはカバの集まるヒッポ・プールに向かうが、狭い川にカバが密集していて、あまり活動的ではない。ただ、時折喧嘩をしたり、大きなアクビをするものもいて、なかなかユーモラスだ。その後、川岸を歩いてワニを探すが、あいにく見つからなかったのはご愛嬌。代わりにサバンナモンキーが木陰で休んでいたので、それで良しとして撤収した。

Mara River
マラ川

Hippo Pool
ヒッポ・プールにて

Vervet Monkey
休息中のサバンナモンキー

  キャンプ場への帰りも、やはりゾウぐらいしか見当たらなかったが、近くまで戻ったところで、再びトピやインパラ、ガゼルなどが現れ、カンムリヅル(Crowned Crane)の優雅な姿もある。どうやら動物の集まりやすい場所とそうでない場所がはっきりしているようだが、ともあれもう真昼間で暑いので、ここは退却して昼食を取った。

Elephants at Masai Mara
ゾウの親子

Crowned Crane
カンムリヅル

 ライオンの体たらく

 食後、1時間あまり休憩すると、今度はなぜか早めに出陣し、午後の部が始まる。まだ陽が高いので、動物の多くは木陰で休んでいるが、その点、キリンなどの大型動物は可哀そうだ。いくら暑くても、隠れる場所があまりないのだから。

Giraffe at Masai Mara
キリンが佇む

Thomson's Gazelle resting
木陰で涼むトムソンガゼル

 そして、再び大草原の中を疾走していくが、行けども行けども動物の群れは見つからず、せいぜい点々と見られるだけだ。2時間走って、唯一バッファローの群れには出くわしたものの、その他には収穫なし…徐々に夕闇が迫り、このまま消化不良で終わってしまいそうだ。

Buffalo at Masai Mara
バッファローの群れ

 ところが、キャンプ場近くに戻ると、あのバッファローの死肉の周りには、ライオンの群れがごろんと休んでいた。雄ライオンも雌ライオンも、あまりにも情けない格好で寝ている…この体たらくには閉口するが、きっともうお腹一杯なのだろう(キャンプ場で聞いた話では、一昨日の夜にはライオンの唸り声が響き渡っていたというから、かなりお腹を空かせていたに違いない)。

Lion zzz...
おいおい…

Lion sleeping
ぐうたらの雄ライオン

Lions sleeping
何だかなぁ…

  ただ、そんな中で唯一活発だったのが、ライオンの子供である。動かない巨体に興味津々で、死肉をあさったり、バッファローをオモチャにして遊んだりと、やりたい放題だ(確かに可愛いが、やっていることはえげつない)。大人たちはただ静観するだけ(と言うより寝てるだけ)で、何もしない。きっと、こうやって見よう見まねで学んでいくのだろう。

Cub eating
子供は興味津々

Cub playing
バッファローをオモチャにして遊ぶ

  こうして、まもなく太陽が地平線に沈み、この日のサファリは終了となった。

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