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旅行記:東アフリカ(世界自然旅)

15.大地溝帯を越えて (2005/2/16:晴時々曇

 サンブルを後に

 今日はバリンゴ湖(Lake Baringo)まで移動するので、朝食を終えたらキャンプ場を後にする。それでも、さっそくウォーターバックやホロホロチョウ(Guinea-Fowl)、ゾウなどが次々と現れ、最後まで飽きさせない展開だ。ここサンブルのサファリは本当に充実していて、アミメキリン(Reticulated Giraffe)を見逃したこと以外は大満足。わざわざ東アフリカまで足を延ばした甲斐があったというものである。

Waterbuck
ウォーターバックが挨拶に来た

 本道に戻ってしばし北上すると、車は西に進路を変え、未舗装路を疾走していく。周囲には荒涼とした風景が広がっているが、遠くにシマウマの群れが見えたりと、アフリカらしいドライブを楽しむことができる。それにしてもアカシアの木は、まるで自分の存在を主張しているかのようで、独特の枝振りが印象的だ。

 マララル(Maralal)の手前で左折し、さらに西に向かう。この辺りはレロチ高原(Lerochi Plateau)と呼ばれるが、ここで不意にラクダの小隊に遭遇。半ば放し飼い状態だが、ガイドが言うには、おおっぴらに写真を撮ってはまずいらしい。皆隠れて撮影し、何食わぬ顔で通過した。

Camel
ラクダ君

  なおも走ると、車は突然、何もないところで停まった。何事かと思ったが、ちょうど昼時なので、ここで昼食にするという。ところが、いざ外に出ると強風が吹き荒れていて、とても食事などできる状態ではない。とりあえずトイレだけ済ませたら、皆の合意で、一気にバリンゴ湖まで進むことになった。

Lerochi Plateau
昼食のつもりが…

 大地溝帯を下る

 再スタートを切ると、しばらくで視界が開け、眼下に広大な平原が見えるようになった。ここが、かの有名な大地溝帯(Great Rift Valley)。東アフリカで人類が誕生したのも、この大地溝帯が隆起したことで、東側がサバンナになり、食糧確保のため二足歩行を始めたというのが有力だが、自分が今人類生誕の地にいるのかと思うと、何とも言えない感動を覚えてしまう(ただし、中央アフリカ起源説などもあり、真相はまだ解明されていない)。

 この大地溝帯を下っていくと、やがてバリンゴ湖も見えるようになった。湖面は茶色くて汚らしいが、ここは野鳥の楽園だという。今日はこの後、夕方から野鳥観察を行なう予定なので、楽しみにしておこう。

Lake Baringo
バリンゴ湖

 そして、湖岸の集落まで下りて、Roberts Campに到着。結局7時間あまりの移動となったが、さっそくテントを組み立て、かなり遅めの昼食をいただく。標高の低いところに来たのか、ずいぶんと暑いし、マラリアの可能性があるので注意せよ、とのお触れもある。これは気をつけなければ…

  食後、1時間ほど猶予があったので、シャワーを浴びて汚れを落とし、リフレッシュしたところで出発。ここではオプションで、中ほどの島に行くこともできるのだが、皆それほど興味がなかったので、標準のコースを選択して湖岸に歩いていった。

 様々な鳥が見られるが…

 岸辺に着いたら、用意された手漕ぎボートに分乗してツアー開始。岸に沿って進むと、さっそくダイサギ(Great White Egret)やアオサギ(Grey Heron)、カワセミ(Kingfisher)などが見られる。岸を良く見ると、アガマ(Agama)やワニが日向ぼっこしている姿もある。あまり目立たないが、それなりにいるものだ。

Great White Egret
ダイサギ

Grey Heron
飛び立つアオサギ

Kingfisher
カワセミ

 ここでボートは引き返し、続いて南の方へと進んでいく。かなり風が強いため波が高く、不安定な航行が続くが、湿地帯に来るとワニが闊歩していたり、ダイサギやアフリカクロトリ(Sacred Ibis)が出入りしていたりと、野鳥の姿が見られる。湖面に目を転じると、カバ(Hippopotamus)がプカプカ浮いていて、何だか不気味だ。まさか襲ってはこないと思うが…

Birds at Baringo
様々な鳥がいる

Hippopotamus
不気味に浮かぶカバ

  ただ、サンブルのようなダイナミックなサファリの後だと、どうしても物足りない。確かに様々な鳥が見られるが、大感動には至らないのだ。迫力がないので、鳥好きならまだしも、そうでないと消化不良に陥ってしまう…波も高いことだし、わざわざ追加料金を払って島に行かなくて良かった。

Woods at Baringo
枯れ木の風情

 ともあれ、こうしてあっさりとボートサファリを終え、後はうるさい物売りを無視してキャンプ場に戻る。すると、先ほどまでの静寂から一転、他にもいくつかのツアーがやって来て、かなりの賑わいになっていた(中には修学旅行で来た学生一行もいる)。幸い、夜になると思いのほか早く静かになったが、今度は暑さでなかなか眠れず、悶々とした時を過ごした。

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