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旅行記:中国西南部(世界自然旅)

29.中国有数の氷河 (2004/9/30:曇後晴

 明永氷河へ

 瀾滄江の手前にゲートがあり、ここで入場料(60元)を支払って橋を渡る。ここからは未舗装路となるが、バスは特に問題なく走り、終点の明永村に到着。タクシーを呼ぶよりはるかに安く、しかも意外に早く到着することができ、大満足であった。

 村から氷河までは5kmほどあるが、荷物を抱えて歩くのは億劫なので、近くの宿に荷物を預けさせてもらって歩行スタート。いきなり馬引きに声をかけられるが、相手にすることなく登っていった。

 最初は道がいくつかあってわかりにくかったが、そこを過ぎると1本道になり、快調に登ることができる。馬が通れるだけあって良く整備されており、特に問題となるような箇所はない。気候も心地よく、実に快適なトレッキングだ。

 すると、30分あまり登ったところで、先ほど裏切ったグループが馬で降りてきた。稲城亜丁でもそうだったが、中国人は本当に歩くことを避け、馬を利用しようとする。ここでも、徒歩で氷河に向かう人はわずかで、馬が大活躍であった。

View of Minmyong Glacier
明永氷河

 さらに黙々と登っていくと、やがて太子廟が眼前に姿を現した。チベット世界らしくタルチョが風に舞い、多くの人で賑わっている(馬もここまでのようで、何頭かが休んでいる)。ここを周り込み、さらにもう一息登ると、ついに明永氷河が見えてきた。中国有数の氷河と言われる海螺溝よりも見応えがあり、クレバスやセラックの様子がよくわかる。ここからは展望台まで、長々と階段が設けられているので、氷河の眺めを楽しみながら登っていった。

 氷河の展望

 展望台の最上段まで登りつくと、主峰・卡瓦格博が見えかかっており、そこから流れ出す氷河の様子が手に取るようにわかる。かなりの急斜面を流れているので、なかなかの迫力だ。この時間は人もそう多くなかったので、じっくりと時間を取って氷河を眺めることにした。

 30分あまり滞在したら、2人して下山に取りかかる。すると、太子廟の裏まで来たところで分岐を発見した。そして、偶然にもオーストラリア人の知り合いが下ってきて、この上にある蓮花寺からの眺めも良いと言う。そうと来たら行かねば、ということで、ここで寄り道してさらに上の展望地を目指すことになった。

 しかし、蓮花寺までは標高差500mあまりの急登なので、なかなかタフな道だ。オージーも頑張って登っているが、日本男児として負けられないと、それを上回るスピードで登っていく。道中、中国人観光客は誰一人見かけないが、欧米系のバックパッカーが多いということは、ガイドブックに載っているのだろうか…そんなことを思いつつ進んで、やっとのこと寺に到達した。

 寺越しでは氷河が見難いので、裏手に回って鑑賞する。タルチョがはためき、いかにもチベット圏という景観だが、この苦労に見合うものかと言うと、微妙…氷河の眺めだけなら、やはり下の展望台の方が良いかもしれない。ほどなくしてオージーも追いついたので、2人してしばらく休んだら、後は淡々と下って明永村に戻っていった。

Lianhua Temple
蓮花寺

Minmyong Glacier
氷河と主峰を望む

 中国の温泉

 預けておいた荷物を受け取ったら、そこで(お礼も兼ねて)昼食を取る。そして、次なる目的地・西当温泉に向かおうとすると、ここからはバスがないので、タクシーを呼ぶしかないという。仕方なく料金交渉を始めるが、客が我々しかいないため、なかなか値が下がらない…困ったが、そんな金は出せないと突っぱね、さらに粘ってみると、村の人が別の運転手に連絡してくれて、先ほどより安い値段で行けるようになった。

 こうして明永村を後にし、さらに南の西当に向かう。瀾滄江に沿って走るようになると、身もすくむような渓谷を進むようになった。景色は素晴らしいが、切り立った峡谷の中間を走るので、いつ落石があってもおかしくない。ここで読経しながらの運転になったので、地元の人ですら怖いのだろう。何も起こらないことを祈り、この難所は無事突破することができた。

 西当村まで来たら降ろされるかと思いきや、車はさらに高度を上げていき、結局終点の西当温泉まで送ってくれた。ただ、夕方ともなるとかなり混雑していて、泊まれる保証がない…不安を抱きつつ宿主に尋ねると、幸いまだ2人分は問題ないとのこと。この後、定期バスがやって来てほぼ満員になったものの、一安心であった。

 そして、ここは名前の通り温泉なので、さっそく入ってみる。しかし、湯船はひどく汚く、温泉も蛇口から垂れ流し状態で、とても快適とは言えない代物であった。それほど期待していたわけではないけれど、やはり日本とは比べ物にならない…

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