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旅行記:中国西南部(世界自然旅)

25.天を突く山 (2004/9/24:晴時々曇

 央邁勇も夏諾多吉も

 洛絨牛場からは央邁勇も夏諾多吉も眺めることができるので、朝焼けを狙って起床。ところが、予想に反して雲がかかっていて、その姿を窺うことはできない。またしても駄目なのか…がっかりしながら食事にありつくが、ふと気がつくと青空が広がり始め、急速に天気が回復してきた。中山さんたち一行は出発してしまうらしいが、これはチャンスとばかりに、もう少し様子を見ることにした。

 すると、いよいよ雲が流れていき、央邁勇の姿が見えてきた。何て美しい山容だろう…写真で見ていたとはいえ、実際に目の当たりにすると感動せずにはいられない。まるで天を突くような形は、世界有数の美しさと言って良い。

Mt Jambeyang from Luorong
央邁勇登場!

Mt Chanadordje
夏諾多吉もご開帳

Mt Jambeyang
央邁勇に惚れ惚れ

 そして、それとほぼ同時に夏諾多吉もご開帳となり、雄大な山容を見せてくれている。こちらは翼を広げたような格好で、今にも天に向かって飛び出しそうである。三神山の中では最も姿を見せない山だけに、ついに現れてくれて嬉しい限り。これで三神山とも完全に見ることができたわけだ。

 こうして最低限の目標は達したが、やはり何と言っても央邁勇が美しいので、しばらくは惚れ惚れしながら見惚れてしまう。周囲の牧草地には馬が放たれていて、沢の流れとともに、実に絵になる光景だ。これを見るために来たと言っても過言ではないので、ここは思う存分眺めさせてもらった。

 五色の眺め

 ひとしきりこの絶景を堪能したら、続いては美しい湖を目指して歩き始める。牧草地を抜けて登り始めると、まもなく央邁勇が再び迫ってくるが、ここからは氷河や岩壁も良く見えて、かなりごつい印象である。同じ山でも、見るところによって随分変わるものだ。

 すると、ここで先日一緒になったガイドが現れた。彼は女性のグループを案内していたが、そのうちの1人がDELL(世界一のコンピュータ会社)で働いていて、日本語を話せるので声をかけてきた。しかし、彼らのペースはあまりに遅いので、少し一緒に歩いたら先に進ませてもらった。

View of Mt Jambeyang
央邁勇の迫力が増してきた

 2度目の急登をこなして牛奶海の高さまで来ると、ここからさらに斜面を上がって、一路五色海を目指す。見下ろせば牛奶海には人が多いが、五色海は下から見えないせいか、ほとんど人がいない。前回の偵察の結果、この湖の奥からは素晴らしい眺めが得られるので、さらに頑張って登り、最奥まで足を運んだ。

View of Erongcuo Lake
牛奶海を見下ろす

 さすがにここまで来ると誰もおらず、この上なく静かだ。陽が差しているので、五色海の色合いは素晴らしく、色彩の妙に感心するばかりである。ただ残念なのは、奥に聳える夏諾多吉に雲がかかり、その姿を同時に拝めないこと。これはせっかくのチャンスなので、昼食休憩も兼ねてここに居座り、わずかな可能性に賭けることにした。

View of Five Color Sea
五色海の眺め

 からかわれる

 しかし、いくら待っても夏諾多吉は現れず、むしろ雲が多くなってきて、この五色海でさえも陰るようになってしまった。既に央邁勇も仙乃日も雲の中だし、雲は厚くなるばかり…ここまで増えてしまうと、もはや望みはなさそうなので、諦めて下山した。

 後はのんびりと歩き、夕方前には洛絨牛場に帰着。昨日の仙乃日に続き、今日は央邁勇と夏諾多吉を見ることができたし、美しい五色海も眺めることができた。これで当初の目的は達したので、残るは仙乃日の周りをコルラするだけだ。

View of Mt Chanadordje
夕方になって夏諾多吉が再登場

 ところが、ここでチベタンの女の子が3人駆けてきて、早く下山しろ、と盛んに言い出した。なぜ? また荷物が下ろされてしまったのか? と困惑していると、彼女たちはまもなく吹き出し、大笑いしながら「冗談だよ~」と言って帰ってしまった。なんだ、からかわれたのか…

 今日でもう3泊目、しかもあんなハプニングがあったので、すっかり顔を覚えられてしまったのだ。彼女たち(見るからに10代の子)はその間ずっとここで働いているので、ちょっとからかってやろうと思ったのだろう。海外でオモチャにされたのは初めてだったが、悪気のない悪戯だったので、それほど悪い気はしなかった(でも、夕食は今まで通りの対応で、親しくなったわけではない)。

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