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旅行記:中国西南部(世界自然旅)

17.彩池の競演 (2004/9/10:曇時々晴

 五彩を見尽くす

 五彩池を見下ろす眺めに感動してしまったが、その先の展望台に移動すると、今度は手前に禹王廟が入り、さらに変化に富んだ景色になっている。ここには700近い池があるそうだが、色彩の妙は他を圧倒している。エメラルドグリーンにコバルトブルー、そして青みがかったミルク色など、光の加減も手伝って、実に艶やかな競演である。これが世界遺産だというのも、大いに納得だ。

Multi-colored Pool with Yuwang Temple
五彩池と禹王廟の眺め

 一通り高台から見下ろしたら、少し下った展望台に進む。ここからは五彩池と黄龍古寺が一望できて素晴らしいのだが、いかんせん異常に混んでいて、周囲の喧騒は半端でない…本当は全体を収めたいところだが、人が多過ぎるので、とりあえず黄龍古寺と五彩池の一部を撮ってお茶を濁すとしよう。

Multi-colored Pool with Huanglong Temple
五彩池と黄龍古寺

View of Multi-colored Pool
谷間側を見下ろす

 池の脇まで降りたら、ここからは遊歩道に沿って周回する。間近に見る五彩池もなかなかのもので、大小様々な池を見ることができる。彩りはもちろん鮮やかで、中には木が生えているところもあったりと、見ていて飽きることはない。どこを歩いても人だらけなのは辛いが、時間が経つにつれ、徐々に減ってきたようなので、のんびりと見て回った。

View from Board Walk
遊歩道より

Multi-blue
様々な青がある

 そして、一周したところで禹王廟にも足を向けてみる。この辺りの池には石塔がいくつか建っており、特に石塔鎮海池というらしいが、やはり美しい景観だ。早いものでもう陽が傾いてきたが、ここは存分に堪能。結局1時間以上も滞在し、ついに五彩池を後にしたのであった。

Multi-colored Pool with stone
石塔鎮海池

 下山して一難

 これでもう大満足だったので、黄龍洞には寄らずに帰途につく。下山は楽なもので、登りで苦しむ人を逆なでするように、闊歩するように下っていく。分岐をそのまま進み、下山路に入っていくが、ここで1箇所、どうしても立ち寄りたい場所があった。実は争艶彩池を満喫していた時、対岸に展望台があって、そこからの眺めも良さそうだったのだ。五彩池と争艶彩池は格別だったので、やはり最後に寄っておきたい。

 順調に下って展望台にやって来ると、もうだいぶ時間が経っていたため、池の半分ほどが影になってしまっていた。残念だが、こればっかりは仕方がない…それでも、十分に美しい眺めであったので、最後に目に焼き付けて、黄龍観光を終えるのであった。

View of Glamours Ponds
再び争艶彩池

 こうして、夕方になってようやく出口に到達。さっそく松潘行のバスを探すが、それらしきものは見当たらない。周辺の駐車場をくまなく歩き、全てのバスをチェックするが、どれも観光バスばかりのようだ。どうしよう…ここにはホテルがあるものの、高そうだし、空きがあるかも不安だ。

 すると、チベット族風の男が声をかけてきて、近くに30元で泊まれる宿があると言い出した。場所は少し下った集落にあるようだが、そこまでの交通費も込み。ちょっと怪しかったので改めてバスを探すが、やはりもう無いようだ。念のため松潘行のバスについて確認すると、今日はもう終わりで、明朝になってしまうとのこと。こうなったらもうお手上げなので、彼の言い分を信じることにした。

 さっそく車に乗り込み、つづら折の急坂を下っていくと、まもなく集落に到着した。宿は仙客来とあるが、値段相応というか、かなりボロい建物である。幸いベッドは用意されているので、後は食事を何とか作ってもらって、長い1日を終えることができた。

 最後に一苦労

 そして翌10日、何とか今日中に成都まで戻りたいので、早起きして松潘行のバスを待つ。ところが、現地の人が言うには、松潘行は昼前にならないと来ないらしい。そんなバカな…ただ、反対側の平武行はもうすぐやって来るというので、さっそく方向転換を余儀なくされてしまった。

 現れたバスは満員であったが、何とかお願いして乗せてもらう。道はあいにく工事中のため悪路続きで、最後尾にいると何度も頭を打ってしまうほどだ。車内はスペースというスペースが埋まり、よくもそれだけ詰め込んだと感心してしまう。それゆえ、途中の検問では何人も降りて、一時的に定員内に収めていたが。

 かなり苦しい移動にも耐え忍び、昼頃には無事平武に到着した。雨が降り出す中、すぐに綿陽行を捕まえて乗車。さらに南下を続けて、夕方になって綿陽までやって来た。もう疲労困憊だったが、すぐさま成都行のミニバスに乗り込み、夜になって無事成都まで戻ることができた。

 最後に一苦労したが、どうにか交通飯店に宿を確保し、この日の大移動は無事に済んだ。宿は思いがけず立派な建物で驚いた(最近改装したらしい)が、部屋は日本人部屋と化しており、他に2人の日本人旅行者が滞在していた。さすがは成都、バックパッカーの溜まり場である。

 さて、この後は四姑娘山に向かうつもりだが、ここもツアーで行くのが一般的なようで、定期バスがどこから出ているのかよくわからない…新南門バスターミナルには四姑娘山行の表示があるが、数日先まで埋まっていて乗れないという(おそらくツアー客に押さえられているのだろう)。旅行会社に聞くと、ツアーはそう多く出ていないようで、次は3日後になってしまうとのこと。こちらは1日も早く行きたいので、その話にはとても乗れない。ならば、とりあえず中途の都江堰まで移動しておこうと、翌日には茶店子バスターミナルから都江堰行に乗り込んだ。

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