検索 Google
五輪館
Back|Next
旅巧館旅行記アジア>中国西南部
中国の国旗

旅行記:中国西南部(世界自然旅)

3.最悪の漓江下り (2004/8/21:晴時々曇

 体調優れず…

 今日は待ちに待った(?)漓江下りの日!なのだが、朝から体調が優れなかった。中国本土に入ってから苦労続きだったせいだろうか、お腹が食べ物を受けつけず、ちょっとだるい感じだ。大事に至らないことを祈りつつ、準備を整えて出立した。

 8時に迎えが来るということだったので、時間通りにフロントに降りると、ちょうど担当者が現れたところであった。すぐさま車に乗り込み、別のホテルで日本人のグループ(学生の3人組だが、私よりずっと高級なところに泊まっている)を捕まえて郊外へ。そのまま港に行くのかと思いきや、さらに大きなバスに乗り換え、他の外国人旅行者とともに竹江に向かった。

 30分ほど走ると、意外にあっさりと船着場に到着した。出発までは少々時間があるというので、念のためトイレに行っておくが、やはり体調は芳しくない。この脱力感はなんだろう…昨夜は炒飯を食べただけだし、お腹を壊すような物を食らった記憶はない。強いて言えば昨日、冷たい飲み物を飲みすぎた嫌いはあるが、それにしても下痢ぐらいで、こういう症状にはならないだろう。体力にはそれなりに自信があるから、これぐらいの疲労では大丈夫なはずだが…せっかくのクルーズなのに、不安を抱えてのスタートになってしまった。

 そして、いよいよ船に乗り込み、クルーズが始まった。船はほぼ一斉にスタートしているらしく、数珠繋ぎのように川面を流れている。皆で甲板に上がって周囲を眺めると、前方にはさっそく蝙蝠山が見え、桂林らしい風景が広がっている。ところが、ものの数分で気分が悪くなり、とても甲板にはいられなくなってしまった。なにゆえ…

Bat Hill (Lijiang)
蝙蝠山を前にスタートするも…

 船上でダウン

 とりあえず立っているのは辛いので、一段降りた日陰に座り込み、一休みする。船は悠々と進み、九龍戯水、望夫石といった見所を通過していくが、たまに目ぼしいところを眺めるのが精一杯で、とても観光を楽しむ気分ではない。あまりに顔色が悪いのか、他の外国人も心配して気遣ってくれるが、正直ここまで体が言うことを効かないのは初めてだ。いつもなら気合と根性で何とかなるのに…

after Bat Hill
桂林らしい風景が展開する

Side hills
断崖絶壁の奇峰が続く

 いったん撤収して正露丸を服用し、しばらく椅子に座って休んでいると、やがて冠岩が見えてきた。船によっては、ここで寄り道して鍾乳洞に入るようだが、我々は通過してゆく。そしてまもなく、右手に楊堤の集落が見え始めるとともに、屹立した奇岩・奇峰が見えてきた。この辺りは漓江下りのハイライトの1つと言われるだけあって、なかなか魅力的なので、死力を振り絞って甲板へと上がった。

Scenic Charm of Yangdi
楊堤風光

 ところが、それもウルトラマンより持たず、たちまち気分が悪くなってしまった。仕方なく、再び一段下の日陰で横になって、時々周囲を見渡しながら、必要に応じて撮影だけこなす。浪石煙雨や下龍をはじめ、この辺りは見所が多いというのに、なんてもったいないことだろう。

Langshi Scenery
浪石煙雨

Xialong
下龍の景観

 山水画の景観の中をゆっくりと下っていくと、やがて前方に九馬画山が見えてきた。あまりに有名な景色だが、とても9頭の馬がいるようには見えない(それだけ、昔の人は想像力豊かだったということだろう)。座り込みながら眺めていると、ここでアナウンスがあり、昼食の用意ができたそうだ。しかし、まもなく黄布倒影と興坪佳景という絶景ポイント(20元札の裏面になっている)を通過するので、そこまでは我慢して、どうにか見届けたのであった。

Yellow Cloth Beach
黄布倒影

Panoramic view of Xingping
興坪佳景

 頼みは日本人宿

 これで主要な見所は通過したので、皆昼食を食べに席へと戻った。私も同様にするが、とてもじゃないが食べ物は受けつけない(とても美味しそうなのに)。座っているのさえ辛い状況になってしまったので、ただひたすら時が過ぎるのを待った。

 船は興坪の集落を左に見送って進むが、もう体が限界だったので、以後は甲板に上がったりせず、席でうつぶせになって過ごすより他になかった。そして、その後少々眠ってしまうと、いつの間にか陽朔の街が出現。この最悪の漓江下りも、なんとかやり過ごすことができた。

 無事上陸を果たすと、私は陽朔で離団することになっていたので、バスまで歩いて荷物を引き取り、ここでお別れとなった。そして、近場の宿に入って静養しよう…と思っていたが、多少睡眠を取って、体調は若干改善していたので、ここは興坪まで移動することにした。と言うのも、ここには日本人が経営する宿があると香港で聞いていたので、どうせ静養するならその方が安全だし、安心だと思えたのだ。

 しかも、以前NHKの桂林特集で、友好亭という展望台を作った日本人がいると聞いていたが、それがこの宿の主人だったのだ。桂林に行ったら是非この展望台に登ろうと思っていたので、これは一石二鳥。無理を押してでも行かねばならなかった。

 こうして、フラフラの状態ながらもミニバスに乗り込み、一路興坪に向かった。

Page Top
Copyright © gorinkan.org All Rights Reserved.