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旅行記:カナディアン・ロッキー(世界自然旅)

55.先取りハイキング (2003/7/25:晴時々曇

 サイクリング計画

 ここ数日は好天に恵まれたこともあって、予定より2日も早く、レイク・ルイーズ周辺のハイキングを終えることができた。朝から晩まで動き回り、かなり疲労が蓄積されているが、今日もまた晴天になったので出かけることにする。

 次なるターゲットは、有名なアイスフィールド・パークウェイだ。これはレイク・ルイーズとジャスパー(Jasper)をつなぐ景勝ルートで、マッターホルン初登頂者のウィンパーが「スイスを50ばかり1ヵ所に集めたようだ」と絶賛したところである。

  ところが、ガイドブックによれば、ここは「主な観光ポイントに停車しながらバンフ~ジャスパー間を丸1日で走り抜けるブリュースターの観光バスに乗るのが一般的」とある。しかし、それではいかにももったいない…ここは数日かけてでも観光する価値のあるところ。車で駆け抜けてしまうのは惜しいと思う。

 そこで考えたのが、ここを5日ほどかけて自転車で走破するというもの。サイクリストには非常に人気のルートで、沿道にはそれを想定してキャンプ場やユースホステルが整備されている。ならば挑戦しようと、ジャスパーの自転車屋に手配をお願いして自転車を借りるとともに、ユースの宿の予約も済ますことができた。

  この計画は明後日からの始動なので、その前、今日と明日は沿道を車で下見し、道中のハイキングコースを先取りする。

Hector Lake
ヘクター・レイク

 のどかなメドウ

 ということで、今日は非常にポピュラーなヘレン・レイク(Helen Lake)のコースを歩く。例によって早立ちして北に走ると、まず左手にヘクター・レイク(Hector Lake)が現れた。山が投影して綺麗だ。さらに北上すると、左にクロウフット氷河(Crowfoot Glacier)が登場。氷河の後退により、3本の「足」のうち1本は消滅してしまったが、見所であることは間違いない。

Crowfoot Glacier
クロウフット氷河

 ヘレン・レイクへのハイキング・コースは、この対岸からスタートしている。車を置いて森の中に入っていくと、しばらくは斜面を緩やかに登る。木々が切れるようになると、右手にはクロウフット氷河やクロウフット・マウンテン(Crowfoot Mountain:3050m)、そしてボウ・レイク(Bow Lake)も一部見えてきた。

Crowfoot Mountain
クロウフット・マウンテン

 すると、トレイルは北に向きを変え、ジグザグに登り始める。ここをこなすと眼前に奇怪なドロミテ・ピーク(Dolomite Peak:2995m)が、右手にはヘクター山が見えるようになり、左手のメドウに向けて平坦な道が延びている。ここまでくれば、もう楽チンだ。

Dolomite Peak
ドロミテ・ピーク

View of Mt Hector
ヘクター山方面を望む

  またも誰もいない中、花咲く道をのんびりと歩いていく。時々マーモットの駆け回る様子も見られ、のどかな光景だ。沢を渡り、さらに奥に進むと、意外にあっけなくヘレン・レイクに到着。この湖も特筆すべきものはないが、とりあえず一休みすることにした。

Helen Lake
ヘレン・レイク

 疲れ過ぎないように

 これだけでは物足りないので、湖岸を歩いて東側の斜面を登る。この辺りは岩場だらけで荒涼としているが、稜線に出ると視界が開け、正面にドロミテ・ピーク、左手にはキャサリン湖(Lake Katherine)とドロミテ・パス(Dolomite Pass)に続く山々が眺められた。

View of Helen Lake
ヘレン・レイクを見下ろす

  トレイルはドロミテ・パスへと続いているが、そこへはいったん下り、また帰路で登り返さなければならない。このところ疲れ気味で、あまり無駄に体力を消耗しなくなかったので、それは回避。代わりに稜線をさらに進み、ドロミテ・ピークを間近に眺めることにした。

 ドロミテ・ピークは相変わらず荒々しい様子で、尾根上は風も強くて寒々しい。ハイカーも徐々にこちらに向かってくるので、長居は無用と判断。英気を養ったら下山の途につく。後は単純な下りなので問題なかった。

View of Dolomite Peak
ドロミテ・ピークを間近に望む

View of Bow Peak
ボウ・ピーク方面の眺め

 こうして駐車場に戻ったら、まだ昼過ぎだったので、すぐ近くのボウ・レイクに寄ってみる。これも綺麗な氷河湖で、透き通るようなグレイシャー・ブルーに心奪われそうになる。カナディアン・ロッキーは、本当に美しい氷河湖の宝庫だ。

Bow Lake
ボウ・レイク

  こうしてレイク・ルイーズに帰っていくと、同室になった日本人(中年の方)が、クマが現れたので、今日からモレイン・レイク付近のトレイルは6人以上でないと歩けなくなったと教えてくれた。ちょっと前に歩き終えていたので良かったが、危ないところだった。そしてもう一言。こんなに晴れてたら山火事にならないかな、なんて言うのだ。まさか、そんなことにはならないと思うが…

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