検索 Google
五輪館
Back|Next
旅巧館旅行記北米>カナディアン・ロッキー
カナダの国旗

旅行記:カナディアン・ロッキー(世界自然旅)

46.城の裏手 (2003/7/16:晴時々曇

 リハビリ休暇

 アシニボイン縦走を終えた翌日、外は絶好の天候であったが、体がいうことをきかない。いろいろあって精神的にも肉体的にも疲れ気味だったので、この日は疲労回復に専念することにした。

 バンフには温泉があると聞いていたので、サルファー・マウンテンのゴンドラ乗り場近くにあるアッパー・ホットスプリングス(Upper Hot Springs)を訪ねる。温泉へはバスがないので、節約のため歩いてみるが、これが意外に遠い。緩やかとはいえ登り続きで、陽も強くて体力を消耗する。何のために来たのやら…

  それでも頑張って温泉に到着したら、水着を着て入湯する。と言ってもこれはプール同然で、しかも結構な混みようだ。水温はぬるめでゆっくり入れるが、混雑していて落ち着かない。結局リハビリのつもりが、今ひとつであった(それでも、続けてハイキングに出かけるよりは良かっただろうが)。

 その後、Banff Spring Hotelまで歩いて下ったら、ボウ滝(Bow Falls)にちょっと寄り道してみる。が、大したことない滝なうえ、家族連れで大変混雑していてガッカリ。やはり私には、一般的な観光地は向いていないと再認識して、リハビリ初日を終えた。

Bow Falls
ボウ滝

  そして翌日は、まだ疲れが残っているうえ、天気も今ひとつ…この日がバンフ滞在最終日だったが、あまり無理をしても仕方ないので、街中を散歩する程度に留め、のんびり過ごしたのであった(せっかくなので買い物などする)。

 聳え立つ城壁

 こうして次の日、バンフを後にレイク・ルイーズ(Lake Louise)に向かうが、その前に寄っておきたいところがあった。バンフとレイク・ルイーズのほぼ中間、キャッスル・ジャンクション(Castle Junction)からロックバウンド・レイク(Rockbound Lake)へのトレイルを歩きたかったのだ。しかし、交通手段がない…ならば移動ついでに寄ってしまおうと、1日だけ車を借りることにしたのである。

 チェックインを済まして走っていくと、ジャンクションの近くになって、有名なキャッスル・マウンテン(Castle Mountain)の城壁が迫って見えてきた。とりわけボウ川(Bow River)越しの風景は印象的。ここでちょっと足止めを食らったら、トレイルヘッドに車を置いて歩き始めた。

Castle Mountain
キャッスル・マウンテン

 道は分岐を右に分けると登りとなり、森の中を単調に歩くようになる。巻くようにして次第に高度を稼ぐと、1時間ほどで傾斜がゆるくなり、広大な草原が現れた。左にはアイゼンハワー・ピーク(Eisenhower Peak:2728m)から続くキャッスル・マウンテンの裏手の岩壁が聳え立ち、迫力の眺めだ。

Castle Wall
岩壁が聳える

Tower Lake
タワー・レイク

  沢に沿って緩やかに進むと、やがて小さなタワー・レイク(Tower Lake)が見えてくる。この辺りは湿地帯もあって歩きにくいが、気をつければ問題ない。湖から切り立つ城壁がことのほか印象的であった。

 危険な道

 目指すロックバウンド・レイクは、ここから一段上がったところにある。焦らず地道に急登すると、目の前に湖と屏風のような岩壁が見えてきた。ここも悪くないが、湖畔には蚊が多くて、あまりじっとしていられない…ここはすぐに撤収し、タワー・レイクを見下ろす崖に出たところで昼食を取ることにした。

Rockbound Lake
ロックバウンド・レイク

View of Tower Lake
タワー・レイクを見下ろす

  十分に楽しんだら帰途につくが、崖からの道は、大きな倒木が横たわっていたりして結構危なっかしいので、慎重に下っていく。するとまもなく本道に合流するが、ここは閉鎖された道らしく、合流点にはロープが張られていた。危ない危ない…

  タワー・レイクまで下れば安全なので、後は淡々と歩いていく。1時間半ほどで終着となるが、このまま終わっては何か物足りないので、手前の分岐を左に入り、シルバートン滝(Silverton Falls)に寄ってみることにした。

 しばらくは沢に沿った平易な道が続くが、途中からあやふやになり、次第に歩きにくくなってきた。なおも進むと、突然滑りやすい急斜面を這うように登り出し、一気に不安が募ってきた。ここは何とかクリアするが、非常に危険な道で、もはやハイキングではない。少し上がったところで渓谷に近づくと、いく筋もの滝が狭いところを流れているのが見える。地形的に考えても、これが目指す滝なのだろう。これ以上はあまりに危険なので、ひとしきり眺めたらおとなしく戻っていった。

  駐車場に戻ったら、小休止の後にレイク・ルイーズのビレッジに向かう。予約していたYHAHI-Lake Louiseは予想以上に立派な造りで驚いた(11泊もするが、ユースにしては高い!)が、チェックインを済ませて荷物を置いたら、車を戻しに取って返す。そして、無事レンタカーを返却したら、今度はバスで体だけ移動し、レイク・ルイーズに引き返したのであった。

Page Top
Copyright © gorinkan.org All Rights Reserved.