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旅行記:カナディアン・ロッキー(世界自然旅)

42.ようやくの感動 (2003/7/10:晴時々曇

 お手軽コース

 今日は久々に好天に恵まれたので、バンフ周辺随一のお花畑として有名で、展望も優れたヒーリー・パス(Healy Pass)に赴く。ただ、単純往復するのは面白くないので、いったんサンシャイン・メドウ(Sunshine Meadows)に寄り道してから向かう予定だ。

 サンシャイン・メドウへは、バンフから1日1便シャトルバスが出ているので、これに乗車する。バスは8時45分発だが、社内はガラガラで数人しか乗っていない。大丈夫だろうか、と心配してしまったが、サンシャイン駐車場(Sunshine Parking Lot)に着くや否や、たくさんのハイカーが乗り込んできて、たちまち満員になってしまった(どうやら、ほとんどの人は自家用車を利用しているらしい)。そして、ここからは一般車通行止めの区間を登っていき、終点のネイチャー・センター前に無事到着した。

 サンシャイン・メドウはお手軽コースだけあって、多くの家族連れが押し寄せている。これに巻き込まれたくなかったので、下車するとともに歩き始め、淡々と進んでいく。バスで高度を稼いだだけあって、道はほぼ平坦で楽勝だ。まもなく現れた分岐を右折すると、正面に美しいロック・アイル・レイクが登場。まだ誰もいなかったので、ここで小休止とした。

Rock Isle Lake
ロック・アイル・レイク

  後続が見えてきたところで再スタートをきり、すぐの分岐を左に入ってガーデン・パス・トレイル(Garden Path Trail)をゆく。少し下ってそのまま進むと、右手にこじんまりとしたグリズリー・レイク(Grizzly Lake)が現れ、その先のシンプソン展望台(Simpson Viewpoint)からはシンプソン川(Simpson River)が作り出した渓谷を眺めることができる。さらに行けばラリックス・レイク(Larix Lake)があり、小規模にしては楽しめるところだ。

Grizzly Lake
グリズリー・レイク

Simpson Viewpoint
シンプソン展望台より

Larix Lake
ラリックス・レイク

 お花畑の哀れ

 こうして元の分岐に戻ったら、今度は広々としたツイン・ケルン・メドウ(Twin Cairns Meadow)を北上していく。すぐにスタンディッシュ展望台が右に見えるが、時間に余裕がない(帰りのバスに乗り遅れたら大変!)のでカット。そのまま粛々と歩いていった。

 分岐を左折すると人気は全くなくなり、静かな山歩きとなる。この辺りではところどころ花も見られ、ホワイト・グローブ・フラワー(White Globe Flower)やインディアン・ペイントブラシ(Indian Paintbrush)などがたくさん咲いている。少し下って林の中を歩くと、やがて分岐とともにシンプソン・パス(Simpson Pass)にやって来た。ここは展望がきかずイマイチだが、昼食も兼ねて少々休むことにした。

White Globe Flower
ホワイト・グローブ・フラワーの群落

Indian Paintbrush
インディアン・ペイントブラシ

 パスからは再び登りとなるが、それほど長続きはせず、まもなく小さな池が現れた。ここまで来ると視界は開けてきて、ザ・モナーク(The Monarch:2903m)も見える。花も多くなるが、グレイシャー・リリーなどは盛りを過ぎて、もう涸れそうな勢いであった。

The Monarch
ザ・モナークを望む

Monarch with flowers
お花畑とザ・モナーク

  気持ちの良い道を歩いていくと、しばらくで本道に合流。ここからはヒーリー・パスに向けて緩やかに登っていく。この辺りは一面お花畑で、グレイシャー・リリーやウエスタン・アネモネ(Western Anemone)などが多数咲いているが、もう見頃は過ぎてしまったらしく、涸れかけの哀れな姿になっている。最盛期なら、きっと素晴らしいだろう。登るにつれ南方の展望も開けてきて、ザ・モナークやモナーク・ランパート(Monarch Ramparts)を始めとした山々が広がり、アシニボインも遠望できる。目指すパスはもう目前だ。

Healy Pass
ヒーリー・パス南方の眺め

 やっと絶景に会えた

 パスに登りつめると、西側の視界が一気に開け、ハイダック・ピーク(Haiduk Peak:2919m)、ファラオ・ピーク(Pharaoh Peaks:2710m)、ボール山(Mt Ball:3306m)といったボール・レンジ(Ball Range)の姿を一望することができる。これぞ久々の絶景!カナディアン・ロッキーに来てからというもの、何か物足りなさを感じていたが、ようやく大感動と言える絶景に出会うことができた。

View from Healy Pass
ヒーリー・パスから西方の絶景

 元々は、ここからエジプト・レイク(Egypt Lake)に下り、ウィスリング・バレー(Whistling Valley)経由で、ボール山の麓にあるシャドウ・レイク(Shadow Lake)まで足を延ばそうと思っていたが、そちらに行ってしまうと帰路の交通手段がないうえ、最後の下りは面白くないとレンジャーに聞いていたので断念。またいつの日かのお楽しみにして、サンシャイン駐車場に帰ることにする。

 帰りはしばらく元の道を引き返し、分岐を左に進んで、後はヒーリー・クリーク(Healy Creek)に沿って下っていく。道は整備されていて歩きやすいが、まもなく視界がきかなくなり、ただダラダラと歩くしかなかった。

  それにしても、このコースは珍しく日本人の多いところで、パスの手前で女性3人組が歩いていたし、下りでもカップルに会った。今までカナダでは日本人のハイカーに会っていなかったが、存在を確認できて一安心(?)であった。

  結局、無事5時半発の終バスに間に合い、バンフに戻ることができた。今日は久々に天候が味方して、充実した1日となった。そして明日からは、いよいよアシニボイン山に迫る3泊4日の縦走だ。

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