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旅行記:カナディアン・ロッキー(世界自然旅)

39.ロッキー手始め (2003/7/6:曇時々晴

 いざバンフへ

 2日間のウォータートン観光を終え、今日いよいよカナディアン・ロッキーの中心地、バンフ(Banff)に向かう。この日の午後3時にはレンタカーを返却しないといけないので、いつも通り早起きして、さっそく出発した。

 ウォータートンから北上し、ピンチェー(Pincher)で左折。しばらくは西へと走り、コールマン(Coleman)でForestry Trunk Roadを北上していく。ところがこの道、地図上では最短ルートなのだが、未舗装のうえに材木を積んだ大型トラックが行き来していて、結構危ない。スピードを抑えながら走行すると、しばらくで舗装路に出て、なんとかピンチを脱出した。

 やがてT字路に出たら左折し、40号線を快調に北上する。この辺りはカナナスキス(Kananaskis)と呼ばれるエリアで、激しく褶曲した灰色の岩山が特異な景観を見せてくれる。時間に余裕があれば、この辺りのトレイルを歩くのも良いと思うが、今回は明らかに無理なので、車窓から眺めるだけで我慢するしかない。

Kananaskis
カナナスキス

  ピーター・ローヒード州立公園(Peter Lougheed Provincial Park)内の分岐を左に入り、742号線を走るが、こちらも再び未舗装路で苦戦。すれ違い時の砂埃で前が見えなくなるものだから、飛ばすわけにはいかない。慎重に走行し、スプレイ・レイク(Spray Lake)を過ぎて少し先の崖ではビッグホーン・シープの群れに遭遇。ここを無難に下ってキャンモア(Canmore)に下り立ったら、後はハイウェイを飛ばしてバンフに入ることができた。

  バンフは想像以上に賑やかな街で、相当な数の観光客でごった返していた。さすがはカナディアン・ロッキーの中心地だ。YWCA内のBanff Y Mountain Lodgeでチェックインを済ませたら(ここで12泊もする!)、有名なBanff Springs Hotelでレンタカーを無事返却。後はビジターセンターなどに赴き、今後に向けた情報収集に勤しんだ。

 ガレ場の急登

 明けて7月5日、今日から本格的にロッキー観光を開始しようと思ったが、朝から雨が降っているので断念。おとなしく街中や宿でやり過ごす(午後には大雨になったので、出歩かないで良かった)。いきなり出鼻をくじかれてしまったが、こればっかりは仕方がない…

  そして翌日、晴れ間が覗く中、いよいよハイキング(トレッキング)をスタートする。手始めに訪れるのは、エディス・パス(Edith Pass)からコリー・パス(Cory Pass)へと歩く日帰りコース。これは山と渓谷社『カナディアンロッキー・ハイキング案内』で最初に紹介されているもので、ルイス山(Mt Louis:2666m)の鋭く尖った岩峰が印象的だ。

  バンフの街からトレイルヘッドまでは5kmあまりなので、自転車を借りて出陣。が、いきなりハイウェイを走る羽目となった(仕方なく路肩をゆく)。向かい風の中をあくせく進み、分岐を右に折れてから一登りで登山口に到着。ここに自転車を置いて出発した。

Forest at Cory Pass Trail
歩き始めの林

Mt Louis
ルイス山

 橋を渡り、平坦な林を抜けると分岐が現れるが、ここはまっすぐ進む。沢を渡ると北に進路を変え、沢沿いに登っていくが、この辺りは林の中で視界が開けず、やや単調だ。30分あまりで分岐に到達するが、ここは左に入ってコリー・パスを目指す。するとまもなく林が切れ、眼前にルイス山が突き出し、右手にはブリュースター山(Mt Brewster:2859m)が見えている。が、意外に雲が多くて冴えない表情を見せているので、ここで小休止とし、晴れ間が覗くのを待った。

 ここからは一転してガレ場を進むようになる。いったん急斜面を下り、ガーゴイル・バレー(Gargoyle Valley)に降り立ったら、ケルンを頼りにコリー・パスへと登っていく。右手にルイス山、左手にエディス山(Mt Edith:2553m)の岩壁を従え、奥にはコリー山(Mt Cory:2801m)が望める。ビッグホーン・シープの群れが遊ぶ姿も見えるが、結構な急登なうえ足場が悪く、意外にしんどい。峠は近いようで遠い…

  それでも頑張って着実に這い上がっていくと、やっとのことコリー・パスが目前に迫ってきた。これまで誰にも会わなかったが、ここで食事をして休む家族連れに遭遇。振り返ればルイス山がのっぺりとした姿を見せ、歩いてきた谷の様子が一望のもととなった。ちょうど下り始める人も出てきたが、かなりの斜面で苦戦している模様。峠には何人ものハイカーがいて驚いたが、崖近くの静かな場所を選んでゆっくり休むことにした。

Mt Brewster
ブリュースター山を望む

Gargoyle Valley
ガーゴイル・バレー

Mt Louis from Cory Pass
コリー・パスから見たルイス山

 急下山

 しかし、昼食を食べ終えた頃からさらにハイカーの数は増えて、結構な賑わいとなってきてしまったので退散。そそくさと下山に取りかかった。

  この先は南方のサンダンス・リッジ(Sundance Range)を見下ろしながら、エディス山の斜面を横切るようにして下っていくが、尾根上を歩くようになると斜面がきつくなってくる。その代わり眼前の展望は抜群で、バーミリオン・レイク(Vermilion Lakes)、サルファー・マウンテン(Sulphur Mountain)、ランドル山(Mt Rundle:2948m)などの雄大な景色を眺めることができる。今さら登ってくる人はいなかったので、この静かな展望地でしばし休んだ。

View from Cory Pass
コリー・パスから南方の景色

Mt Rundle
ランドル山を望む

 ここからはさらに急に下るようになるが、まもなくお花畑の斜面が登場した。が、時期が中途半端なのか、期待していたほど花は多くない。もっとも、グレイシャーなどで素晴らしい群落を見てしまったので、それが影響しているのかもしれないが…

  着々と下っていくと、いつの間にか斜面を下りきり、元の分岐に戻ることができた。ここからは楽な道を歩いてハイキング終了。このコースは期待していたのだが、結果はまずまず。天気がイマイチということもあって、大感動にはいたらなかったが、手始めとしては良かったと思う。

 こうして無事バンフに戻ると、いつものように大賑わいで閉口したが、買い物を済ませたらさっさと宿に戻る。それにしても、ここは14人部屋(もちろん男のみ)なのだが、夜遅くになっても誰も帰ってこない…夜12時を過ぎたところで諦めて寝るが、他の人たちは何をしているのだろうか?

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