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旅行記:パンタナール&アルティプラーノ(世界自然旅)

39.瀑布再訪 (2003/12/30:曇時々晴

 滝を浴びる

 昨日、丸1日かけて歩き回り、一通りの観光は済ませてしまったが、カメラの関係でボートツアーに参加しなかったので、今日は万難排して滝浴びに挑戦する。貴重品は全て宿に置き、濡れても良い格好で出かけるが、あの滝はもう一度見ても飽きないので、さらなる滝見物も行うつもりである。

 昨日同様、バスに乗ってゲートに向かうが、2日目は入園料が半額になるので、ちょっと得した気分で入園する。何はさておきボート乗り場に急行すると、「タカハラ、タカハラ」と喋る怪しげや男が登場(2年前まで、サッカー日本代表の高原がボカ・ジュニアーズに在籍していたので、知っているらしい)。この男が担当のようなので、お金を払い、ライフ・ジャケットを着て出番を待った。

 しばらくしてボートが戻ってくるが、皆全身ずぶ濡れになっている…覚悟はできているが、相当なようだ(でも、はしゃいで結構楽しそう)。そして、ついに出陣と相成った。

  ボートはイグアス川を遡り、悪魔の喉笛方面に疾走していく。まもなく三銃士滝が見えてきた、と思ったら、そのままの勢いで、滝に突っ込んでいった。うわぁ~!凄すぎて、目も開けていられない。これはもう、滝を浴びるなんて生易しいものではなく、雨台風に直撃された気分だ。とにかく凄い!

  2度3度と突っ込んだら、ボートは引き返し、今度はサン・マルティン滝に迫っていく。が、こちらは滝の勢いが凄まじく、近寄ることすら困難だ。かなりの水飛沫と荒い波と格闘した末に終了となったが、想像をはるかに超える迫力であった。

Looking up at Salt San Martín
サン・マルティン滝などを見上げる

Looking up at Salto Bossetti
ボセッティ滝もなかなかの迫力

 改めて滝見物

 大興奮のボートツアーを終えたら、以前よりおとなしく見える滝たちを眺めつつ登ってゆく。サン・マルティン滝周辺は、悪魔の喉笛に続く見所で、下から見上げても、上から見下ろしても素晴らしい眺めである。ツアー客の人たちは、時間がないのか、一部だけを駆け足で周っているが、これは実にもったいないことだ。やはり様々な滝を、いろいろな角度から眺めてこそ価値があると、2日も通っていると思ってしまう。

Salto view
滝が連なっている

Upper view of Salto
間近で見ると結構な迫力

 遊歩道の見所を一通り眺め直し、昼食を取ったら、最後に悪魔の喉笛を再訪する。観光列車に乗り、再び終点にたどり着くと、今度は一転して最後尾をゆっくり歩いてゆく(時間はたっぷりあるので、急ぐことはない)。滝の上部は優雅な流れで、これが目の前で、突如として豪瀑となって流れ落ちるとは思えない。自然の壮大さを改めて認識させられる。

 そして、再び悪魔の喉笛にやって来ると、やはり期待を裏切らない景観が待っていた。夕方近くになると、陽がさせば滝に虹が映り、一層素晴らしい眺めとなる。この迫力は筆舌に尽くし難いが、振動をも伴う水の轟きには、自然への畏怖の念を禁じ得ない。またも1時間も滞在し、じっくりと驚嘆の瀑布を味わった。

  こうして、都合3日に渡るイグアスの滝見物は終了。実は、初めはそれほど期待していなかったのだが、想像以上の迫力に驚かされてしまった。世界最大級の滝は、やはり伊達ではなかったのである。

Diablo view
展望台の手前でもかなりの迫力

Salto Union with Rainbow
虹がかかって美しい

 年越し大移動

 明けて大晦日。この日はバケツをひっくり返したような大雨であったが、何とかバス・ターミナルに出向き、メンドーサ(Mendoza)行に乗り込む。車内は思ったより空いていて、ガランとした中で、いきなりビンゴが始まったが、残念ながら商品は獲得できず…(アルゼンチンのバスでは、たまにこうしたサービスがあるらしい)。その後は冴えない空を見ながら、ぼんやりと過ごした。

 ポサーダス(Posadas)、コリエンテス(Corrientes)と過ぎるにつれて乗客が増え、レジステンシア(Resistencia)まで来ると満員御礼となった。すっかり陽も暮れて、何も見えない中を疾走していくと、ついに年越し。陽気な南米のことだから、てっきり大騒ぎになると思っていたが、まもなく乗務員が「ただいま新年を迎えました」と言って、まばらな拍手があるだけ…まぁ、そういうイベントに興味のある人はこんな日に乗らないのだろうが、正直拍子抜けであった。

  諦めて眠りにつくと、2時間後に街に到着。そこは新年の祝いで大騒ぎで、たくさんの花火を打ち上げて盛大に祝っている。バスはただ通過するだけだが、随分と違った世界に入ってしまったものだ。

  やがて夜が明け、いったんトゥクマン(Tucumán)でサルタ行に乗り換えて、さらに走り続けると、昼過ぎにグエメス(Güemes)という街に到着した。ボリビア国境のラ・キアカ(La Quiaca)に行くにはここで乗り換えた方が良いそうなので、ここで下車して、次のバスを待つ。しかし、到着したバスは満員で(チケットには座席番号が記載されていたが、それは対象外の数だった)、不覚にも立ち席で北上することになったが、フフイ(Jujuy)で降りる人が現れ、着席することができた。

  その後、バスはウマワカ渓谷(Quebrada de Humahuaca)を上っていくが、途中の町で大規模な土砂崩れが発生し、先に進めなくなってしまった。暗くなり始める中、バスは右往左往して道を探すが、なかなか抜けられない…もう駄目かと諦めかけたが、1時間以上悪戦苦闘した挙句、ついに難所を突破し、北上することができた。

 それから、あまりに疲れて眠ってしまったが、気がつけば国境の街、ラ・キアカに到着したところだ。足かけ36時間もの大移動で、何とかここまで来たが、既に夜の12時になろうとしていたので、慌てて宿を探し、Hotel Fronteraに入れてもらって難を逃れたのであった。

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