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ブラジルの国旗

旅行記:パンタナール&アルティプラーノ(世界自然旅)

37.大瀑布のパノラマ (2003/12/27:曇時々晴

 私は中国人?

 都合20時間のバスの旅を経て、フォス・ド・イグアスのバス・ターミナルに着いたのは、朝の9時過ぎ。それからセントロ行のバスに乗り換えて、街中にやって来たら、元ユースホステルのPousada Iguaçuに入り、宿を確保したのであった。

 今日はまずまず良い天気なので、荷物を置いたら、さっそくイグアスの滝に向かう。これは、北米のナイアガラの滝、アフリカのビクトリアの滝とともに、世界三大瀑布の1つとされており、滝幅4km、最大落差約80mの間に、大小300近い滝が流れ落ちている。水量は毎秒65,000tを誇り、その規模は世界最大と言われるほど。ブラジルとアルゼンチンの国境に位置しているが、滝の多くはアルゼンチン側にあるため、ブラジル側の魅力はそのパノラマにあるという。

 そこで、まずは市内バスターミナルに赴き、滝に向かうバスを探す。すると、係の人(らしき人)がいて、このバスが滝に行く、と説明してくれた。ついでに日本人の女性もいると言われたが、こちらはとにかく腹ペコだったので、近くの店に行って軽食を確保。ところが、バスはちょうど出発してしまった…と思ったら、その男が気づいて止めてくれたので、慌しくも乗車することができた。

  バスはそれから滝へと40分ほど走り、国立公園のゲート前で下車。続いて入園料を支払うため並ぶが、偶然にも日本人の女性と隣りになった。こちらから話しかけようか迷っていると、先方から、なぜか英語で話しかけられた。えっ? とっさに「日本人ですけど」と言ったが、彼女は私のことを中国人だと思っていたらしい。ちゃんと係の人は「日本人だ」と言っていたのに…

 滝が一望のもとに

 そんな縁で、この後はしばし一緒に行動することになった。彼女はペルーからパタゴニア、南極と南下し、旅の最後にイグアスに来たそうで、アメリカ横断ウルトラクイズ(懐かしい…)以来、イグアスには特別な思い入れがあったという。既にアルゼンチン側は見て、感動して号泣したと言うから相当なものだが、ブラジルには入国手続きをせずに入ってしまったらしい…

 ゲートをくぐったら、国立公園専用のバスに乗り換えて奥に進み、なぜか終点の手前で降ろされた。不思議に思いつつ、他の人たちに付いていくと、突然、右手に展望台が現れ、イグアスのパノラマが広がった。女性は「すご~い」と感動して、早くも涙目だが、そこまで感動しなくても…でも、ここからはアルゼンチン側のボセッティ滝(Salto Bossetti)からサン・マルティン滝(Salto San Martín)、そしてサン・マルティン島(Isla San Martín)まで一望のもとなので、確かに素晴らしい眺めだ。

Iguaçu Overview
滝のパノラマが広がる

 ここからは、川に沿って遊歩道が整備されているので、上流に向けて歩いていく。早くも、正面奥には悪魔の喉笛(Garganta del Diablo)が水煙を上げており、右手には、上部にリバダビア滝(Salto Rivadavia)、下部に三銃士滝(Salto Tres Mosqueteros)と二銃士滝(Salto Dos Mosqueteros)があり、ここにボートが突っ込む姿も見られる。所々に展望台が設けられているので、存分に滝のパノラマを楽しみながら、ゆっくりと歩いていった。

Salto Rivadavia
リバダビア滝(上)と二銃士滝(下)

View of Garganta del Diablo
奥が悪魔の喉笛

  さらに歩を進めると、悪魔の喉笛が近づき、やがて川幅が急に広くなった。左からはフロリアーノ滝(Salto Floriano)が流れ落ち、その先の川床には橋が延びている。これは見るからに濡れるが、せっかくだから、この道の先まで足を延ばすことにした。

 迫力のパノラマ

 カメラの安全を確保したら、いざ決意を固めて、川にせり出した橋の上を歩いていく。途中では予想通り、水飛沫でそこそこ濡れたが、大事には至らず一安心。一番奥の展望台まで行くと、足下にはサンタ・マリア滝(Salto Santa María)が凄まじい勢いで落ちており、正面には悪魔の喉笛を望むことができる。左のフロリアーノ滝もなかなかのもので、わざわざ歩いてきた甲斐があった。

 ここでのんびりしていると、女性の方は最後にもう一度アルゼンチン側を見たいので帰るという。私はもう少しいたかったので、さらにじっくりと周囲の眺望を楽しんだ後、帰途についた。

Salto Floriano
フロリアーノ滝

Salto Santa María
落ち込むサンタ・マリア滝と悪魔の喉笛

  ここからは、フロリアーノ滝の横から、エレベータで滝上部に上がれるはずだったが、この日は故障中のため、歩いて登ることになる。歩くにつれ、次第に滝の眺めが良くなるが、やがて林の中に吸い込まれてしまった。しかし、レストハウスに戻り、その最上部を歩いていくと、そこからは滝が眼下に見えて素晴らしい限り。金網のため下が見えているので、高所恐怖症の人には勧められないが、これまた素晴らしい展望台であった。

Looking down at Salto Floriano
フロリアーノ滝を見下ろす

  こうして滝のパノラマを満喫したら、昼食を食べて帰るとするが、それにしても、年末年始ということもあってか、ここは久々に日本人の観光客が多い。南米では、クスコ以来、皆無と言っていいほど日本人観光客に会わなかっただけに、驚いてしまった。

 なお、翌日はアルゼンチン側の滝を見に行こうと思っていたが、大雨になってしまったので、予定を変更して国境を越えてしまう(フォス・ド・イグアスを起点に周る予定だったが、昨日ブラジル側を見届けてしまったので、その必要がなくなった)。ブラジル側のイミグレは、事前に申告しないとバスが通過してしまうので、運転手に言って下車。そして、無事に出入国を済ませて、プエルト・イグアス(Puerto Iguazú)に入ったのであった。

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