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旅行記:パンタナール&アルティプラーノ(世界自然旅)

36.神秘の地底湖 (2003/12/25:曇時々晴

 盗人の仕業

 ボニートの滞在も4日目となったが、最後に、青の地底湖(Gruta do Lago Azul)に出かけることにした。これはフローティングと並ぶ有名な観光スポットで、鍾乳洞の中に、神秘的なほど青く澄んだ地底湖があるという。写真で見る限り非常に美しいので、最後の楽しみに取っておいたのだ。

 このツアーは通常、近くのサン・ミゲール洞窟(Grutas de Sâo Miguel)とセットになっているので、まずはこの洞窟に向かうことになる。入口に着いたら、簡単な説明を受け、さっそく洞窟の中に入っていった。

 少し登り、吊り橋を渡るとまもなく、洞窟の入口が現れた。既に先客がいるのか、下の方から声が聞こえている。ガイドに従って下っていくと、暗闇の中から洞窟が現れるが、暗くて良くわからない…思いのほか見応えのない洞窟である。

  しかし、真骨頂はこの先にあるらしく、いったん上に上がり、さらに奥の洞窟へと歩いていく。再び下ると、こちらは先ほどより大規模なうえ、鍾乳石や石筍、石柱などが至るところに見られて、まずまずである。暗いので鮮明ではないが、この造形美はなかなかのものだ。

Grutas de Sâo Miguel (1)
サン・ミゲール洞窟に入る

Grutas de Sâo Miguel (2)
鍾乳洞らしい造形

  そして、ガイドが得意そうに鍾乳石などの説明をし、その実物がこれだ…と言おうとしたところで、それがなくなっているという。昨日まではあったそうなのだが、何者かが持ち出したらしい。こういう盗人がいるから、こうした自然遺産は段々と規制が厳しくなり、近寄ることすら難しくなってしまうのだ。自分のことばかりでなく、少しは周りのこと、後世のことも考えて欲しいものである。

Grutas de Sâo Miguel (3)
不思議な模様が見られる

Arara Azul
美しい青インコ

 奇跡の蒼

 洞窟から戻ると、青いインコがお出迎え。まるでこれから向かう地底湖に合わせたような色彩だが、実に美しい。地底湖は大変混んでいて、入場時間が厳しく決められているため、時間調整をした後の出陣となった。

  入口にやって来ると、たくさんの観光客がたむろしていて驚いたが、まだ時間があるのでしばし待機。そしてようやく、地底湖に向けて歩き出した。

  しばらくは緩やかな道をゆくが、途中で少々の登りとなり、それをこなすと、いよいよ鍾乳洞が口を開けて待っている。ここからは急坂で滑りやすいので、注意しながら下っていく。すると、ぼんやりとではあるが、青い地底湖が見えてきた。

  しかし、ここで順番待ちとなり、先発組が上がってこないと下ることはできない。またも待機した後、ようやく我々の順番となり、下降再開。洞窟は石灰岩だらけで、所々鍾乳石や石筍で出来ているが、その一角を覗き込むと、ついに眼下に地底湖が現れた。驚くほどの青、いや、蒼色だ。

 地底湖は、洞窟入口からの深さが100m近く、広さは120mほどで、日光は差し込んでいない(真夏の朝のみ、日が差すらしい)。しかし、それでもその美しさは格別で、吸い込まれそうなほど神秘的な色をしている。これはもう奇跡というほかない!

First view of Gruta do Lago Azul
ついに地底湖登場!

 色彩の再現

 こういうところでは、三脚を立ててスローシャッターで撮影するのが良いが、あいにく、三脚を使ってはいけないとのこと…そこで仕方なく、カメラを動かさないようにして、何度も撮影を試みては映りをチェックし、ぶれていないか確認する(この点、デジカメは便利だ)。他の人たちが、安易にフラッシュをたいて暗い映像を撮っているのを尻目に、見た目以上の色彩を再現できて、小躍りしたい気分であった。

Grura do Lago Azul
何という色彩か…

 そのため、ガイドが地底湖に関する説明をしている間も撮影に夢中で、ほとんど話は聞いていなかった。そして残念だったのは、途中までしか降りられなくなっていたこと。ポスターの写真を見ると、地底湖の湖面から写真を撮っていたので、その近くまで降りられると思っていたが、環境保護の観点から、それは駄目になったらしい。これだけ混んでいたら止むを得ないところだが…

View of Gruta do Lago Azul
これが湖面に近づく限界

 こうして、短い時間ながらも、麗しの地底湖を堪能したら、鍾乳洞を登って帰途につく。この時期、朝のツアーは数ヵ月も前から予約で一杯とのことで、最高の条件で見られたわけではないが、それに準じた眺めを得ることができ、最後のツアーにふさわしい内容であった。

  そして、ボニートを満喫したところで、次はイグアスの滝(Cataratas do Iguaçu)を目指す。バスは当日では取れないと聞いていたので、昨日のうちにターミナルに赴き、わざわざポルトガル語の文面まで作成して、予約しておいたのだ。そして翌日、午前中をのんびりと過ごし、昼の便でドゥラドス(Dourados)へ。その後、夜行バスに乗り換えて、一路フォス・ド・イグアス(Foz do Iguaçu)に向かった。

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