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ベネズエラの国旗

旅行記:アンデス&アマゾン(世界自然旅)

30.テプイを去って (2003/12/11:曇時々晴

 虹のアンヘル

Salto Angel with Rainbow
アンヘルの滝と虹

  再びアンヘルの滝を眺めるため、5時前に起きたのだが、あいにく雲がかかって、滝の全容を望むことはできない。こんな調子では、訪れても無駄骨になるかと思ったが、急に回復することもあるので、一縷の望みにかけることにした。

 まもなく、同士10名ほどと対岸に渡り、まだ薄暗い中を歩き始める。夜明け前のジャングルは不気味だったが、歩くにつれて明るくなり、日の出も迎えたようだ。しかし、いざ展望台に着いてみると、上半分は霧に覆われていて、滝の姿を窺うことはできない。やはり失敗だったのか…

  半ば諦めかけながら、滝をぼんやり眺めていると、徐々に霧が流れて、滝の様子が拝見できるようになってきた。やがて上部まで見えるようになり、ついには光も差して、虹も見えてきた。それほど大規模ではないけれど、やはり七色の帯がかかると美しい。わざわざ早起きした甲斐があったというものだ。

 大満足のうちに帰途につき、朝食を終えたら、ラトン島を後に、カナイマへと帰っていく。相変わらず難所が多かったが、ちょっとしたラフティング気分で下ってクリア。アウヤンテプイの最後の雄姿も見られて、気持ちよくテプイの世界から去ったのであった。

Good bye Tepui
さらばアウヤンテプイ

 発砲騒ぎ

 こうして昼過ぎにアナトリー島に戻ると、余韻に浸る間もなく、荷物をまとめたらすぐ出立するよう命じられた。慌ててボートに乗り込み、空港に着いたら瞬く間にセスナに乗って、シウダー・ボリーバルに飛んでいく。あまりに忙しくて訳わからなかったが、あっという間にツアーは終了となった。

 同乗の人たちは他のメンバーを待つので、私はタクシーを捕まえて、バスターミナルに向かう。日程的には余裕なので、この街で1泊ぐらいしても良いのだが、大都市には滞在したくないので、すぐにサンタ・エレナに戻ることにしたのだ。

  無事ターミナルに到着したら、チケットを買い求める。売り場がゴチャゴチャしていてわかりにくいが、係りの人に訪ねて一件落着。バスは最も安全な会社の便が満員で乗れなかったものの、別のバスを確保(少し安い)。これで一安心なので、後は出発までターミナル内でおとなしく過ごすことにした。

 すると、しばらくして突然、すぐ近くで銃声が轟いた。バン、ババン、バンと、4発の発砲があり、すぐにクラクションの嵐となる。ターミナルの外で起こったので、何があったか正確にはわからないが、下手に街に出なくて良かった。そして、他の人はというと…銃声の瞬間、ほとんどの人が反応したが、またか、という感じで、すぐに元の日常に戻っていた。こんな状態、いつまで続くのだろう…

 急ぎ過ぎて停滞

 ともあれ、こうしてシウダー・ボリーバルを後にし、危険地帯を無事に抜けることに成功した。サンタ・エレナまでは、例によって数度の検問に遭い、ろくに寝ることもできず怒り心頭だったが、翌朝には国境まで戻ることができた。そして、日程に多少余裕ができたので、ひとまずHospedaje Michelleに泊まり、たまった洗濯物を片付けたりして過ごした。

 しかし、あまりベネズエラに長居するのも考えものなので、1泊だけしたら、ブラジルに向けて南下する。国境を越え、昼間のうちにボアビスタまで下り、続けて夜行でマナウスへ。結局、マナウスには14日の早朝に戻ることができた。

  次の飛行機は16日深夜なので、図らずも3日弱の余裕が生まれてしまった。予定が思いのほか順調にいったうえ、急ぎ過ぎと言っても良いほどの過密スケジュールだったので、こんなに早く帰ってこられたのだ。

 でも、こんな中途半端な時間では、他にすることがない…マナウスには特に見るべきものがないし、アマゾンを観光するには時間がなさ過ぎる。まぁ、このところ忙しい日々を送っていたので、ここは久々に停滞することとし、以前泊まった宿で3日ほど過ごして、後半戦に備えたのであった(アマゾンは雨季に入ったらしく、連日雷雨に見舞われたが)。

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