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旅行記:アンデス&アマゾン(世界自然旅)

29.アンヘルの滝へ (2003/12/10:晴時々曇

 滝へ遡る

 ツアーも2日目となり、いよいよアンヘルの滝を目指す。朝食後、カナイマ湖をボートで渡り、ウカイマ滝の脇を登っていくと、用意された別のボートが登場。そして、2艘に分かれて乗り込み、カラオ川(Río Carrao)を上流へと遡っていった。

  しばらくすると、巨大なアウヤンテプイを正面に見ながら、快適に進むようになる。この日はまずまず良い天気で、テプイには雲がかかっているものの、日差しが痛いほどだ。やがて、オルケディア島(Isla Orquídea)にたどり着くと、ここからしばらくは水量が少ないので、島の向こう側まで歩くよう指示された。暑い中をダラダラと歩くが、これが意外にしんどい…

Boat view
ボートで颯爽と上流へ

Cliffs of Auyantepui
アウヤンテプイが迫る

  軽食を取り、再びボートに乗り込むと、ここからは右手にアウヤンテプイを望みながら、蛇行する川に沿って進む。鬱蒼とした森とテプイのコントラストが素晴らしい。すると、まもなく右の流れに入り、ここからチュラン川(Río Churun)を遡る。流れが狭まり、両側から密林が狭まってくるが、コバルトブルーの翅を持つモルフォチョウ(Morpho)が追いかけてきたりして、美しい限りだ。

Auyantepui
見上げる絶壁

 しかし、上流に進むにつれて水量が少なくなり、次第に難所が続出するようになった。水の多いところを選んでゆくが、それでも時々底を打ってヒヤリとさせられる。もう乾季に入っているので仕方ないが、もう少ししたら完全に通行不能になってしまうだろう。

  苦戦しながらも、次々と難所を突破していくが、気がつけばもう1艘は完全に見えなくなってしまった。まさか転覆したのだろうか…そんな不安を抱きつつも、どんどん遡って、結局5時間ほどかけてラトン島(Isla Ratón)に到着したのであった。

 ついに滝登場

 ここはアンヘルの滝への起点だけあって、かなりの数のボートが着岸している。ただ、幸いこれから帰るツアーばかりのようで、滝の鑑賞を終えた人たちが続々戻り、帰っていくところであった。これなら十分楽しめそうだ。

 遅れていたもう1艘が追いついたところで、ボートを離れてジャングルを歩き始める。展望台までは1時間ほどだが、まだ晴れて滝が望めそうなので、気持ちばかりが急いでしまう。ガイドは所々で密林の説明をしているが、そんなものは後で良い。早く滝を見せてくれ!

  あまりに遅いので、ガイドにプレッシャーをかけようと、彼の前を歩こうとする。が、変な意地とプライドがあるようで、自分の前を歩いてはいけないと言ってきた。道は明瞭だし、迷うことは何もないというのに…やはり全体のペースに合わせるのは苦痛だ。

 我慢に我慢を重ねて登っていくと、1時間ほどで、ついに眼前にアンヘルの滝が見えた。さすがに1000m近い落差があるので、想像以上の大きさである。しかし、ライメ展望台(Mirador Laime)はもう少し先だと言うので、最後はガイドの先を歩き、展望台を目指して急いだ。

  そして、ついに展望台に到達し、アンヘルの滝の全貌があらわになった。もう雨季に比べると迫力がないものの、この落差は圧巻である。あまりの落差のため、滝の水は地表に届かず、その前に霧となってしまうのだ。風が吹けば、この展望台ですら霧が舞う。こんなところは、世界中探してもなかなかないだろう。

Salto Angel
アンヘルの滝

 滝より泳ぎ?

 しばし感動に酔いしれていると、まもなく後続が現れ、ちょっと賑やかになった。ところが、それから5分も経たないうちに、ガイドが「では、泳ぎにいこう」と言って、滝の下の水場に向かってしまったのだ。滝より泳ぐ方が興味あるのか、大部分の人はそのまま付いていくが、私はここまで泳ぐために来たのではない!そこで展望台に居残り、この絶景を見上げることに専念した。

 同じような思いを抱く人も数人して、皆岩に寝そべり、滝を飽きることなく見上げている(ちょうど、花火を寝転がって鑑賞するのと同じ要領だ)。このスケジュールでは、ここまで来ても滝が見られず、泣く泣く帰る人もいるだろう。今回はばっちり眺めることができ、運が良かったと思う。

 こうして、水遊びの人たちが帰ってきたところで、ジャングルを下っていく。ボートまで戻った時にはもう陽が暮れかかっていたが、今日は対岸のラトン島泊まりなので、心配には及ばない。島に渡った時にはもうすっかり暗くなっていたが、無事キャンプに到着したのであった。

  食後に聞いた話では、明日の早朝も、希望者はまた展望台まで歩けるそうなので、再びのチャンスだ。しかも、もし晴れていれば、滝に虹がかかって格別の眺めになるらしい。出発は夜明け前なので、天候に恵まれることを信じて、さっさと眠りについた。

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