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旅行記:アンデス&アマゾン(世界自然旅)

28.滝でずぶ濡れ (2003/12/9:曇時々晴

 失意の遊覧飛行

 飛行機が無事カナイマ空港(Aeropuerto de Canaima)に着陸すると、さっそく担当者が出迎え、カナイマ国立公園の入園料を払って外に出る。今日はこの後、アンヘルの滝への遊覧飛行があるというので、しばらく待合所で待機することになった。

 この日の天候は微妙で、平地では晴れているものの、テプイには雲が被さっていて、容易に退きそうにはない。果たしてアンヘルの滝が見られるのか、ちょっと不安だったが、事前に申し込んでいたので、運にかけるしかない。

 しばらくすると、同乗すると思われるグループがやって来たが、十数人もいるので、何機かに分かれて乗ることになる。私は最後の組に入れられたので、先立つ人たちを見送り、順番が来るまでひたすら待った。その間に天気が回復することを祈って…

  しかし、そう代わり映えしないうちに出番となり、数人とともにセスナに乗り込む。そして一気に飛び立つと、まもなくアウヤンテプイ(Auyantepui:2560m)に沿って飛ぶようになった。迫力の岩壁が広がって素晴らしい限りだが、予想通り雲がかかって、展望はよろしくない。果たしてアンヘルの運命やいかに…

Cliffs of Anyantepui
アウヤンテプイの岩壁が迫る

  すると、狭い谷間を進んだところで、乗客の1人が、滝が見えてきたと言い出した。どこだ…目を凝らしてみるが、よくわからない。が、しばらく進むと不意に、右手に大きな滝が姿を現した。この落差は間違いなくアンヘルの滝だが、あいにく上部が雲に覆われ、全体は見えていなかった。

  飛行機は滝を通り過ぎたら旋回し、いよいよ私の隣りに滝が見えてくる。ところが、今度は傾く角度が悪く、翼が邪魔して写真が撮れない。もう少し左を上げてくれ、と思っているうちに滝を通過してしまい、失意のうちに去る羽目となった。せっかく高い金を払ったというのに…

Flight view of Anyantepui
テプイの眺めは良かったが…

 ひどい取り合わせ

 承服し難い思いを抱いたまま、軽飛行機はカナイマに戻ってしまい、遊覧飛行はあっけなく終了した。さすがにもう一度、というわけにはいかず(時間的にも金銭的にも)、トボトボと去るしかなかった。

 その後は、担当者の指示に従って同乗者に付いていき、カナイマ湖(Laguna de Canaima)の畔まで歩いたら、ボートに乗って対岸のアナトリー島(Isla Anatoly)へ。右手にはウカイマ(Ucaima)、ゴロンドリナ(Golondrina)、ワダイマ(Wadaima)、そしてアチャ滝(Salto Hacha)と、続けざまに滝を見ることができる。島に着いたら、色鮮やかなツーカン(Tucán)を横目に見ながらロッジに入り、荷物を置かせてもらった。

Salto Golondrina
ゴロンドリナ滝

Salto Wadaima
ワダイマ滝とアチャ滝

Tucán
ツーカン

 中には既に20人ぐらいのツーリストがいて、昼食をともにすることになるが、彼らは同じグループなのに、どうも疲れた様子で、いくつかの派閥に分かれて寛いでいる。後で知ったことだが、彼らは1年かけて南米を周遊してきたところで、ここが最後の観光スポットらしい。きっと、この1年でいろいろあったのだろう…それにしても、そんなところに1人、組み入れられてしまうとは、ひどい取り合わせだ。

  食後はしばらくのんびり過ごすが、まもなく滝に出かけるので、水着を着用するように指示された。そして、20人あまりでゾロゾロと、宿を出て歩き始めた。

 爽快!滝浴び

 濡れても良いように、皆軽装で出かけていくと、ちょっとした森を抜けたところでエル・サポ滝(Salto El Sapo)が現れた。ここの名物は、滝の裏側をくぐることにあるので、濡れてはまずいものを手前に置いて、水の滴る道を歩く。滑りやすいので気をつける必要があるが、滝の水飛沫が気持ちよく、実に爽快であった。

Salto El Sapo
エル・サポ滝

 再び渡り終えしたら、今度は川原に出て水遊びタイムとなった。この川はコーラのように茶色く濁っているが、それはジャングルに生い茂る植物から、タンニン(Tanino)という成分が流れ込んでいるせい。結構冷たいので、個人的にはちょっと水浴びした程度で留めておき、後は休憩したのであった(欧米人は呆れるほど楽しく泳いでいる)。

 続いては、一転して登りとなり、エル・サポ滝の上に出る。ここからは先の川原が眼下に望め、周囲の眺望もまずまずだ。しかし、それほど大した眺めではないので、まもなく飽きて、あっけなく帰ることとなった。

Looking down from the top of salto
滝の上からの眺望

  これで散策は終了と思っていたが、宿の手前に来たところで左に入り、アチャ滝のすぐ横にやって来た。なんでも、エル・サポ滝は乾季に水量が少なくなり、迫力に欠けるので、新たにアチャ滝にも歩く道を開拓したのだという。そこでさっそく滝の裏に入っていくが、こちらはさすがに水量が多く、すぐにずぶ濡れになってしまった。恐るべし、アチャ…でも、滝を抜けると気分爽快で、熱帯の初夏も涼しく感じられた。

Salto Hacha
アチャ滝

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