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旅行記:アンデス&アマゾン(世界自然旅)

27.ロライマからカナイマへ (2003/12/8:曇時々晴

 最後は冗長

 トク川のキャンプ場からパライテプイまでは12kmほどだが、ここまで来ればもう楽勝である。今日はロライマとクケナンには分厚い雲がかかり、展望は望めないので、さっさと歩き始めることにした。

 ブラジル人のグループには巻き込まれたくなかったので、最初から飛ばして独走。イスラエル人はもちろん、ガイドさえ置き去りにして、とにかくゴールを急ぐ。途中、大蛇が目の前を横切ったので焦ったが、気を取り直して先に進んだ。

 それにしても、この最後の道はダラダラと長いだけで、あまり面白くない。結局2時間半弱で歩いてしまったが、村には迎えの人が誰一人おらず、ガランとして寂しい限りであった。

  しばらくするとガイドが現れ、やがてブラジル人のグループが来ると一気に賑やかになった。彼らにはお祝いに冷たい飲み物と食事が振舞われるが、私には何もなし…安いツアーを選んだので致し方ないが、随分と対応は違うものだ。

  イスラエル人はさらに遅れての到着となったが、その頃にはもうブラジル人たちは車に乗って帰ってしまい、再び静寂を取り戻していた。迎えの車が来たのはさらに1時間後で、すっかりお腹も空いてしまったが、ともかく、これでロライマ山のトレッキング・ツアーはめでたく終了となった。

 気になる情報

 サンタ・エレナに戻ったら、まずは腹ごしらえを済まし、続いて旅行会社の建物内でシャワーを浴びる。本当ならこの後、飛行機でカナイマ(Canaima)まで一気に飛んでしまいたかったが、これはチャーターでないと無理なので、この後夜行バスでシウダー・ボリーバル(Ciudad Bolívar)に向かう。ハード・スケジュールだが、時間を無駄にしたくないので、止むを得ない処置である。

 ただ、出発を前に不安材料があった。例のイスラエル人の話では、シウダー・ボリーバルからサンタ・エレナに向かう途中、3回も検問があって、その都度外に出されて、荷物を1つ1つ中までチェックされたという。そのため、到着時間が大幅に遅れて、大変だったというのだ。明朝には飛行機でカナイマに飛ぶ予定なので、これは気になる情報だ。

  それともう1つ。アンヘルの滝へのツアーは、通常3日間のパッケージになっているのだが、あのイスラエル人は滝の近くに延泊してきたという(その代わり、帰りの飛行機の予約変更ができておらず、もめたらしい)。ギアナ高地はただでさえ天気の悪いところなので、できることなら長く滞在した方が良い。これも大いに気になる情報だ。

 そこで、旅行会社の代表に問いただすと、バスは全然問題ないと言って相手にしなかった。一方、延泊の件については、現地の旅行会社と交渉した結果、5名以上のグループでないと認めていないとの返事。イスラエル人は確かに1人なのだが…またも一人旅の悲哀を味わうこととなった。

  ともあれ、こうなったら予定通りに行動するしかないので、夕方前にバスターミナルに赴き、荷物検査を通過した後、予約しておいたバスに乗り込んだ。

 検問また検問

 バスは満席で出発し、順調に北上していく。しばらくすると最初の検問となるが、軍人が中に乗り込んできて、様子を窺うのみ。私はパスポートの提示を求められたが、特段問題なく通過することができた。

  やがて陽が暮れ、すっかり暗くなったので、夕食を取ったらとっとと寝てしまう。ところが、しばらくしてバスは止まり、全員が降ろされた。そして、全ての荷物を出されて、一列に並んでチェックを受けることに。中身を逐一チェックするものだから、相当な時間がかかって大変だ。せっかく気持ちよく寝ていたというのに…

  1時間以上かかって、ようやく荷物検査は終了。再び走り始めたので、明日に備えて眠りについた。しかし、数時間経ったところでまたも検問に遭遇し、外に追い出されて、全ての持ち物チェックとなった。こんな深夜に行うと、さすがに地元の人でも不平不満があるらしく、かなり険悪なムードだ。もう3回目の荷物検査…麻薬等の取り締まりとはいえ、いくらなんでも多過ぎないか?

  かなり不機嫌になりつつ検査をパスし、怒りながらも就寝。さすがにその後はチェックがなく、気がつけば朝になって、久々に大きな街並みが見えてきた。シウダー・ギアナ(Ciudad Guayana)で何人もの客が降りるが、この辺り、外を眺めていると、早朝から怪しげな男たちがたむろしていて、何とも不気味だ。それに、バスは予想通り大幅に遅れている。ちゃんと出立できるのだろうか…

 さらに走ること1時間あまりで、ようやくシウダー・ボリーバルにやって来た。ここはベネズエラ第2の都市だけあって、結構大きな街だが、やはり雰囲気は良くなさそうだ。予定より2時間半遅れで到着すると、旅行会社の人間が私を見つけ、すぐに出発するよう指示。既に飛行機を何度も後ろにずらしたが、もう少しでなくなるところだという。タクシーを捕まえ、急いで搭乗手続きを済ましたが、本当に危ないところであった。

  そして、セスナはカナイマに向けて颯爽と飛び立つ。オリノコ川(Río Orinoco)を見送って南に進むと、大きなグリ湖(Embalse de Guri)、蛇行するカロニ川(Río Caroni)、小さなテプイ群を経て、ついにカナイマが見えてきた。長く辛い道のりだったが、ようやくメイン・スポットに来たわけだ。

View of Canaima
カナイマにやって来た

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