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旅行記:アンデス&アマゾン(世界自然旅)

21.変わらぬ風景 (2003/11/27-29:曇時々晴

 ピンクイルカ現る

 アマゾン川は、ブラジルに入るとなぜかソリモインス川(Rio Solimões)と名前を変えるが、見た目は何も変わらない。1時間ほどでベンジャミン・コンスタント(Benjamin Constant)に着くと、ここからさらに乗客が乗ってきて、一層の混雑。すっかり日も暮れてしまい、ここからは暗闇の中を進むことになった。

  船内では食事が出る。食堂が狭いので、かなり並ばなければいけないし、給食のような食事なので美味しくないが、R$150(約5,000円)でマナウスまで食事付きなのだから、贅沢は言えない。また、蚊も多かったので心配したが、いざ走り出すと風が吹くので、ハンモックで寝るのは問題なく、むしろ気持ち良いぐらいだ。この夜もあっさり眠りにつくことができた。

 一夜明けると、相変わらず広大なアマゾンの風景が広がっていたが、こんな奥地でも結構開けているもので、所々で寄港し、人や荷物の出入りが続く。アマゾンの開発が進み、自然破壊が急速に広がっているとは聞いていたが、それを実感する羽目となった。

Amazon Ferry
大河をひたすら下る

 そんな中、とある港に停泊している時のこと。漠然と外を眺めていると、ふとピンク色の物体が跳ねるのが見えた。あれが噂のピンクイルカだ。思っていたよりもはっきりしたピンク色で驚いたが、2度3度と跳ねているではないか。これはチャンスと、急いでカメラを取りに戻り、シャッターチャンスを伺うが、それ以降はすっかり姿を見せなくなってしまった。残念無念…

 警官隊突入!

 船はその後も延々下流に向かって進んでいく。周囲は数キロもの大河が広がるばかりで変化に乏しいので、ほとんどの人はハンモックで本を読んだり、テレビを見たりして過ごす。私もこの間に、ギアナ高地からパタゴニアまで、ガイドブックを読んで研究したのであった。

View from Ferry
同じような景色が続く

  乗客はやはり地元の人が多いが、それに混じって筋金入りのバックパッカーもいる。アマゾンを河口まで下ろうとする者が10人近くいて、次第に仲良くつるむようになっていた。私は中途のマナウスまでだったので、そのグループに加わることはなかったが。

 そんなこんなで2日目も過ぎ、やがて眠りにつくが、深夜になって突然、警官隊が乗り込んで荷物検査を始めた。訳もわからぬまま荷物を開け、チェックを受けたが、こんなことが起こるとは夢にも思わなかった(後で知ったことだが、コロンビアからこの航路を使って、常時多量のコカインがブラジルに流入しているらしい)。

 3日目ともなると、もうすっかり飽きてきてしまったが、詳しい地図がないので、今どこにいるかもわからない。この頃になると、行き交う船も増え始め、ほとんど街に停まらなくなってきたが、果たして中間点のテフェは通過したのだろうか…まだ数日もかかると思うと気が重いし、正確にいつ着くかもわからないので、この日もハンモックに横たわり、テレビを見たり、本を読んだりして過ごすことが多かった。

 マナウス到着

 そして4日目。相も変わらぬ景色が広がり、どこまで来ているか全然わからない。おそらく今日か明日には着くと思うが、そう考えるともうテフェは通過したことになる。大型船も増えてきたので、意外に近いのかもしれない。

 すると、昼過ぎになって韓国人が来て、もう数時間でマナウスに着くとクルーが言っている、と話した。なんだ、そんなに近づいていたのか!

  改めて外を見ると、確かに集落や船が増えていて、街が近いことを感じさせる。やがて大きな島が見えるようになったので、もう2河川合流点(Éncontro das Águas)もすぐだろう。最上階の甲板に上がって、その時を待った。

  そして、まもなく前方に広大な河が現れた。マナウスの下流約10kmでは、黒いネグロ川(Rio Negro)と茶色いソリモインス川が合流し、アマゾン河(Rio Amazonas)となって大西洋まで続く。この両川は6kmに渡って混じり合わず、はっきりと境界を確認できるという。見えてきた川は確かに黒く、これまでの茶色い川とは混ざらず流れていた。

Éncontro das Águas
2河川合流点

  この合流点を過ぎると、ここからはネグロ川を遡り、マナウスを目指す。満杯の乗客を乗せた定期船や貨物船などが行き交い、いよいよゴールは近い。そして、久々の大都会が視界に見えてきて、無事3泊4日で到着となった。

Ferry near Manaus
船が行き交う

Manaus
マナウスの港に到着

 着いたのは土曜の夕方で、港は活気に満ちていたが、周辺の店はもう閉まっていて、両替すらできない…とりあえず歩いてHotel 10 de Julhoに向かい、チェックインを済ますが、翌日も日曜日のため閉店ばかり。市内を散策し、アマゾナス劇場(Teatro Amazonas)を見て回ったりして過ごすが、手持ちで500円ぐらいしかないので、食事とインターネットで精一杯だ。早く明日になってくれ…

Teatro Amazonas
アマゾナス劇場

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