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旅行記:アンデス&アマゾン(世界自然旅)

19.密林プチ探検 (2003/11/23-24:曇時々晴

 急遽帰途へ

 残り2日となり、いよいよアマゾン探訪が本格化すると思っていたが、朝から何やら様子がおかしい…無線でオフィスと連絡を取っているようだが、明らかにもめている。不穏な雰囲気だったが、しばらくは固唾を呑んで様子を見守った。

 すると、しばらくしてガイドがやって来て、今日このキャンプを撤収することになったので用意してくれ、という。なに? 事情を問いただすと、今日以降観光客が訪れる目処が立たず、唯一のミニボートも燃料不足なので、帰って来いとの指令が下ったそうだ。思いもかけぬことに驚いたが、今日はまた別のロッジに泊まり、明日もツアーは行うというので、渋々身支度を整えた。

 そして、他の人たちとともにボートに乗り込んで、このキャンプを後にする。往路と同じ道をたどって帰っていくが、本流に入ってしばらくすると、ガソリンが切れたのか、エンジンがかからなくなった。やむなくガイドらが手漕ぎで前進をはかるが、だだっ広い川を進むのは容易ではなく、思うようにはいかない。やがて川岸に着けて小休止となったが、これは思わぬ展開になってしまった。

Wide Amazon
アマゾン川は本当にだだっ広い

  再び漕ぎ始めて、下流へと流れていくが、このままでは、イキトスすらいつ着けるかわからない。非常に不安がこみ上げてきたが、しばらくして集落が現れ、着岸。ここで遅い昼食を取るが、他の人たちは、ここから船をつかまえて帰るらしい。私も同行するかと聞かれ、正直心が揺れたが、まだカワイルカもオオオニバスも見ていないので、このまま帰るわけにはいかない。1人居残りを決意し、イキトス行の船を見送った。

Amazon House
川岸の集落に不時着

 オオオニバス探し

 ここでしばらく佇んでいると、突然、目の前でカワイルカが飛び跳ねるのが見えた。それも2匹だ。急ぎカメラを構えて再登場を待つが、相手はいつどこから出てくるかわからないので、撮影は容易ではない。結局、何度も間近で見たものの、満足いく写真を撮ることはできなかった。まぁ、ガイドが言うには、本命のピンクイルカはもっと下流にいかないと見られないので、そこで再チャレンジすることにしよう。

Amazon Dolphin
カワイルカが飛び跳ねる

  それから、再びガイドの手漕ぎで下流に進み、夕方前にようやく今日の宿営地に到着した。ここは別のロッジだと聞いていたが、どうも知り合いのお宅にお邪魔しているようで、明らかに観光客向けの施設ではない。蚊除けネットも慌てて準備され、食事もお宅の料理を一緒にいただいたが、これはこれで貴重な経験と思おう。ガイドには、明日オオオニバスを探すと約束させたので、最終日に期待することにして、早めに就寝したのであった。

Amazon Sunset
川越しに沈む夕陽

  そして翌日、念願のオオオニバスを探すため、朝早くから出陣する。改めてボートに乗り、2人して手漕ぎで対岸を目指すが、これが結構疲れる…時々手抜きをしながら川を渡りきり、適当な場所で上陸。ちょうど地元の人がいたので、この人をガイド代わりに、ジャングル探検が始まった。

 この辺りはちゃんとした道があるわけでなく、密林の中を分け入って進むので、ちょっとした探検気分を味わえる。以前見たという情報を頼りに歩いていくが、途中からは沼地となって悪戦苦闘。それでも頑張って歩くと、目の前に巨木が現れたところで突然、迂回して歩くことになった。ガイドが言うには、あの辺りには人食い大蛇のアナコンダ(Anaconda)が棲んでいて大変危険なので、近寄れないらしい。随分と恐ろしいところに来てしまったものだ。

Amazon muddy
沼地を歩く羽目に…

Muddy Jungle
ジャングル探検の気分だ

 泥沼に足を取られながらも歩を進めるが、どうもその先、以前あったという場所にはもう見当たらないようだ。ここまで苦労して来たのに残念…しかし、対岸の湿地帯にはまだ生き残っているかもしれないというので、そこで再挑戦をきすことになった。

 無念の探検

 再びボートで川を渡り、対岸の集落にやって来る。出迎えた子供たちは、よほど日本人が珍しいのか、ジッと私を見て動かない。一方、大人はフルーツをご馳走してくれたりと親切で、一息つくことができた。

 そして、再び探検開始。この前まで生えていたという場所を目指し、密林の中を歩いていく。しかし、そこにはもうその姿はなく、骨折り損となってしまった。諦めずにさらに探し回るが、こうなるとそう簡単に見つかるわけがない。乾季の末期となり、水が大幅に引いているので、もう生息できる環境ではないのだろう。

 やがて森を抜けると、目の前に小学校が現れたが、突然の訪問者に驚いたのか、子供たちは授業そっちのけでこちらに集まってきた。よほど外国人が珍しいようだが、ここはすんなり通過して、後は歩いて宿営地に戻っていった。

  こうしてプチ探検は終了。オオオニバスが見られず無念だが、こればっかりは仕方ない。今度はぜひ雨季明けのアマゾンを訪れ、水を湛えた中を観光したいものである。

Amazon Root
分厚い根

Roots
まさに密林

  さて、ここからイキトスに帰るには、手漕ぎでは不可能に近いので、船を捕まえなければならない。話では、別のガイドが隣町まで行って、宿の前で泊まるよう交渉してくれたらしいので、川岸に移動して到着を待つ。ところが、ガイドが大きく合図していたにもかかわらず、その船は無情にも通過してしまった。何ということ…

  これでは、下手をすると今日中に帰れないかと焦ったが、しばらくして現れた定期船が停まってくれ、無事乗船することができた。地元の人向けのボロ船だったが、外国人が乗るのは非常に珍しいらしく、皆がジロジロと私を見て、視線が痛かった。

  こうして、最後はスラム街のマレコン・タラパカ(Malecón Tarapacá)の脇を通過して、ベレン港(Puerto Belén)に到着。この辺りは非常に治安の悪いところらしく、ガイドに守られるように繁華街を抜け、モトタクシーでイキトス中心部に戻った。

  今回、後半の「仕打ち」に関してはかなり不満だったが、なぜか今日は安宿が軒並み満室で、社長ができたばかりの安宿を紹介してくれたので、それに免じて許してあげる。そして、ガイドにも多からず少なからずのチップを渡して、無事3泊4日のアマゾン・ツアーを終えたのであった。

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