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旅行記:オーストラリア(世界自然旅)

70.絶壁のコントラスト (2003/4/21:晴

 朝の滝泳ぎ

  この日は、朝食を終えるとまずレリン・ループ・ウォーク(Leliyn Loop Walk)を歩いて滝の上に向かった。まだ空は明るさを取り戻しつつあるところだったが、早くも暑さで汗が出てくる。鞍部を越えて滝の上部に到達すると、そこは池のようになっていて、気持ちよく泳げそうであった。

  しかし、ガイドはさらに上流に向けて、岩壁を登るよう指示している。私は問題なくクリアしたが、結構険しいところなので、特に女性は大変そうだ(もちろん、ガイドなどが助けを出すが)。

Upper Edith Falls
エディス滝上部 (左の岩壁を登る)

  ここを無事越えると、眼前に小さな天然プールが現れた。ここで皆朝泳ぎとなり、ひんやりとした水の中を思い思いに泳ぐ。所々岩が出ているので気をつけなければいけないが、十二分に涼感を得ることができた。

  それから再び急な崖道を下り、元のコースを戻って滝の下に帰っていく。もう泳ぎ疲れたのか、池の淵まで戻っても、他の人はただ眺めるだけだ。しかし、先には泳ぐ人の姿が見える。ここまで来て泳がないのはもったいないと、私もこの池に入ることにした。

  池は長径190m、短径150mほどの大きさがあるので、エディス滝は結構遠い。しばらくはただ浸かるが、他の人は一向に泳ぐ気配がない…でも時間的には問題なさそうなので、この調子で滝壺まで泳いでみる。そしていざ近くに迫ると、遠くから見ていたのとは異なり、迫力ある滝の水量に押し流されそうなほどだ。それでも元水泳部の意地、何とか掻い潜って滝に打たれ、一層の清涼感を味わった。

  その後はプカプカ浮かびながらゆっくり戻ったが、まもなく到着というところで、メンバーは皆帰り始めてしまった。もう出発のようだ。そこで私も慌てて陸に上がり、急ぎ身支度を整えてバスに乗り込んだのであった。

Edith Falls
エディス滝 (奥)

 カヌーでゆく

  エディス滝を後にして、一行はキャサリン渓谷(Katherine Gorge)へひた走る。キャサリンの街は、イースター休暇のためゴーストタウンと化していたが、ここで買い出しをして、いよいよ渓谷へ。そして渓谷にやって来ると、相変わらずの晴天でかなりの暑さだったが、まずはここで腹ごしらえをして次に備えた。

  昼食後は、ここで半日の自由行動となる。のんびりしても良いし、周辺のコースを歩いても良いし、有料でカヌーに挑戦することだってできる。私は定番通り、他の4名とともにカヌーで渓谷の奥地を目指すことにした(そのために、キャサリンで使い捨てカメラを購入しておいた)。

  とは言っても、半日で行けるところは限られており、第1渓谷の奥、アボリジナル・アートのある辺りで引き返すよう指示されていた(ちなみに第13渓谷まである)。私はイギリス人の男性とペアを組んだが、彼も私も大して慣れていないので、なかなか思うように進まない。しかも最初は逆風の中、上流へと上がっていくので、想像以上に体力(特に腕力)を消耗してしまった。カヌー、侮るべからず…

  景色は最初のうちこそ大したことなかったが、徐々に青空に映える絶壁が迫力を増し、木々の緑とも相まって、そのコントラストがとても美しい。時々現れるクルーズ・ボートに注意しながら進むと、様々な岩壁の表情を眺めることができる。

Katherine Gorge
カヌーで渓谷をゆく

Canoe at Katherine Gorge
第1渓谷奥を目指す

  すると、突然浅瀬が出現し、この先はとても漕ぐことができなくなってしまった。前の方ではカヌーを持ち上げ、川岸を歩いている人の姿が見える。クルーズもここでいったん乗り換え、先の桟橋まで歩いている。これはどうしたものか…と思って辺りを見回すと、反対側には目的のアボリジナル・アートがあった。そこで対岸にカヌーを移動し、陸地に上がってアート鑑賞を楽しんだ(カカドゥで見た後では物足りないが)。

Looking back at Katherine Gorge
第1渓谷奥より振り返る

  休息後は、この先の渓谷に未練を残しつつ引き返すが、途中でカヌーを置いて、サザン・ロックホール(Southern Rockhole)まで歩いてみることにした。ここはガイドから事前に知らされていたところで、泳ぐこともできるらしい。

  砂の多い道をゆくと、やがて目的の池に到着。滝は五月雨程度で寂しい限りだったが、池は快適で美しい姿を見せていた。他の観光客に混じって、私たちも池に入り、熱帯の暑さを吹き飛ばしたのであった。

  ここでしばらくのんびりしたら、再びカヌーで乗り場へと戻っていく。帰りは下りだから楽だろうと思っていたが、案外そうでもなく、漕がないと進んではくれない…結局帰還したのは夕方間際であったが、半日ではあまりに短く、もう少しこの渓谷を楽しみたかった、というのが本音であった。

Rocks at Katherine Gorge
奇岩だらけの渓谷

Southern Rockhole
サザン・ロックホール

 ジャングル温泉

  車はここから再び南下を始め、途中材木集めを行いながら、スチュアート・ハイウェイを下っていく。今日の宿泊地、マタランカ(Mataranka)に着いたのは夕暮れ前であったが、夕食の支度をしている間にすっかり暗くなってしまった。

  そして食後は5分ほど歩き、名物のマタランカ・プールにつかる。ここには温泉が湧いていて、ジャングルに囲まれた中で生温かい泉に入ることができるのだ。

  ガイドはさすがに用意周到で、ロウソクを何本か持ってきて、その光のもとで湯につかる。中は意外に深く、そのままでは背が立たないので岸にしがみつく形になるが、下に目を向けると魚が泳いでいたりして、なんとも言えない心地よさだ。ガイドは上機嫌で、「上を向いて歩こう」をオージーなまり(?)の日本語で歌ったりしている。しまいにはメンバー以外の人たちも輪に加わって、結構賑やかな宴となった。

  こうして1時間以上を温泉で過ごし、戻ると就寝となったが、昨日同様、他の人は寝袋のみで、私だけテントでの寝泊りとなった。昨日たくさんの虫に刺されたと嘆いていたのに、また寝袋だけで寝るなんて…私には理解不能である。

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