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旅行記:オーストラリア(世界自然旅)

69.イースターの悲劇 (2003/4/20:晴時々曇

Wangi Falls
ワンガイ滝

 滝遊び

  カカドゥの旅を終えた翌日もまた早起きで、アリススプリングスに向かうツアーの出発に備えた。昨夜はボヤ騒ぎで喧騒に包まれた宿(YHA)も、さすがに朝は静かだ。バスは7時過ぎにピックアップに参上し、買い出しを済ませていざ出発となった。

  今日からのツアー・メンバーは10名ほどで、やはり英米系の旅行者がほとんどだが、1人だけ、英語の話せないフランス人のご婦人が混ざっている。幸いにも、このバスにはちゃんとした座席が設けられている(カカドゥのツアーでは、車両後部に押し込まれたような形だった)ので、いくぶん楽であった。

  最初の目的地はリッチフィールド国立公園(Litchfield National Park)で、ダーウィンからは100kmあまり南である。しばらくして右折すると、ほどなくして未舗装路となり、ガタガタ揺れながら進んでいく。小さな峠を越えて下りにかかり、それが終わると再び舗装路となってまもなく、ワンガイ滝(Wangi Falls)に到着。日曜日だからか、駐車場には既にたくさんの車が停まっていた。

  さっそく滝に向かうと、滝壺にある池では、多くの人たちが気持ち良さそうに泳いでいた。外は灼熱なので、これはもう、泳がずにはいられない。喧騒の入口をすぐに離れて、滝壺近くまで泳いで涼感に包まれたのであった。

  十分に滝遊びを楽しんだら、着替えて指定の時間にバスに戻る…が、ガイドも含めてまだ誰も戻っていない。結局出発したのは予定より30分遅れで、ずいぶんいい加減なものだ。

  車はやがて登りにかかる。パンフレットから察するに、次はトルマー滝(Tolmer Falls)だと思っていたが、ここはあっさり通過し、一路フローレンス滝(Florence Falls)に向かった。

Florence Falls
フローレンス滝

 この混み様は如何に

  フローレンス滝手前のピクニック・エリアで昼食を取ったら、いよいよ滝に迫る。展望台からは滝を見下ろすことができるが、今回は滝壺に広がるプルンジ・プール(Plunge Pool)まで、急な階段を下りてゆく。大勢の人たちとすれ違いながら下ると、喧騒に彩られたプールに到着したが、まるで夏の豊島園のような混雑だ。人、人、人…まさかノーザンテリトリーで、こんなラッシュに出くわすとは思わなかった。

  しかし、これで挫けてはもったいないので、意を決してプールに入っていく(さすがに気持ち良い)。滝の真下まで行くと人の数も減るので、ここでしばし修行僧ばりに水浴びを楽しんだ。

Plunge Pool
プルンジ・プール

  一通り満喫したところで陸に上がり、今度は写真撮影にトライ。ところが、陸地からでは良い被写体にならない(滝とプールを一緒に移せない)ので、コンパクトカメラ片手に、プール際に浮かぶ岩を伝って良い場所を探し回り、撮影は成功した。

  ここで少し休んで帰ろうとすると、先ほど通った道の一部が親子連れに占領されて通れなくなってしまった。仕方なく迂回し、やや厳しい箇所を通ろうとすると…ツルン――ビシャ! 足を滑らせて転倒してしまった。あまりに綺麗にこけたため、頭を打つこともなく、見事に背中からダイブしてしまった格好だが、手持ちのカメラが水没してしまった! 慌てて拾い上げるも、時既に遅し…

  その後、意気消沈しながら階段を登り、駐車場に帰還。続いては近くのブルーリー・ロックホール(Buley Rockhole)に出向くが、ここの駐車場は既に満杯で、車を停める余地がない。やむなくメンバーだけ先に降りて清流の地に向かったが、ここも当然のごとく人だらけで、清流に浸かる人、BBQを楽しむ人などで賑わっている。子供たちもはしゃいでいて、小さな滝壺に飛び込んだりしていた。

Buley Rockhole
ブルーリー・ロックホール

  どうしてこんな混んでいるのだろう、と訝しげていたら、なんとイースター休暇だったのだ。昨年は3月下旬だったので、もう過ぎたとばかり思っていたが、まさかこんな時に巡り合うとは…思わぬ誤算であった。

 疾走し続けて

  最後の水浴びを楽しんだらバスに戻り、かの地を後にする。次は有名な巨大アリ塚群、マグネティック・ターマイト・マウンズ(Magnetic Termite Mounds)と信じていたが、車は延々と走り続け、ついには公園の外に出てしまった。トルマー滝といいアリ塚といい、パンフレットでは謳い文句にしているスポットなのに、何も知らされず通過とあっては至極残念だ…

  それから、車は一度だけ休憩を挟んだほかは、猛スピードで飛ばしていく。やがて、夕陽が沈まんとする時になって急停車。ところが日没を眺めるのではなく、キャンプファイヤー用の枝木を集めるのだという。しかし、これでは作業に集中することはできず、半分は枝木集め、もう半分は美しい夕陽の鑑賞となった(写真を撮るには良くない所だったけれど)。

  ともあれ、辺りがすっかり暗くなったところでようやく、今日の宿泊地、エディス滝(Edith Falls)のキャンプ場に到着した。さっそく夕食の準備に取りかかり、食事を終えたら滝壺にできた池に赴くが、暗すぎてまるで何も見えない…滝の音をBGMに、ガイドは気持ち良さそうに泳いでみせるが、ここにはワニも生息しているというので、今宵はご勘弁いただいた。

  そしてキャンプ場に戻り就寝となるが、メンバーは全員寝袋だけで寝るという。それが気持ち良いことはわかるが、私は虫に刺されるのが嫌なので(概して日本人は刺されやすい)、1人だけテントを設営して床についた。

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