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旅行記:オーストラリア(世界自然旅)

46.山越えの海岸線ウォーク (2003/3/18:曇時々晴

 朝の寄り道

  久々のキャンプで一夜を過ごし、美しい朝焼けとともに7時過ぎに起床する。そして朝食後、昨日行けなかったサイド・トリップとして、さらに南のブライアンズ・ビーチ(Bryans Beach)まで足を延ばしてみることとし、テントに荷物を置いて歩き始めた。

Sunrise at Cooks Beach
クックス・ビーチの朝焼け

  道はひたすら森の中だが、比較的平坦で歩きやすく、楽な道が続く。30分も歩くと前方にビーチが垣間見られるようになり、さらに10分ほどでビーチに到達。こんなところに船がいくつか停泊しているのに驚いたが、さすがに静かだ(テントしている人が2人いたが)。雲がかかって天気が冴えないのが残念だったものの、正面にはスコウテン島(Schouten Island)が見えている。ここで少々休憩して、元の道を引き返していった。

Bryans Beach
ブライアンズ・ビーチ

 登りの果ての展望

  朝の散歩を終えたところで撤収作業を開始し、10時過ぎにキャンプ場を後にする。そして、まずはクックス・ビーチを戻り、北端から分岐に従って右折。今日は山越えのルートを取って、ワイングラス・ベイを通過していくのだ。

  始めは緩やかな道が続くが、15分も歩くと登りがきつくなってきた。この一帯は標高が低いのでなめていたが、ここの登りは少々辛く、あっという間に汗だくになる。しかしきつい箇所は10分あまりで終了し、まもなく南フレシネ・サドル(South Freycinet Saddle)に到達。かなり消耗したので、ここでゆっくり休んで英気を養った。

  ここから緩やかなアップダウンをこなすと、15分ほどで東フレシネ・サドル(East Freycinet Saddle)にたどり着く(あまりにあっけないが、いちおう峠らしい)。フレシネ山とグラハム山の間では展望が開け、ワイングラス・ベイなどを望むこともできる。風も適度に吹いて、とても心地よい感じであった。

  この先は岩場登りとなる。急がなければ問題ないが、ハエがしつこくウンザリだ。風が強まるのを祈りながら登っていくと、幸運にも、徐々に風が強くなってハエが纏わりつかなくなってきた。やがて山の裏側を巻いて最後の登りをこなすと、まもなくグラハム山頂に到達。キャンプ場からここまで2時間あまりだから、まずまずのペースだろう。既にドイツ人の3人組が陣取っていたが、すぐに下山したので、またしても1人で展望を楽しむことができた。

  山頂からは、昨日見たのとは逆方向からのワイングラス・ベイを見下ろすことができ、その先にはアモス山やメイソン山などのハザーズ(The Hazards)の山々が視界のうちにある。南に目を転じれば、スコウテン島なども眺めることができる。しかも、次第に晴れ間も覗くようになってきた。風は少し強かったが、とても居心地の良い展望地だったので、ここで昼食も兼ねて1時間近く滞在した。

The Hazards
ハザーズの山々

  山頂からの下りは、やや急な箇所もあるが、気をつけて歩けばさして問題はない(アモス山の方が大変)。ところが、しばらくで平坦な草原帯に出ると、再びハエが纏わりつくようになってしまった(首を振ってみるが、あまり効果はない)。ここは我慢して、淡々と歩いていく。

  すると30分ほどで森に入り、進路を北に変えて再び下りに取りかかった。ここからはほぼ下りだけだ(一度だけ登りがあるけれど)。中ほどからは、ワイングラス・ベイなどの景色も広がるようになり、それを楽しみながら海岸線まで下っていった。

 ベイ歩きを経て

  山頂から延々と下り、1時間半ほどでワイングラス・ベイに到着。さすがに観光名所だけあって、色や形が美しい。ここでしばらく休んでからビーチ沿いを歩いてみるが、上から見るのとは違って、横からでは波が高く、結構荒々しい印象だ。

  最初は驚くほど人が少なかったが、ベイの北端に近づくにつれて多くなり、かなりの人数になった。しかも泳いではしゃぐ人も多く、雰囲気が台無しだ。人はさらに増える一方だったので、ここはほどほどにして帰路につくことにした。

Wineglass Bay
ワイングラス・ベイ

  ワイングラス・ベイからは登りとなるが、いかにもツアーという集団(日本人の女性らしき人たちが多かった)に出くわしてちょっと閉口する。しかし、この辺りは観光客の多いところなので楽だと思っていたが、意外と登りが長くて辛い。しかも途中で(油断して)水を飲みすぎてしまったため、水分補給ができなくなってしまった。仕方なく汗だくになりながら辛抱強く登り、30分弱で展望台に到着。さすがにアモス山やグラハム山から眺めた後では迫力に欠けるが、ワイングラス・ベイとの別れを惜しみつつ、まもなく下りにかかった。

View from Wineglass Lookout
ワイングラス・ベイ展望台より

  展望台からの道はさすがに良く整備されていて、とても歩きやすい。そして20分弱で駐車場に帰着するが、もうバスはないので、再び歩いてコールス・ベイに戻る。この極めて単調でつまらない道をダラダラと歩くが、相変わらず誰も止まってくれたりはしない…こちらも期待していないので、足が痛いのを我慢しつつ地道に歩き、1時間あまりでコールス・ベイに戻ることができた。既に6時を回っていたものの、無事帰ることができて一安心であった。

  この2日間、さすがに天候の安定している地域だけあって、雲が多いながらも晴れてくれたのはラッキーであった。普通ならワイングラス・ベイを眺めて帰ってしまうところを、丸2日かけて歩くことで、フレシネの素晴らしさを実感できたような気がする。わざわざテントを担いでまで歩いて正解であった。

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